理屈パズル「あなた・・・死ぬわよ!」を作りました。
問題文は↓です。500文字に納まらなかったので別URLにしました。
http://www.nurs.or.jp/~lionfan/rikutsu/rikutsu_puzzle.html
なお「理屈パズルって何?」という方、ルール説明は↓です。
http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20060715
正解がわかった方、この質問に回答していただければと思います。
なお8/11(金)の夜まで、全回答をオープンしません、ですのでごゆっくりどうぞ。
※注
この理屈パズルは、バグチェックのボランティアとして
「はてな」で募集したyo-kun様、moonan様、nano327様、hiro7days様、rikuzai様のご協力をいただいています。
http://q.hatena.ne.jp/1154019792
以前は致命傷のある理屈パズルを公開してしまい申し訳ございませんでした。
今回の理屈パズルにも多数のキズがあったのですが、
バグだらけのVer1.0を原型をとどめないまでに修正し、
掲示板で約60回のやりとりの後、なんとか公開できるようになったのは、
上の皆様のおかげです。本当にありがとうございました!!
赤→B美
K子「あんた…死ぬわよ!」
当たり前じゃん。人間いつかは死ぬでしょう。
C子「超ウケるー!」
B美「これが?」
こんな当たり前の事を言うだけで面白いのかしら。わかんないわ
D菜は肩をすくめた。
D菜「B美、あなたに占いってものの面白さを教えてあげるわ。こうやるの。よく見てて」
D菜「大チャンスね! C子がG太に告白すれば、G太もあなたのことを思うはずよ!」
C子「やったあ! 超うれしいーーー」
告白されれば相手の事を思うのは当然でしょう。やっぱりそれが嬉しいのかしら
D菜「こんな感じ。どう? B美も占ってみる?」
B美「私にもできるかしら」
D菜「大丈夫よ。今見てた通りでいいんだもん。私のこと占ってみてよ」
見てた通りでいいのね。えっと…まず何を占ってほしいか聞いて、トランプを撒いて、それから当たり前の事を言うのね
B美「何を占って欲しい?」
D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
B美はD菜のやり方と同じようにして、札をまき、並べ替え、めくった。
B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
これでいいはず、F吉がD菜を好きかは私には言いきれないし、何かは絶対に起きるものね
D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
そう、どちらの可能性もある
D菜「私よりも魅力的な女って?」
これは難しい質問ね。誰かはわからないんだから。ただ可能性としては友達かもしれないわ
D菜「B美のこと?」
B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
魅力的な女性はD菜の友達かもしれないから、私がD菜の友達ならかもしれない。否定は出来ないわ。
D菜「あなたF吉が好きなの?」
え?質問の趣旨が変わってるじゃない。軌道修正して、と。
B美は冷静に答えた。
B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
D菜「B美、何てこと言うの?!」
怒るD菜
ヤバイ。なんでD菜は怒ってるのかしら。とりあえず落ち着かせなきゃ。そうだ、あのセリフをいえば大爆笑よ。
B美は言い放った。
B美「あなた・・・死ぬわよ!」
番組の占いを見ていたB美は、
占い師K子のセリフ「あんた…死ぬわよ!」に対するE恵の反応から、このセリフが「すっごく面白い」と判断した。
続けて、D菜が「占いの面白さを教える」と言ったことから、占いには「あんた…死ぬわよ!」というセリフが含まれる(もしくはこのセリフそのものを占いと)判断した。
このことから、D菜との一連の会話の最後に「何てこと言うの?!」と言われ、「何てこと」に相当する最後のセリフ、「あんた…死ぬわよ!」を述べた。
つまり、「何てこと言うの?!」を非難ではなく、質問として捉えた。
初挑戦ですが、どうでしょう??
hokuraku様、初回答ありがとうございます。
今回の問題のキモの1つは、「すべての人はいつかは死ぬ」ということでした。
ですからこちらの想定でき、占いの面白さを、B美が「あたりまえのことまわりくどく言う」と思いこんでしまった、というのが前半までです。
>「何てこと言うの?!」を非難ではなく、質問として捉えた。
という発想は完全に想定外でした。ですがB美ならいかにもしそうな発想です。勉強になりました。ありがとうございます!!
