スギ画伯の作品を、ワダ教授がコピーして(自分の署名で)売れば、
誰がトクして誰がソンしますか? つぎの循環だと矛盾しませんか。
1.スギ画伯の売上げが減って、ワダ教授の売上げが増える。
2.スギ画伯の名前が知られて、ワダ教授の評判が悪くなる。
3.スギ画伯の売上げが増えて、ワダ教授の売上げが激減する。
かくなる疑惑は、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロの三人
についても語られています。錯乱という点ではゴッホの例もあります。
フランス革命以前の芸術家は、貴族や教会のパトロンから年金を与え
られていたので、学歴や公募コンクールには無縁でした。
そのかわり、現代日本のような既得権の世襲も少なかったのです。
たぶん近代日本では、学閥と団体と家元制度が入りまじった状態で、
独特の経済市場が形成されたのではないでしょうか。その結果、ズブの
素人でも、自信たっぷりに意見を述べることができるようになりました。
さらに、まったく絵を描いた形跡のない画商や美術評論家が暗躍し、
まるで演奏経験のない音楽評論家とか、出版社御用達の文芸評論家など
が権力に結びついたのです。しかし、これはこれで自由市場なのです。
そもそもスギ氏の熱烈愛好家として親交があったそうですよね。。
何だか・・表情を見ていて、、和田氏を表彰したのは、何か本当の美術専門家が判定されたのではなく、、一種の政治的な力?縁故?推薦?で選ばれたというようなことはないのでしょうか?
美術専門家の選考委員らが、和田氏に噂されてる倒錯疑惑の話を耳にしない訳がないでしょうし、、表情を拝見して、とても世俗的な世渡り上手というスマートさを感じます。。