さっくり、勢いよく読めるけど、内容が濃いもの。
ジャンル自体はなんでもいいです。
個人的に当てはまると思っていて好きな作家さんは、
乙一・横山秀夫・新堂冬樹です。(敬称略)
この方たちの作品は全部読んでますので除外してください。
最近、内容は濃くて面白いのですが長編ばかりで少々疲れてしまいました。
ので、勢い重視でお願いします。
ショートショート・エッセイも除外でお願いしますー。
1.未だに図書館で予約殺到の短編集。私の中では3勝5敗くらいですけど…1番好きなのは島本さんの…
2.新刊です。良かったのは唯川さんと森さんです。
と上記2冊が良いと妻が申しておりました。
3.クラシカルでもお馬鹿といえば遠藤周作。味わい深い短編集が多いのですが、私の一押しはコレです。
恋愛小説は中々手を出しにくいんですが、色んな作家さんのが収録されてるのはさっくり読むのにいいですねえ。遠藤周作さん、「海と毒薬」しか読んだことないです。中々苦戦した覚えがあるのですが脱力系な題がひかれます。
うむむむ、長編ですよね、これ?
勢いあるならいいかもですが、上下巻はちょいと手が伸びないかも…。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101369186/250-6429488-...
Amazon.co.jp: 火車: 本: 宮部 みゆき
果たして中編といえるかがちょっと微妙ですが、宮部みゆきさんの「火車」は一気に読めます。横山秀夫さんが好きならば、面白いはずです。
ちょっと長めですけどこれぐらいなら大丈夫そうです。
何より内容が濃くて勢いもありそうな感じでうずうずします。
そういえば兄の本棚にあった気がします。
大傑作ですか!すごい!
読みやすそうで、それでいて細かな描写が期待できそうです。
さっくりいけそうです。
ジャンルは問わないと書かれていたので、いくつか紹介します。
まず一つ目は江國香織さんの『泳ぐのに安全でも適切でもありません』。短編でありながら、内容が深くさらっと読めます。内容も入りやすいものが多いと思います。
二冊目は岡崎京子さんの『ぼくたちはなんだかすべて忘れてしまうね』。漫画家の人ですが、これが唯一の小説作品です。短い作品が多いですが、口語体で本当に他の作家ではありえないような独自の深い世界観を描き出しています。
三冊目は舞城王太郎さんの『熊の場所』。独特の文体を持つ舞城王太郎さんですが、この作品が一番読み易いと思います。三作掲載されていて、あとの作品になるほどドライブ感が増していくので、読み終えた後は文体の虜になっているかもしれません。
四作目は本多孝好さんの『MISSING』です。→http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/4247ff610cd740...
人によっては『Fine days』と好みが分かれるかもしれませんが、ミステリと恋愛小説のちょうど中間辺りで書かれる作風は読んでいてとても面白いです。
連作短編となってしまいますが、『MOMENT』もお薦めです。
最後はアンソロ本を一冊。『Teen Age』です。→http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4575235091...
角田光代さんや瀬尾まいこさんなど今注目の作家を集めたアンソロジー本です。一般の小説を書いている人から児童文学に携わっている人まで様々な人が執筆されていてどれも読み応えがあります。
新人作家の作品をまとめて読みたいのなら『コイノカオリ』がお薦めです。→http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048735772/hatena-q-22
いっぱいありがとうございます!
岡崎京子さんは小説も出してたんですね。マンガのほうは怖いんだけど、読まずにはいられない感じで読み終わったあとはちょっとウツでした。
小説もすごく気になりますが、読むのが怖いです(苦笑)
本多孝好さんのミステリと恋愛小説の中間というのが面白そうです!
岩波文庫「エトルリヤの壺(他五編)」メリメ
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/32/8/3253410.html
古典ですが、侮れません。
ここに収録されている「トレドの真珠」以上に勢いのある短編ってあるのだろうかと思ってしまいます。
たった三ページの短編ですが、読んだ人の心に確実に何かを刻みつける何かがあります。
もちろん他のも良いですが、これが私には筆頭。
創元社「黒後家蜘蛛の会」アシモフ著
ミステリー系好きです(^^)推理が好きというよりは設定の濃さですとか緊迫感とかが好きなので純粋なミステリーはあまり読まないんですが。
アイザック・アシモフはSFのイメージなので、ミステリというのが面白そうです。
「謎の部屋」「こわい部屋」も良さそうです。緊迫感、好物です!
あ、3ページの短編、ちょっと気になります。
図書館で立ち読みできちゃいそうなので探してみます!
面白おかしい設定がなんだかなあと思っていたのですが、とんでもないながらに面白そうです!
読みやすそうなのでさっくりいってみます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101218129/qid=11126230...
稲見一良さんの「セントメリーのリボン」はいかがですか? 男のダンディズムを描いた短編集ですが、特に表題作は猟犬を専門に探す探偵のお話です。基本的には洒落たハードボイルドなのですが、最後はなぜかウルウルしました。乙一さん&横山秀夫さんは私も大好きなので、きっと稲見作品も気に入ると思いますよ。
ダンディズム!なんて素敵なモチーフなんでしょう!(笑)
乙一さん・横山さん好きとのことで、期待大です♪
1、NHKにようこそ!
