詳しいお医者さんへ、７歳娘ＣＴスキャンで肝臓内に丸いボール状（中は空洞）の８ミリ程度の白い影が映りました。（肝臓の中の端の方）通院先では肝内の石灰化した古い感染巣か血管腫か腫瘍といわれましたが、初めてのケースで詳細はわからないと言われました。娘は元気で痛みもないですが、もし原因や同様の患者さんをお知りで今後の対応をご存知の方がみえましたらお答え願います。

肝臓で内部が空洞で、周りが石灰化といったらエキノコックス症を思い浮かびます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%B...

ただ、北海道以外ではまず感染はしないので、北海道在住や旅行暦がなければ、お医者さんがおっしゃったように古い感染巣などかもしれません。

詳しく調べてもらうしかないですね。

お子さんのこと、さぞ御心配のことと思います。

今回診断いただいたのは、どのような病院でしょうか。

CT があることからそこそこ大きな病院とは思いますが、現在の病院での診断に不安があるならば、大学病院や都道府県の基幹病院で再度診断を受けてはどうでしょうか。

セカンドオピニオンという考え方も定着しつつありますし、言いづらいかもしれませんが現在の病院で「詳細はわからないというのは不安なので、大きな病院でも診断を受けたい」という旨相談すれば、紹介状を出していただけると思います。

（セカンドオピニオン

紹介を受けて、地域医療支援病院や特定機能病院で受信すれば、紹介無しでに受信した際にかかる追加料金もなくて済みますし、検査したCTの検査データ（フィルムや最近はCD等もあります）を出してもらえれば、無駄な検査を受けなくて済みます。

（ CT 検査はレントゲンと同じ放射線検査ですし、造影剤等の負担も大きいのでので、しなくて済むのであれば何度も検査をしない方が良いです。）

ネットで素人判断するよりは、やはり専門の判断を青いではどうかと思います。

対処法としては最終的には

１）組織を一部採取して、はっきりさせる。

２）少し間をおいてそのものが大きくなったり形が変わったりするかみる。

になります。

どちらにするかの判断材料としては

１）超音波検査

２）MRI検査

３）PET検査などが考えられます。（PETは保険がきかないこともあるので15万円ぐらいします）

いずれも特に危険性はない検査です。

それと指摘された病院の規模がわからないのではっきりしませんが、

お住みの地域で有名な病院か大学病院でセカンドオピニオンを受けるのもいいと思います。

次の段階の検査としては

１）血管造影

２）生検（最初に書いた組織を一部採取する検査）

が考えられますが、危険性がありますので主治医とよく相談してということになります。

それと中が空洞と書いてありますが、CTで周りが白くって中が黒かったってことですよね。血管腫や腫瘍が疑われるということは多分空洞ではないと思います。

さらに7歳のお子さんにCT撮影したのはどうしてなのかも気になるところです。

また、腫瘍で最初から症状のあるものは少ないですから、検査するかどうかの判断材料にはあまりなりません。

先送りにすることなく、しっかりした方針を立ててもらうのがよいと思います。立てられない先生なら、立ててもらえる先生を探しましょう。

http://db1.wdc-jp.com/jss/member/general/mag_comp/2906c/07.pdf

３です。再度失礼します。

「骨と同じ真っ白な：でこの写り方をするとすれば、やはり石灰化の可能性が高いです。

「黒は空洞」：とすると、のう胞性病変と言うことになります。

「のう胞性病変の周辺に石灰化がある」とすれば、典型的にはエキノコッカスが疑われるのではないかと思います。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsb/infect/shikkan/0402ekin_3.html

http://akimichi.homeunix.net/~emile/aki/html/medical/liver/node5...

ただ、かなりまれな病気ですし、私自身も診たことはありませんので、自信はありませんが。

知識的な事柄だけで言うと、北海道以外でも感染例は報告されています（特に東北地方）。海外渡航歴があっても可能性はあるようです。

http://www.petsun.com/sick/k01.html

http://living-with-dogs.com/modules/xfsection/article.php?articl...

エキノコッカス症は感染後10年くらいは無症状です。しかし、国内感染の典型例である多包虫症であれば、早期に治療した方が良さそうですので、緊急性を要するものではないと思いますが、近いうちに専門的な施設で精密検査を受けられた方がよいでしょう。