授業でのIT活用は難しいかもしれませんね。
「授業を効率化する」って何か変ですし。
でも、授業やテストの結果などをオンラインにアップして管理したり、
宿題をオンラインで提出させたり、
授業に対するアンケートを募集したり、
とかはできそうですよね。
どっちかというと、
授業こそ教師の力が発揮されるし、発揮してもらわないといけない部分なので、
そこは頑張ってIT化しなくてもいいと思うのですが、
そのほかの周辺業務はいくらでもIT化できるんじゃないかな、と思うのです。
http://www.gakko.org/computer/casestudy3.html
埼玉県立所沢西高校の家庭科の西澤先生の講演を拝聴したことがあります。
家庭科の調理実習では、班別に料理を作りますよね?
で、先生がその盛りつけた所を班別に写真撮影しておき、次の週の反省会では、そのスライドショーをiPhotoで落ち着いたBGMとともにプロジェクターで流しながら、各班別にレポートを書かせるそうです。
すると、客観的に盛りつけの様子を見ることで、班ごとの特色も生徒に分かってくるし、作り方を間違えたりしたところも何となく思い出したり。あと、バックグランドムービー的に写真が流れていると、「いい雰囲気」の中で反省会ができるとか。
先生が用意するのは、デジカメとMacとプロジェクターのみ。写真は各班ごとに1枚撮っておけばいいから「ぱぱっ」と用意して、先生は授業中のフォローや講評といった先生じゃないとできないことに「ぐぐっ」と注力できる、というようなお話でした。
がんばらないでIT化して非常にうまくいっている授業の一例として、ご参考まで。
やり方は、いろいろあるように思いますよ。
IT化というのは、手段であって、目的じゃないと思いますよ。
情報ありがとうございます!
西澤先生のHPも拝見しましたが、
教師同士のサポートの重要性とか、
ホームページは生徒に更新させるとか、
面白いですね。
参考になりました!
質問の意図とはずれますが、知り合いの高校の先生からの話です。
学校でのIT活用ですが、大きい問題点が存在します。
いくらIT活用の局面は沢山あってもそれを行う時間がないそうです。
例えば、数学でIT技術を使って面白いことができたとしても、そのために時間を裂くことできないそうです。
1つは、単純に環境の問題でしょう。
物質的、あるいは、人間的なリソースが足りないのが現状でしょう。
二つ目は、単位の問題です。
各教科でIT技術を利用する時間がないのであれば、例えば情報の授業の中で、各教科の発展的なところでIT技術を利用していくと、非常に有意義だと思うのですが、実際には、未履修問題などに端を発したように、教育委員会などからお役所的に、指導要領に基づきなさいという命令がきて、そういったことはできないのだそうです。
教育は現場で行われているといっても、実際には、お役所の束縛のなかで苦しんでいるというのが現状のようです。