> K子「あんた…死ぬわよ!」
C子、D菜、E恵 : 占いは"適当な事"を言って、人を面白がらせるものよね。
B美 : 占いは当然の"事実を言う"ものよね。
> D菜「B美、あなたに占いってものの面白さを教えてあげるわ。こうやるの。よく見てて」
D菜 : "適当な事を言う"占いは面白いものよ。
C子 : D菜に対するノリで誇大に反応。
B美 : D菜が言った"事実"は当たるのかしら。
※"事実"とは、C子→G太の告白で両想いになること。
> B美「私にもできるかしら」
B美 : 私に未来の"事実"は当てられるのかしら。
D菜 : 私みたいに"適当な事を言う"のは簡単よ。
> D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
D菜 : "適当に"ノリの良い事を言ってくれないかしら。
B美 : うーん、当たり障りのない必ず起こりそうな"事実"を言っておけば大丈夫かな。
> B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
B美 : 何かが起こる。雨が降るかもしれないし、F吉に映画館に誘われるかもしれないし、もしかしたらそれ以上の意外なことが起こるかもしれない。我ながらなかなか確実な"事実"を言ったものね。ちょっと適当すぎるかしら。
D菜 : 何かって何よ、何かって。もしかすると…って、"適当な事を言って"くれればそれでいいんだけど。
> D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美 : はいともいいえとも答えられないわね。私は"事実"を言わないといけないんだから。
> B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
> でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
※F吉は明日のデートでD菜に何をするか。
[a] D菜に結婚を申し込む。プロポーズ。(普通でないデート)
[b] D菜に結婚を申し込まない。普通のデート。
[c] D菜より魅力的な女と付き合うと告げる。(デートでないやりとり)
[a], [b], [c]より、F吉は明日D菜と、
普通のデートか、普通でないデートか、デートでないやりとりかのいずれかを行う。
∴「何かが起こる」= 必ず起こる"事実"。
B美 : とりあえず考えうるすべての可能性を言ってみたわ。これなら、多分当たるでしょう(つまり、"事実"を言った)。
D菜 : ちょ、ちょっと、私より魅力的な女って誰よ?それって、あなた何か知ってるの?ねえ、教えてよ。
> D菜「私よりも魅力的な女って?」
B美 : うーん、また答えにくい質問をされたわね。そんなの、誰か言ったら"事実"じゃなくなる可能性のほうが高いじゃない。
> B美「うーん、あなたの友達かもね」
B美 : あなたの友達か、そうでないか。すべての可能性を包含できてるわね(これもまた"事実"を言った)。
D菜 : え、私の友達?ねえ、隠さないでちゃんと誰なのか言ってよ、"本当の事"を教えてよ。("適当なこと"を言う占い->"本当のこと"を言う、ことに考えが変わっている)
> D菜「B美のこと?」
B美 : うーん、これもyesでもnoでもあると言わなくちゃいけないわけよね。
> B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
※"それ"とは、"D菜がB美を友達だと思うこと"である。
※B美はD菜にとって
[a] 友達である場合
D菜はB美にとっても友達である。つまり、否定できない。
[b] 友達でない場合
D菜がB美を友達とだ思っていないのに、B美から一方的に友達であると思う必要もない。つまり、否定できる。
[a], [b]より、『あなたが私を友達だと思ってくれるなら、私もあなたの友達よ』。
B美 : 友達同士、仲が良いって良いことよね。
D菜 : ちょっと待ってよ。あなたはF吉の浮気相手なの?
※"それ"を"B美が'魅力的な女'であるということ"だと解釈した。
> D菜「あなたF吉が好きなの?」
B美 : また返答に困る質問だけど、"事実"を私は答えるわよ。私が例えF吉を好きであったところで、私がF吉にとっての"魅力的な女"であるかどうか、私には分からないもの。
> B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
B美 : あなたが"F吉が本当に好きなのはD菜かどうか"訊きたかったんじゃないの?私はそれについて当たり障りのない"事実"を答えたに過ぎないんだけど。
D菜 : 否定しなかったって言うことは、そうなのね。あなたはF吉の浮気相手なのね。とぼけてないでさっさと認めたらどうなのよ!
> D菜「B美、何てこと言うの?!」
B美 : あれ?何でD菜は怒ってるの?私は事実を言ったはずなんだけど。うーん、確かにこれじゃあ当たり障りがなさすぎてD菜が言っていたような占いの面白みが全く無いわね。どうすればいいかしら。ああ、そうか、D菜はこんなややこしい事じゃなくて、もっと分かりきった事実を知りたかったのね。じゃあ、一番分かりやすい事実を教えてあげましょう。
> B美「あなた・・・死ぬわよ!」
B美 : 人間、誰だってそのうち死ぬものね。来週か、10年後か、70年後か分からないけど。
ratbeta様、出題からすぐの回答でしたのに、「B美 : 占いは当然の"事実を言う"ものよね。」~
「B美 : 人間、誰だってそのうち死ぬものね。来週か、10年後か、70年後か分からないけど。」まで、こちらの想定とほとんど同じです。おみごとです!!
