出来上がってしまっているなら、アブないマンションかどうか、建築の素人が判断できるような目安は無いと思います。
施工中であれば、素人でも判断できることがひとつだけあります。
「現場がキレイかどうか」
です。
是非、施工中の現場の中を見せてもらいましょう。
それを拒否するような場合は、信頼できないですね。
今日の今日は無理だとしても、現場の都合のいい日時は必ずあるはずです。(休日に見せてもらったことがあります)
「危ない」とか「怪我されては困る」などと言い訳するかもしれませんが、本当の理由はそこではありません。
「汚くて見せられない」 「現場が忙しくて対応できない」 「デベロッパーと施工会社(現場)の関係がうまくいっていない」
といったところです。
「きれい」か「きたない」かの判断は、最初は難しいかもしれませんが、いくつか現場を見せてもらえればだんだんわかってくると思います。
街を歩いて現場があったら、ゲート(車両が出入りするところ)まわりを観察するのもいいかもしれません。
「きれい」な現場は、
・施工管理がきちんとされている
・工程に余裕がある
・適正なコストで発注されている
・職人さんが気持ちよく仕事をしている
ことが多いです。
逆に「きたない」現場は、
・ゼネコン社員が現場をあまり見ていない(→施工管理が甘い)
・工程がきつくてバタバタ(→片付けしてる余裕がない)
・ダンピング発注されている(→人も材料も質が悪い)
・職人さんがテキトーにやっている(→連鎖します。現場全体がテキトーになる)
といった感じです。
現場の整理整頓状況と品質は高い相関があると思いますよ。
見せてもらうとき、素人でもわかるポイントをひとつ。
■コア抜きしてないか
コンクリートむき出しの状態なら、床・壁・梁の穴ぼこに注目しましょう。
配管やダクトを通すための穴ぼこで「スリーブ」といいます。
10センチから20センチくらいの直径で、反対側に貫通しています。
普通はコンクリートを流し込む前に、筒を仕込み、周りを鉄筋で補強し、コンクリートを流します。
うまくいっていない現場は、このスリーブがいいかげんで、
”後から穴をあけなおす”
ことが多いです。
後からコンクリートを貫通させる穴を開けることを、「コア抜き」といいます。先っぽにダイヤモンドの歯がついた、筒状の巨大なドリルで、コンクリートを貫通させるのです。
ダイヤモンドカッターは、コンクリートだけでなく、鉄筋や鉄骨もろとも貫通します。
コア抜きしていないかどうかを見てみてください。
穴ぼこの内側がこんな風にまだらになっていたら、コア抜きした穴です。
現実問題として、現場も絶対間違えないわけではないので、何箇所かコア抜きがあるのは仕方ないと思いますが、何十箇所もあるようでは失格ですね。
コア抜きしたからといって、建物が崩れるわけではありませんが、現場の失敗のバロメーターといえると思います。
出来上がってしまっているなら、アブないマンションかどうか、建築の素人が判断できるような目安は無いと思います。
施工中であれば、素人でも判断できることがひとつだけあります。
「現場がキレイかどうか」
です。
是非、施工中の現場の中を見せてもらいましょう。
それを拒否するような場合は、信頼できないですね。
今日の今日は無理だとしても、現場の都合のいい日時は必ずあるはずです。(休日に見せてもらったことがあります)
「危ない」とか「怪我されては困る」などと言い訳するかもしれませんが、本当の理由はそこではありません。
「汚くて見せられない」 「現場が忙しくて対応できない」 「デベロッパーと施工会社(現場)の関係がうまくいっていない」
といったところです。
「きれい」か「きたない」かの判断は、最初は難しいかもしれませんが、いくつか現場を見せてもらえればだんだんわかってくると思います。
街を歩いて現場があったら、ゲート(車両が出入りするところ)まわりを観察するのもいいかもしれません。
「きれい」な現場は、
・施工管理がきちんとされている
・工程に余裕がある
・適正なコストで発注されている
・職人さんが気持ちよく仕事をしている
ことが多いです。
逆に「きたない」現場は、
・ゼネコン社員が現場をあまり見ていない(→施工管理が甘い)
・工程がきつくてバタバタ(→片付けしてる余裕がない)
・ダンピング発注されている(→人も材料も質が悪い)
・職人さんがテキトーにやっている(→連鎖します。現場全体がテキトーになる)
といった感じです。
現場の整理整頓状況と品質は高い相関があると思いますよ。
見せてもらうとき、素人でもわかるポイントをひとつ。
■コア抜きしてないか
コンクリートむき出しの状態なら、床・壁・梁の穴ぼこに注目しましょう。
配管やダクトを通すための穴ぼこで「スリーブ」といいます。
10センチから20センチくらいの直径で、反対側に貫通しています。
普通はコンクリートを流し込む前に、筒を仕込み、周りを鉄筋で補強し、コンクリートを流します。
うまくいっていない現場は、このスリーブがいいかげんで、
”後から穴をあけなおす”
ことが多いです。
後からコンクリートを貫通させる穴を開けることを、「コア抜き」といいます。先っぽにダイヤモンドの歯がついた、筒状の巨大なドリルで、コンクリートを貫通させるのです。
ダイヤモンドカッターは、コンクリートだけでなく、鉄筋や鉄骨もろとも貫通します。
コア抜きしていないかどうかを見てみてください。
穴ぼこの内側がこんな風にまだらになっていたら、コア抜きした穴です。
現実問題として、現場も絶対間違えないわけではないので、何箇所かコア抜きがあるのは仕方ないと思いますが、何十箇所もあるようでは失格ですね。
コア抜きしたからといって、建物が崩れるわけではありませんが、現場の失敗のバロメーターといえると思います。