がオススメです。
詳細はリンク先参照ですが、
乙一先生の作品も参加の「ネガティブキャンペーン」
に入っていた作品です。
こちらは現在少年エースで漫画として連載中で、
そちらから読んでみるのもいいかもしれません。
1・2巻が発売中です。
長さ的には中篇くらいかと・・・
2、おもしろくても理科
「今すぐ理科が好きになる痛快爆笑エッセイ」
というのがキャッチコピーの本です。
内容はというと、
中学校あたりで習ったような「慣性の法則」
などを取り上げ笑いを交えておもしろく解説してくれるものです。
挿絵のサイバラさんもおもしろく、
「ね~知ってる?シンナー無いときはガソリン吸ってもいいんだよ。
博士は難しいこと(省略)・・・」
などなどちょっとブラックなことまでぎっしりです。
一つの法則につき一つの話になっており、
ショートショートの感覚で読めるので、かなり軽いです。
続編に「もっとおもしろくても理科」もあります。
「NHKにようこそ」はマンガの方を書店でみかけたことがあります。引きこもりでだめだめな感じということで、手がのびなかったんですが元々は小説だったんですね。オタクなネガティブストーリーということでなんだか妙に気になります(笑)
あ、エッセイとショートショートはちょっと…なので。
藤沢周「刺青」
・或る日ふと手にとって、なんとなく購入したのですが、非常に面白かったです。まさに「勢い」があって。この方の本はそれ以降続けて何冊か読みましたが、最初に読んだコレが一番良かったです!「刺青を入れて欲しい」という少女と、ある彫師の物語ですが、がーっと読めて、面白かったですよ。
村上龍「悲しき熱帯」
好き嫌いが別れるところですが、この作品は私は結構一般的で、すっきりしていて勢いもあって、読後感も良いと思います。まさに異国情緒あふれる短編で、大好きな話です。
「刺青」というと谷崎潤一郎作品のを思い出します。勢いがあるとのことで面白そうです!
悲しい読後感も好きです。
村上龍さんのは好みが分かれるということで手を出していなかったのですが、読みやすそうなのでいってみようと思います。
キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))
まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE (講談社文庫)
「キノの旅」は、少年少女向けのレーベルから出ていますが、その中でも代表的で、有名な作品です。
淡々と感情をそぎ落として外側から観察するような筆致は乙一のものと通じるところがあるとと思います。
旅をする「キノ」と、喋る二輪車「エルメス」が色々な国を旅するファンタジーな寓話風のお話です。
内容は割とシビアでダークなものが多いです。古い童話の原本をベースにしたジュブナイル、というイメージが一番近いと思います。二巻の「自由報道の国」は、特になんとも深く考えさせられました。八巻まで出ていますが、後書きが独特で、私はとても面白いと思いました。
二冊目は、理系の大学助教授という肩書きを持つ推理作家が書いた短編集です。ちょっと昼メロっぽい推理小説あり、ほのぼのラブストーリーあり、「トリックあて」クイズ的な正統派の軽い学園ミステリーあり、幻想小説あり、夏目漱石の「こころ」風一人称語りで「先生」を観察する小説ありで、非常に色とりどりんです。
乙一を乾燥させたらこんな風になるのかもしれないかな、と思ったりしました。
うほ!「キノの旅」ですか!あまりにもあれすぎて全く触手が動いてなかったのですが、そうですか、乙一さんに通じるものがありますか。
それはすごく気になります。
森さんのはさっくりいけそうですね。面白そうです。
http://jozeetora.com/index_f.html
--ジョゼと虎と魚たち--
『ジョゼと虎と魚たち』(ISBN:4-7897-2155-8)は映画化されました。原作は短編です。個人的には原作のほうが好き。結末が違います。
『おじいさんの思い出』(ISBN:4-16-310200-0)は、村上春樹訳、山本容子画の、小型で挿絵の多い本。ストーリーもシンプル(でも深いです)なのでさっくり読めると思います。
『あなたに似た人』(ISBN:4-15-071251-4)は古典。ダールは切れ味がいいので、勢いよく読めますが、たくさん読むと毒にあてられてしまうかも。
三冊とも流通しているのに、『無効なISBNです」というエラーメッセージがでてしまいます。どれも有名な本なので、すでに読んでおられたらごめんなさい。
「ジョゼと〜」の映画サイトの雰囲気がすごい綺麗でいい感じでした。原作読んで映画もみてみたくなりました。結末が違うというのも気になりますね!後述2作品も良さげです。
ISBN、私も使い方わかっていないので、気になさらないでください〜。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406196044X/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 紫苑物語 (講談社文芸文庫): 石川 淳: 本
『千年旅人』
3篇収録。テンポよく読めるけど、余韻がいい。何か渦に飲み込まれるような勢いがあります。重かったり考えさせられるような感じではなく、感覚的な深さがあります。生死観のようなものをテーマにした短篇集。辻仁成では他に『ミラクル』とかもいいです。また違ったテイストの文章。
『鉄道員』
8篇収録、浅田次郎。ひとつひとつは短いので読みやすいです。こういうこてこてな小説は好きなほうじゃないけど、たまたま読んでみよう、と手にとってみたらすごく面白かった。どれをとっても面白い。たまにはこういうのもいいな、と思った一冊です。
『子どもの隣』
ちょっと古いのと、装丁がなんだか買いづらいかもしれませんが。。。普通にさくさく読んで行けますが、今読んでも新鮮な深さがあります。
『紫苑物語』
bk1になかったので参考URLにAmazonから。
これはとにかく、文章そのものが味わい深い。妖艶ともいえるような雰囲気を持っています。組み立てるのではなく、紡ぎだされてゆく物語。3篇収録。
生死観のようなもの、というのがいい感じですね。感覚的に深いものは短編でも読後の満足感がたっぷりなので大好物です。
「ぽっぽや」は映画見たことあります。渋くて落ち着いた雰囲気が好きですー。
+++++
みなさん、ご紹介ありがとうございましたー!
この情報をもとに新規開拓していこうと思います。
さっくり、勢いよく読めそうなのばっかりなのでわくわくしてます♪
本当にありがとうございました!
いい感じです。有名なのでかえって避けてたんですが、さっくり読めそうです。