挑戦してみました。よろしくお願いします。
B美の思考↓
1,2段落>占いであなたは死ぬ、と宣言されることはすごく面白い。―#
3段落>これからD菜のする行動も面白い。
4,5段落>札をまいて、並べ替えて、めくって、適当な答えを言うのが、面白い。
6,7段落>札をまいて、並べ替えて、めくって、適当な答えを言った。面白いはず。
8段落>D菜が気にしているのはF吉がD菜を好いているか、である。また、面白いことをしたはずなのにD菜が怒っている。
9段落>D菜の怒りを静めるために、面白いこと(#)を言った。
単純すぎるような気がします。
特に「魅力的な女」の件の役割が説明できていません。
mikoji様、挑戦ありがとうございます。
今回のポイントは「すべての人は死ぬ」ということに気づくかどうかと、
「魅力的な女」のノイズに惑わされず、
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
を、
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
でも結婚を申し込まないかもしれない。どちらかね」
と読みかえることができたかどうかです。
赤→B美
K子「あんた…死ぬわよ!」
当たり前じゃん。人間いつかは死ぬでしょう。
C子「超ウケるー!」
B美「これが?」
こんな当たり前の事を言うだけで面白いのかしら。わかんないわ
D菜は肩をすくめた。
D菜「B美、あなたに占いってものの面白さを教えてあげるわ。こうやるの。よく見てて」
D菜「大チャンスね! C子がG太に告白すれば、G太もあなたのことを思うはずよ!」
C子「やったあ! 超うれしいーーー」
告白されれば相手の事を思うのは当然でしょう。やっぱりそれが嬉しいのかしら
D菜「こんな感じ。どう? B美も占ってみる?」
B美「私にもできるかしら」
D菜「大丈夫よ。今見てた通りでいいんだもん。私のこと占ってみてよ」
見てた通りでいいのね。えっと…まず何を占ってほしいか聞いて、トランプを撒いて、それから当たり前の事を言うのね
B美「何を占って欲しい?」
D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
B美はD菜のやり方と同じようにして、札をまき、並べ替え、めくった。
B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
これでいいはず、F吉がD菜を好きかは私には言いきれないし、何かは絶対に起きるものね
D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
そう、どちらの可能性もある
D菜「私よりも魅力的な女って?」
これは難しい質問ね。誰かはわからないんだから。ただ可能性としては友達かもしれないわ
D菜「B美のこと?」
B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
魅力的な女性はD菜の友達かもしれないから、私がD菜の友達ならかもしれない。否定は出来ないわ。
D菜「あなたF吉が好きなの?」
え?質問の趣旨が変わってるじゃない。軌道修正して、と。
B美は冷静に答えた。
B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
D菜「B美、何てこと言うの?!」
怒るD菜
ヤバイ。なんでD菜は怒ってるのかしら。とりあえず落ち着かせなきゃ。そうだ、あのセリフをいえば大爆笑よ。
B美は言い放った。
B美「あなた・・・死ぬわよ!」
wens31様、恐れ入りました。
問題を修正していた掲示板を、どこかで見たのではないかというくらい正解で、また、みごとなまでに無駄もありませんでした。脱帽です。
また参加します!
B美、C子、D菜、E恵がバラエティ番組を観ながらトランプをしていた。
占い師K子が、タレントのH雄に宣言する。
K子「あんた…死ぬわよ!」
C子、D菜、E恵はゲラゲラ笑った。
C子「超ウケるー!」
B美は不思議そうに言った。
B美「これが?」
「死ぬ」という脅し文句に喜んでいるのが不思議。
E恵は笑いながら言った。
E恵「すっごく面白いじゃん!」
B美「ふうん?」
D菜は肩をすくめた。
D菜「B美、あなたに占いってものの面白さを教えてあげるわ。こうやるの。よく見てて」
D菜はトランプを回収して、よく切った。
D菜「誰か占って欲しい人いる?」
C子が手をあげた。
C子「はいはい、私! 私、G太のことずっと前から思ってるんだけど、彼に告白したらどうなるか教えて」
D菜「わかったわ」
D菜は札をまいて、並べ替えて、めくった、
D菜「大チャンスね! C子がG太に告白すれば、G太もあなたのことを思うはずよ!」
C子「やったあ! 超うれしいーーー」
D菜はB美を見た。
D菜「こんな感じ。どう? B美も占ってみる?」
B美「私にもできるかしら」
D菜「大丈夫よ。今見てた通りでいいんだもん。私のこと占ってみてよ」
告白すれば、告白された方は、言ってきた人のどんな風にでも「思う」のは当たり前のこと。
B美は、占い師が「死ぬわよ」といったことが、命があるなら誰でもいつかは「死ぬ」と当たり前のことを言ったと気づく。
占い=当たり前のことを言えばいいとB美は思った。
D菜はB美にトランプを渡した。
B美「何を占って欲しい?」
D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
B美はD菜のやり方と同じようにして、札をまき、並べ替え、めくった。
B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
F吉がD菜を好きかどうかは本人に確認しないと分からないけど、デートしていれば、どんな小さなことだとしても「何かが起こる」のは当たり前。
D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
D菜が予想した「プロポーズ」は起こるかもしれないし、起こらないかもしれないと言えば、嘘にはならないし、当然のことになる。
