剣豪小説を探しています。
剣術理論や蘊蓄が詳しく書かれ、実際のチャンバラシーンの描写も濃厚な物が望ましいです。
代表的なもので、出来れば違う作家のものを最低3点程度教えてもらえると助かります。
最低3点というのは、色々な作家の書き方を勉強したいからです。
宮本昌孝『剣豪将軍義輝』
吉川英治『宮本武蔵』
隆慶一郎『柳生非情剣』
思うに剣を極めるという修行には、精神を磨くことと切り離せない。
そこに剣豪それぞれの生き方をどう描くかということがポイントになるんじゃないかと思います。
ストイックなまでに剣の求道者となった武蔵の生き方。
剣の力をもって己を高め、真の武家の棟梁を目指した足利義輝。
戦国~江戸時代へかけて生き残りをかけるために異能の才を身につけた柳生一族。
それぞれ生き方の違いが、それぞれの作家によって巧妙に書かれていて面白いです。
個人的には、この中では『剣豪将軍義輝』が人物の描き方がいいので一番好きですね。
最後が哀しくも壮絶な人生の幕引きであって余韻を残します。
出来れば具体的にどのような戦いがあるとか、どのような理論が出てくるとか、小説全体に対する剣術シーンなどの比率も教えてもらえるとありがたいですね……。
武蔵は吉川英治の宮本武蔵でしょうか?
宮本昌孝『剣豪将軍義輝』
吉川英治『宮本武蔵』
隆慶一郎『柳生非情剣』
思うに剣を極めるという修行には、精神を磨くことと切り離せない。
そこに剣豪それぞれの生き方をどう描くかということがポイントになるんじゃないかと思います。
ストイックなまでに剣の求道者となった武蔵の生き方。
剣の力をもって己を高め、真の武家の棟梁を目指した足利義輝。
戦国~江戸時代へかけて生き残りをかけるために異能の才を身につけた柳生一族。
それぞれ生き方の違いが、それぞれの作家によって巧妙に書かれていて面白いです。
個人的には、この中では『剣豪将軍義輝』が人物の描き方がいいので一番好きですね。
最後が哀しくも壮絶な人生の幕引きであって余韻を残します。
ちゃんとリンクが張られてるのはとてもありがたいです~。
やはり柳生や武蔵系統がいいんですかねえ。
ホクデンやイットウサイ辺りでも何かいいのってあるんでしょうか。
バリエーション的にさっと読めるものでありながら、
個性的に剣術が描かれた作品というのを纏めて紹介させて頂きます。
「剣客群像」池波正太郎
江戸時代メインで穏やかさの中の武術のたしなみが描かれます。
剣以外の武術、柔術や手裏剣。女性武術家の話も。
池波作品のユーモラスさや人情の描写はお馴染みの感じでありながら、対決部では引き込まれるものがあります。
「明治撃剣会」津本陽
明治時代中心ですが、上記と逆に殺伐とした感じが伝わります。
作者自身が劍道三段で其れ故の細かい描写もあります。
「駿河城御前試合」南條範夫
凄まじい描写で何かと話題のマンガ「シグルイ」の原典。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198900116/249-3466137-...
う~む。池波さんは今まで読んだ限りだとなんかよく分からないというか……描写がタンパクすぎて凄さが伝わってこないんですよね……。
津本陽さんは詳しいというのは良く聞きますね。明治剣撃会だと剣術というよりは剣道について書かれているということですが……。とにかく津本陽さんのはどれか読んでみます。
駿河城御前試合ですか……。シグルイは面白いですが、昔の小説なので描写がどの程度なのかが不安ですね……。
あとは絶版なのがなんとも……。見つかれば買ってみます。
いくらなんでも文庫の中古でこの値段は……。
ちょっと変わった剣術(僧侶)ですが、迫力があります。
柳生十兵衛ものですが、何故、剣を磨くのか、根本的な問いに感動します。
剣豪じゃあないですが、リアリティのある女剣士ものと思います。
やっぱり柳生ですかねえ。
女剣士ものは個人的には好きそうですが。
まずは 隆慶一郎氏をすすめます。平成の一つの偉大な時代小説家でした。この方の小説なら どれを読んでも 剣豪ってこうかこうなんだ ッて思えます。
list.html
吉川英治氏は 古典ともいえますが 深いですよ。宮本武蔵なら この方のが 抜きん出ているとおもいます。
山田風太郎氏は 一応これを挙げましたが 他作品どれもお勧めします。忍法帖では と思われるかもしれませんが ちゃんと 剣豪小説になっています。特にこの方の柳生がいいよ 柳生忍法帖などもおすすめです。
山風の柳生はいいらしいですね~。
ただ、魔界転生はチャンバラシーンが一瞬で終わってしまうと聞いたのですが……。そのあたりどうなんでしょう。
あと流石に宮本武蔵は読むのが大変なので、できれば1冊2冊で終わっているものが望ましいですね……。
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以下告知。
とりあえず10回答まで延長します。
今後はより具体的な紹介をしていただければなあと思います。
条件を以下に挙げておきますね。
・1冊、2冊で終わる(長編ではない。長くても魔界転生の上下程度)
・チャンバラシーンの比率を教えてください
・実際のチャンバラシーンで一番良い場所を引用してください
・これはッ! と思った剣術理論・蘊蓄を引用してください
・作家を紹介する場合、その作家のどれがお勧めかも教えてください。○○先生の作品はとにかく全部お勧めだと困ってしまいます
・既出作品とは重複しないようにお願いします
・古い作家よりも、新しい作家の方が望ましいです(古い作家がダメというわけではないです。ただ、古い作家の方は剣術描写が余りにもタンパクな場合が多いので)
武術の蘊蓄の例
・わざと隙を見せる。そしてそこに敵をおびき寄せて敵を討ち取る。目にも止まらぬ動きで敵を仕留めるのではなく、敵の動きをコントロールし、避けられぬ一撃を放つ
・流刀。上記の応用。見えないほどの速度の技では途中で軌道を変えたとしても、達人には予備動作から動きを予測されて弾かれてしまう。わざとゆっくりとした動作で斬撃を放つことで、敵の意識をそこに集中させる。そして敵が意識を取り戻す前に、ずらした軌道で斬り付ける。
・枕(動きの始め)
・すり足の理論。柳生の転(まろばし)など。
・剣は強くにぎらない。右手と左手の梃子の原理で振る。また使う指は両手とも小指だけ。薬指は支える程度。拳で握り絞めれば筋肉が硬くなり、剣速が落ちる。
・陰流猿飛の部、猿飛。相手がかかるのをさがると見せ逆に跳び相手の脳天を砕くという技である。
・柳生の奥義、一足一見。一足一見の事、理あり金春流の謡能の心得にあり是兵法に実、面白き也。
・見切りの太刀。よくある数ミリで敵の攻撃をかわすやつの蘊蓄。ただ振り回しただけの太刀筋なら見切る事もできるが、見切られる事すら想定して作られた流派の太刀筋を見切る事は普通できない。なぜならばその流派自体に見切りの極意が含まれているからだ。
・変移抜刀術。鞘から素早く抜かれるだけの通常の抜刀術とは違い、鞘自体を動かしたり隠したりすることによって、太刀筋を完全に不確定のものとする抜刀術である。
こういうのの他に、刀での戦い方や戦術の組み立て方などわかりそうなのがあればいいんですが……。
ちゃんとリンクが張られてるのはとてもありがたいです~。
やはり柳生や武蔵系統がいいんですかねえ。
ホクデンやイットウサイ辺りでも何かいいのってあるんでしょうか。