で、「魅力的な女と付き合うことをつける可能性がある」も、可能性だから、ないかもしれないし、あるかもしれないってことになる。
ほんとに起こっても起こらなくても、占い=当たり前のことを話すのに盛り上がる内容を話しているつもりでいる。
D菜「私よりも魅力的な女って?」
B美「うーん、あなたの友達かもね」
「かもね」だから、「そうじゃないかも」って意味にもなる。
D菜「B美のこと?」
B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
B美は自分から決定的なことは言わないけど、勝手にD菜が予想して、話がどんどん盛り上がっていく。
D菜の顔色が変わった。
D菜「あなたF吉が好きなの?」
B美は冷静に答えた。
B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
D菜「B美、何てこと言うの?!」
「F吉がD菜を好きかどうか」を占っている最中なので、「B美がF吉を好きかどうか」は今は関係ないと思っている。
怒るD菜に対し、B美は言い放った。
B美「あなた・・・死ぬわよ!」
B美は占い師が言ったのをそのまま真似して言っている。
と回答が考え付いたんですが、真似して言ってるんだったら「あんた…死ぬわよ!」と占い師がいった通りに言うんじゃないかと思ったんですが、ひっかけですかね^^;
あと、途中の
「F吉がD菜を好きかどうか」を占っている最中なので、「B美がF吉を好きかどうか」は今は関係ないと思っている。
なんですが、「F吉がD菜を好きかどうか」が占いの内容のはずなのに、B美は途中で「どうかわからない」と言ったのは矛盾しているような。
この場合なら「好きかもしれないし、そうじゃないかもしれない」とB美は言うんじゃないかなあ・・・。
D菜は「デートがどうなる?」とは聞いてないのに、なんで「デートで何かが起こるかもしれないし起こらないかもしれない」って話になったのか、ちょっと不思議です。
(回答が全然違ってたら的外れですいません)
「占い=当たり前のことを言えばいいとB美は思った」以下、見事正解です。
「あんた…死ぬわよ!」はこちらも迷ったのですが、やはりB美らしくない口調だと思ったので。
さて、「好きかもしれないし、そうじゃないかもしれない」と言うであろう、というのはそのとおりですが、そうするともう1つのひっかけがバレやすくなってしまうので、あえて「わからない」を採用しています。
理屈パズルは正確さとか自然さを追い求めると、どうしても簡単でつまらないものになりがちなので、できれば不自然さについては目をつぶっていただければと。
はじめまして。設問が面白かったので回答いたします。
B美がD菜を占うところ以前はちょっとわからないので無視します。
B美はF吉の気持ちを知らないのはまず当然。
明日のデートで何かが起こると言っているけれど、「結婚を申し込むかもしれない」「でも結婚を申し込まないか」という二つの補完される要素が「何か」に含まれているので当然何かは起こる。
(「どちらかね」という台詞の解析ができなかったので違うかも)
B美が「あなたの友達かもね」というのは断定していないので可能性を述べただけ。
B美が「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できない」と言ったのは、友達の可能性もあるならばF吉がD菜の友達の一人であるB美を好きだった場合は「F吉はD菜の友達が好きだ」ということになる意味。
そもそもD菜が占って欲しかったのはF吉の気持ちだったから、D菜に「あなたF吉が好きなの?」と聞かれてB美が「そんなことあなたに関係ないわ。」と答えるのは当然。
B美が「あなた・・・死ぬわよ!」と言ったのは生物ならいつかは死ぬということがいいたかっただけ。
初めて回答したので、ルールの誤解とか基本的な瑕疵があるかもしれません。
お粗末様でした。
tanabeebanat様、「はてな」での初の回答ありがとうございます。
で、おみごと、正解です。完全な答えです。
どの1行にもミスがありませんでした。すばらしい。
B美、C子、D菜、E恵がバラエティ番組を観ながらトランプをしていた。
占い師K子が、タレントのH雄に宣言する。
K子「あんた…死ぬわよ!」
この占い師ったら、人に死を宣告しているわ。ここまで言い切るからには、H雄は本当に死んでしまうのね。なんて気の毒な事なのかしら。
C子、D菜、E恵はゲラゲラ笑った。
C子「超ウケるー!」
B美は不思議そうに言った。
B美「これが?」em>
みんなったら、なんてひどい人達なの!人がまさに死のうとしているのを見て笑うなんて。それにしてもどうやって死ぬのかしら。病気?服毒?殺人?ああ、気になるわ。C子ったら、「受ける」だんて死を受ける覚悟があるの?そんなふうには見えないわ。
E恵は笑いながら言った。
E恵「すっごく面白いじゃん!」
B美「ふうん?」</</em>
私には「死ぬ」と宣告するのはとてもひどい事に思えるけど、C子だけではなくE美にとってもおもしろい事なのね。という事はこの人達は自分達が言われてもきっとおもしろいと笑うのね。死を目の前にして笑うなんて、私にはまったく理解できないわ。それにE美もこれを受け入れるというのね。本当にすごい事だわ。まだ信じられない。
D菜は肩をすくめた。
D菜「B美、あなたに占いってものの面白さを教えてあげるわ。こうやるの。よく見てて」
D菜はトランプを回収して、よく切った。
D菜「誰か占って欲しい人いる?」
C子が手をあげた。
最終的に死にたどりつく占いがどうして面白いのかしら?見せてくれるというのだから、しっかり見てみましょう。
D菜ったら、占ってほしい人いるって、死を告げられるなんて私は嫌だわ。
まぁ、C子ったら、それでも占ってほしいんだわ。
C子「はいはい、私! 私、G太のことずっと前から思ってるんだけど、彼に告白したらどうなるか教えて」
D菜「わかったわ」
C子はG太の事をずっと思っているのか。でも思うって何を思っているのかしら。そんなにずっと思うような事があるのかしら。さっきの話の流れから行くと、G太の死を思っているというの?C子ったら、G太を呪っていたのかしら?そんなにずっと前から呪われるなんてG太は何をしたのかしら。
告白?
まさかG太に死を告白しようというの?そんな告白をしたらG太はどうなるのかしら。私も気になるわ。G太も潔く受けるのかしら?
D菜は札をまいて、並べ替えて、めくった、
D菜「大チャンスね! C子がG太に告白すれば、G太もあなたのことを思うはずよ!」
C子「やったあ! 超うれしいーーー」
大チャンス?そうねこれはすごい事だわ。C子がG太に死の告白をする事で、G太もC子の死を思うのね。そりゃそうよね。自分だけが黙って呪い殺されるなんて、G太だって嫌よね。これを聞いてC子は思いとどまらないのかしら?まぁ、嬉しいですって。C子は死の願望があるのね。一人で自殺するのではなく、G太に殺されるのが嬉しいのね。
D菜はB美を見た。
D菜「こんな感じ。どう? B美も占ってみる?」
B美「私にもできるかしら」
D菜「大丈夫よ。今見てた通りでいいんだもん。私のこと占ってみてよ」
D菜ったら、私にも死の宣告をすすめているわ。今までやった事ないけどできるのかしら?
そこまで言うならやってみるけど、D菜も死の宣告を受けたいのね。いいわ。自分が受けるのはまっぴらだけど、してほしいというならやってあげるわよ。
D菜はB美にトランプを渡した。
B美「何を占って欲しい?」
D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
さぁ、いよいよトランプがわたされたわ。後戻りできないわね。さぁ、D菜は誰の死を望んでいるのかしら?
F吉かぁ。いっしょに死んでもいいくらい好きかどうか気になるのね。
B美はD菜のやり方と同じようにして、札をまき、並べ替え、めくった。
B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
さぁ、始めてしまったわよ。でもF吉がそこまでD菜の事を好きかどうかはわからないから、それは正直にいいましょう。でもD菜がF吉と死にたいと思っているなら、明日のデートは無事にはすまないでしょうよ。
D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
D菜「私よりも魅力的な女って?」
B美「うーん、あなたの友達かもね」
D菜「B美のこと?」
B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
何が起こるかなんて私にはわからないわ。でもD菜の望むように結局はなるのでしょう。その途中にはどんな可能性でもありうるわ。考えうる事を言ってみましょう。
でも魅力的な女が誰かなんて困ったわね。そもそも魅力的に思わなければ結婚なんてしないでしょう。あなたを置いて選ぶならそれは間違いなくあなたより魅力がある女って事よね。それは友達かもしれないし、そうでないかもしれないわよね。それは間違いないわ。そうよ、その可能性がある以上、D菜が私が友達と思うなら私がF吉と結婚する事もありえるのだわ。
D菜の顔色が変わった。
D菜「あなたF吉が好きなの?」
B美は冷静に答えた。
B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
D菜「B美、何てこと言うの?!」
まぁ、D菜ったら私がF吉と結婚したい、もしくは死にたいと考えてると思ってるのかしら?とんでもないわ。でも可能性の一つである以上否定はできないわ。でもD菜ったら変な事をきにするのね。D菜はF吉が自分を好きかどうかを知りたかったはずよね。
D菜が怒っているわ。まぁ結論としては、D菜が望むとおり死ぬ事になるんだろうから、これを言えば面白がって受けるはずよ。
怒るD菜に対し、B美は言い放った。
B美「あなた・・・死ぬわよ!」
akilanoikinuki様、声をあげて笑いました。面白かったです!!
「すべての人はいずれ死ぬ」という点を軽視した感のある回答ですが、その後の文章力で、力業で読ませてしまう回答は鮮やかでした。ぜひ出題者になっていただければと思います。
楽しい回答は大歓迎です。
難しいですね...がんばってみます。
K子「あんた…死ぬわよ!」
C子、D菜、E恵はゲラゲラ笑った。
C子「超ウケるー!」
E恵「すっごく面白いじゃん!」
>そっか、「あんた…死ぬわよ!」って言われるのは嬉しいんだ。みんな死にたいんかなぁ?ま、とにかく占いのときにはこう言ってあげれば笑いが取れるのね。
D菜「誰か占って欲しい人いる?」
C子「はいはい、私! 私、G太のことずっと前から思ってるんだけど、彼に告白したらどうなるか教えて」
D菜「大チャンスね! C子がG太に告白すれば、G太もあなたのことを思うはずよ!」
C子「やったあ! 超うれしいーーー」
>え、そりゃそうでしょう。誰だって告白されれば相手のことを「思う=考える」に決まってるじゃない。好きかどうかに関わらず。ということは、占いってけっこう当たり前のことを言ってるだけでもいいのね。
B美「何を占って欲しい?」
D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
>そりゃそうでしょう。「何も起こらない」デートなんかないに決まってるじゃない。映画に行くってことが起こるかもしれないし、喫茶店に行くかもしれないし、誰かにばったりでくわすかもしれないもの。「何か」は起こるわよ。
D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
>うん、結婚を申し込むかもしれないし、申し込まないかもしれない。そのどちらかなのは確かよ。だって片方が外れたら絶対もう片方は当たってるもの。ま、ついでにふられちゃう可能性だってあるわよね。
D菜「私よりも魅力的な女って?」
B美「うーん、あなたの友達かもね」
D菜「B美のこと?」
B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
>だって「D菜の友達かもしれない」ってことで「D菜は私のことを友達と思っている」んだとしたら、その可能性だってあるに決まってるじゃない。なんでこんな簡単なことがわからないの?
D菜の顔色が変わった。
D菜「あなたF吉が好きなの?」
B美は冷静に答えた。
B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
D菜「B美、何てこと言うの?!」
>なんで話が私のことになってるのかしら?D菜は占いをするときに「F吉は本当に私のこと好きかしら?」って聞いたのに…
怒るD菜に対し、B美は言い放った。
B美「あなた・・・死ぬわよ!」
>なんでかわからないけどD菜は怒ってる。ここはひとつ笑わせないと。えっと、さっきみんなが笑ってた魔法のせりふはこれだ!
Nemurinecoo様、ありがとうございます。
「すべての人はいずれ死ぬ」という点より、
「あんた…死ぬわよ!」と言われるとおもしろがるであろう、という点を重視されたのが、用意した解答とすこし違う点でしたが、あとはまったく同じです。すごい!!
考えてみましたー。B美の考えをカッコに書いてみました。どうでしょう?
B美、C子、D菜、E恵がバラエティ番組を観ながらトランプをしていた。
占い師K子が、タレントのH雄に宣言する。
K子「あんた…死ぬわよ!」
C子、D菜、E恵はゲラゲラ笑った。
C子「超ウケるー!」
B美は不思議そうに言った。
B美「これが?」
E恵は笑いながら言った。
E恵「すっごく面白いじゃん!」
B美「ふうん?」
(占い師が死の宣告をするのがそんなに面白いのかしら。)
D菜は肩をすくめた。
D菜「B美、あなたに占いってものの面白さを教えてあげるわ。こうやるの。よく見てて」
D菜はトランプを回収して、よく切った。
D菜「誰か占って欲しい人いる?」
C子が手をあげた。
C子「はいはい、私! 私、G太のことずっと前から思ってるんだけど、彼に告白したらどうなるか教えて」
D菜「わかったわ」
D菜は札をまいて、並べ替えて、めくった、
D菜「大チャンスね! C子がG太に告白すれば、G太もあなたのことを思うはずよ!」
C子「やったあ! 超うれしいーーー」
(G太があなたのことを思う…良い方にかしら、悪い方にかしら?
告白されれば、多少なりともC子のことを考えるわよね。あたまえの事だと思うけど。
でもC子はよろこんでるわね。それにどちらにしても、占いが当たることになるわ。
占い結果は、その人がよろこぶ事をいえばいいのかしら。)
D菜はB美を見た。
D菜「こんな感じ。どう? B美も占ってみる?」
B美「私にもできるかしら」
D菜「大丈夫よ。今見てた通りでいいんだもん。私のこと占ってみてよ」
(今見た通り、ね。占いは、あたり前の事で、その人がよろこぶ事を言う、と…)
D菜はB美にトランプを渡した。
B美「何を占って欲しい?」
D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
B美はD菜のやり方と同じようにして、札をまき、並べ替え、めくった。
B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
(これなら何か起こっても、なにも起こらなくても、占いが当たることになるわよね。)
D菜「私よりも魅力的な女って?」
B美「うーん、あなたの友達かもね」
D菜「B美のこと?」
B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
D菜の顔色が変わった。
D菜「あなたF吉が好きなの?」
B美は冷静に答えた。
B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
D菜「B美、何てこと言うの?!」
(おかしな反応ね。今やってる占いとは関係ないじゃない。
でもD菜は怒ってるのかしら?何か面白い事を言ってよろこばせなくちゃ。
じゃあ…)
怒るD菜に対し、B美は言い放った。
B美「あなた・・・死ぬわよ!」
leibe-katz様、ありがとうございます。
「すべての人はいずれ死ぬ」というのがこちらの想定していた解答でしたが、
掲示板では「その人がよろこぶ事を言う」という風に捉えた方もいました。
「結婚を申し込むか、結婚を申し込まないかどちらか」はまったくその通りです。
いまいち自信が持てませんが、
>K子「あんた…死ぬわよ!」
>E恵「すっごく面白いじゃん!」
から
B美は「占い師が「あんた…死ぬわよ!」と言うのは面白い」と理解し、自分の占いでD菜が怒ってしまったので、笑わせようとして「あなた・・・死ぬわよ!」と言った、ということでしょうか。
D菜がなぜそんなに怒るのかがよくわからないのですが、D菜が非常に感情的(非論理的)で、B美の「嘘は言っていないけど実質的には何も言っていない言明」の都合の悪い側だけとらえてしまったと考えれば理解できなくはないですね。
個人的には何も間違ったことを言っていないB美に対してD菜が不条理な怒り方をして、あわてたB美がテレビで見たネタを振った(そしてこの後そのネタが滑ってさらにひどい状態になるか、ネタの滑りようがおかしくて逆に笑いを誘う)という解釈の方がしっくりくるのですが、世間一般的にはB美が変なことを言ったせいでD菜が当然のように怒ったという解釈になるんでしょうかね。そのあたり、自分はB美側の人間なんだなぁと感じさせられます。
westfish様、ありがとうございます。
「占い」=「嘘は言っていないけど実質的には何も言っていない言明」という考察はそのとおりです。
Ver1.0では、「D菜が不条理な怒り方をして、あわてたB美がテレビで見たネタを振った」という解答ではありませんでした。
B美はほとんどの場合、他人の表情や口調、ニュアンスというものを無視します。
(その度合いがあまりに一般人とかけ離れているので理屈パズルが成立するのです)
ですからB美は、D菜が怒っているとは捉えていない、というのがVer1.0の案でした。
ハジメマシテでしょうか。参戦させていただきます。細かく見ていくのは苦手なので最初のほうはサボり気味ですが……(サボった割に長々とした回答なのはまとめる能力がないからです。泣ける)。あと途中から書式が変わってスイマセン。
K子「あんた…死ぬわよ!」
C子、D菜、E恵はゲラゲラ笑った。
C子「超ウケるー!」
B美「これが?」
E恵「すっごく面白いじゃん!」
B美「ふうん?」
B美(「あなた……死ぬわよ」は超ウケるすっごく面白い言葉なのね。生き物である以上必ず死ぬのは当然だと思うんだけど、それが何故面白いのかしら……)
D菜「B美、あなたに占いってものの面白さを教えてあげるわ。こうやるの。よく見てて」
D菜はトランプを回収して、よく切った。
D菜「誰か占って欲しい人いる?」
C子「はいはい、私! 私、G太のことずっと前から思ってるんだけど、彼に告白したらどうなるか教えて」
D菜は札をまいて、並べ替えて、めくった、
D菜「大チャンスね! C子がG太に告白すれば、G太もあなたのことを思うはずよ!」
C子「やったあ! 超うれしいーーー」
B美(つまり占いでは必ずしも「死ぬ」といったようなマイナスイメージの言葉だけではなくて、相手が喜ぶことをそのまま言ってもいいみたいね。でも「告白したらG太がC子を思う」なんて、そりゃ告白されたら相手を認識して、そのひとについて考えるのは当然だと思うんだけど、C子はそんなことで嬉しいのかしら……。まぁなんで喜ぶのかはわからないけど、喜んでいるのは確かだと思うし、こういうやり方もあるってお手本なんだわきっと)
D菜「こんな感じ。どう? B美も占ってみる?」
B美「私にもできるかしら」
D菜「大丈夫よ。今見てた通りでいいんだもん。私のこと占ってみてよ」
B美(見ていた通り、っていうことは、占いっていうのは一種のパフォーマンスで、トランプで相手をかく乱しつつ、「死ぬ」とか「思う」みたいに事実として当たり前のことを言って、占われる対象や観客を、喜ばせたり・楽しませたり・笑わせたり・面白がらせたりすることができれば、成功なのね。ということは、最終的に占いを成功させるためには、相手が喜ぶようなことをそのまま言う正攻法でいくか、あるいは相手にとっては良くないことを言って「あなた死ぬわよ」でオチを付けるかのどちらか、ということになるかしら……これなら確かにできるかもしれないわ)
B美「何を占って欲しい?(まずはこれを訊かなきゃね)」
D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
B美はD菜のやり方と同じようにして、札をまき、並べ替え、めくった(かく乱かく乱っと)。
B美「(なんでC子のように簡単な問題じゃなくて、いきなりこんな応用問題みたいなのを出されなくちゃならないのかしら……)F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ(人の心の内は読めないものだからね)。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ(ヒールが折れるとか、どちらかが遅刻するとか、見ようと思った映画が満席とか、買おうと思っていたものが売り切れとか、可能性としてはいくらでもあるわ)!」
D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない(好きだと言い切れないって言ってるのに何でそういう発想になるものやら……あぁ、けど可能性として絶対にありえないということではないのよね。それで喜んでくれるならこっちとしても占いが成功したってことになるんだし)。でも結婚を申し込まないか(やっぱり私としてはちゃんと釘も刺しておかなきゃ落ち着かないのよね)、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある(話が大きくなっちゃったけど、何もないところで転ぶとか、にわか雨に当たるとか、あるいは目の前を歩いている人の頭に隕石がクリーンヒットする可能性だってあるんだってことなのよ)。どちらかね(とにかく何も起こらないなんてことはありえないんだから!)」
D菜「私よりも魅力的な女って?」
B美「うーん(具体例が思い浮かばない……)、あなたの友達かもね(……うん、そうかもね? でも違うかもね?)」
D菜「B美のこと?」
B美「あなたが私を友達と思(っていて、なおかつあなたより魅力的と思)うなら、(こちらが出した条件からいって)それは否定できないわ」
D菜「あなたF吉が好きなの?」
B美「そんなことあなたに(は文字通り全く何も)関係ないわ(私がF吉を好きでも嫌いでも、彼がそう言う可能性にはさしたる変化はないんだもの)。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?(本当に好きなのであれば、そう言うのだってあなたの気を惹きたいからなんだろうし、何より、それを占ってるんだから!)」
D菜「B美、何てこと言うの?!」
B美「(こんなに当たり前のことしか言ってないのに、何故私が怒られているのか良くわからないけど、これを言えばきっと笑ってくれるし、占いも成功になるはずだわ!)『あなた・・・死ぬわよ!』(どう、私の宣言は! 綺麗に決まったかしら!?)」
zenza様おみごと!! 大正解です!!
読みやすいですし、過不足もありません。主要なポイントをきっちり押さえてます。まとめる能力がないなんてとんでもない。長いのにすごく読みやすかったです。
はじめての挑戦です。よろしくお願いします。
B美の心理を()で書きます。
K子「あんた…死ぬわよ!」
C子、D菜、E恵はゲラゲラ笑った。
C子「超ウケるー!」
(「死ぬ」なんてそんな当たり前のこと、なにがおもしろいのかしら)
E恵「すっごく面白いじゃん!」
(よくわからないけど、これってみんなが面白がる言葉なんだわ)
C子「はいはい、私! 私、G太のことずっと前から思ってるんだけど、彼に告白したらどうなるか教えて」
D菜「わかったわ」
D菜は札をまいて、並べ替えて、めくった、
D菜「大チャンスね! C子がG太に告白すれば、G太もあなたのことを思うはずよ!」
C子「やったあ! 超うれしいーーー」
(そりゃあ告白すればC子のことを「思う」のは当然よね。なにがうれしいのかしら)
D菜はB美を見た。
D菜「こんな感じ。どう? B美も占ってみる?」
(よくわからないけど、無難に間違っていないことを言えばいいのかな)
B美「私にもできるかしら」
D菜「大丈夫よ。今見てた通りでいいんだもん。私のこと占ってみてよ」
D菜はB美にトランプを渡した。
B美「何を占って欲しい?」
D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
(好きかどうかはわからないわね。でもデートするんなら「何か」はあるでしょ。)
B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
(まあそれもないとも言えないわね。プロポーズするかもしれないし、しないかもしれない。別れ話の可能性も否定はできないわね。)
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
D菜「私よりも魅力的な女って?」
(D菜より魅力的な女なら世の中にはそんな人たくさんいそうだけど、D菜の友達の中にもそういう人がいるかもね。)
B美「うーん、あなたの友達かもね」
D菜「B美のこと?」
(わたし?私のことを友達と思ってくれているのね。わたしがD菜より魅力的かどうかはわからないけど、否定はできないかな。)
B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
D菜の顔色が変わった。
D菜「あなたF吉が好きなの?」
(あれ、なんか話しが変わってきてる。どうして私にそんなことを聞くんだろう。D菜が知りたいのはF吉がD菜のことを好きなのかどうかってことなのに。)
B美は冷静に答えた。
B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
D菜「B美、何てこと言うの?!」
(あれー。D菜がおこっちゃった。まずいこと言っちゃったかな。どうしよう。そうだ、あの言葉を言えばきっと笑って許してくれるわ。)
怒るD菜に対し、B美は言い放った。
B美「あなた・・・死ぬわよ!」
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どうでしょう?方向性はあってます?
owly様、締め切りギリギリでしかも「はてな」での初解答ありがとうございます!!
で、方向性が合っているどころか、完全な正解でした。まったくもってお見事です。ありがとうございます!!
wens31様、恐れ入りました。
問題を修正していた掲示板を、どこかで見たのではないかというくらい正解で、また、みごとなまでに無駄もありませんでした。脱帽です。