THEME:「葉」「スパイス」「モノのお手入れ」+「言い伝え&おまじない」
「今日をちょっと楽しく、特別にすることって何だろう? イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、FORTUNEバージョン。FORTUNEとは「幸運・幸せ」。イエと暮らしに幸運を呼ぶコト、ちょっとハッピーになるコト! 毎回の3つのテーマに幸せのサプリを、その思いや由来とともにメッセージ下さいね。世界の言い伝え&おまじないも常時募集中。
次なる〈イエはてな〉ライブラリーの本の実現を目指して――豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
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※今回の「いわし」ご投稿は7月22日(月)正午で終了とさせて頂きます。
ギターを弾けるなんて、素敵ですね。
そしてギターの状態から持ち主の得意なテクニックまで分かるなんて、ミュージシャンみたいでかっこいいです☆
愛情込めて手入れしているTomCatさんのアコースティックギターは本当に良い音がでそうですね。
TomCatさんの演奏を聴いてみたいなぁと思いました。
極力化学物質を使わず、レモンオイルなどのナチュラルな物だけで手入れしていくやり方も、とてもすばらしいと思いました。ギターは木ですから、お手入れ用品だって自然に近い物がいいはずですね。以前たしか手作りのエレキギターには糠袋を使った手入れを施しているとお書きだったと思います。こういう自然指向の手入れが施されたギターからは、自然の森や風や水が奏でるような音がしてきそうです。
自然派の人は楽器のお手入れもひと味違いますね。木が喜んでいそうなお手入れです。レモンオイルをはじめ、リモネンやオレンジシトラールなどの柑橘果皮から取ったオイルは、木材の風合いがそのまま生きる含浸系塗料として木工作に使われますが、それがギターのお手入れにも活躍するとは知りませんでした。
音楽の世界では、古い楽器が大変珍重されると聞いています。しかしそれが可能になるのは、日頃からのていねいなお手入れがあってこそだろうと思います。いつまでも大切にお手入れをして名器中の名器に育て上げてください。
愛されてギターさんも幸せですね。私も最近アコギをぼちぼち練習してますが、全然お手入れしてません・・。反省・・。
ギターのお手入れ、ポリッシュなどの物理的なお手入れだけでなく、もっと奥深いものがあるのですね。
私は幅広い音楽が好きですから、せっかくのギターの音色を単色で塗り潰してしまいたくないんです。どんな時でも思い通りの音が出てくれる、オールマイティな相棒。実際にはなかなかそんなわけにはいきませんが、出来るだけそんなふうに育ってくれるよう、自分の演奏のトレーニングも兼ねて、色んな奏法で弾き込んでいくようにしています。
TomCatさんの音楽に対する好みの幅の広さと、相棒であるギターへの愛情が凄くこもってるなぁって思いました。自分色のギターに育てていく・・・色んな音を奏でられるように、自分もギターも日々変わっていく・・・そんな素敵な趣味生活を送られているのだなって感動しました♪~♪
みなさんの書き込みをいつも見ていて、楽器をもったことがない私にはただただ尊敬でした。
ホントにTomCatさんは、ものを自然体で愛することができる人なんですね。頭がさがります。
私も三味線をもつようになって、日々のお手入れを怠らないようにしました。皮の関係で湿気と高温を嫌うので、三味線を弾くときは場所を考えるようになりました。洗えないので一度ついた匂いはとれないため、ワンコがいるところでは弾かない。棹についた油よごれはちゃんとふきとる・・など基本的なことが多いですが、お手入れをすればするほど愛着わきますね~♪これからもかわいがっていきたいと思います。
ギターも三味線も自然の素材ですから、とってもデリケートなんですね。
でもそれだけ、楽器は生きているんだなぁっていう感じがします。
父もギターを持っています。
若いころからずっと引いてきた愛用のギターだそうです。
母もそのギターの若いころを知っていて、
前はもっと真っ白なギターだったよね、って言っています。
時間をかけてだんだん木の色が変わってきたそうで、今はすっかり飴色です。
楽器って、愛情のこもったお手入れさえしていれば、
人生と共に歩み続けてくれる存在なのかなぁと思います。
すてきですね。
ピアノの森っていうアニメがありましたよね。ちょっとそんなイメージで、TomCatさんのギターは森のギターだなぁって思ってしまいました。
食べ物ではありませんが、木も地産地消がいちばんいいと聞きます。生まれ育った土地の気候が、木材となってからもいちばん適した環境になるんだって。
ギターの木ってどこからやってくるのでしょう。きっと遠く遠く離れた外国ですよね。ギターになっても、木はきっと故郷をなつかしんでいます。生まれ育った国とまったく違う気候の日本で、木はちょっと戸惑っています。そんな時、持ち主がやさしく手をさしのべてくれたら、木はどんなに喜ぶでしょう。そして安心した木は、どんなに伸び伸びと音楽を奏でられることでしょう。
きっとTomCatさんのギターは、森の中でひいたら、日本の木々とこんな会話を交わします。ぼくはとおい海の向こうから来たけれど、今はすっかり君たち日本の木の仲間だよって。
プロはきっとそれぞれにこだわりを持ちながら自分の楽器を大切にしているんだと思いますが、これはもうプロ級の楽器との接し方と言えるのではないかと思います。そこが本当に格好いいですね。
私も本当によい物、使い込んで味が出る物を長く愛用していくのがポリシーですが、楽器もきっと使い込むほどによい音色になっていくのではないかと思います。しかしどんな物でも、手入れの仕方が不適切だったら、せっかくの高級品が台無しです。素材に対する知識や作られ方まで熟知して愛情込めて手入れしていってこそ、物はそのかけた手間と時間にこたえてくれるんだと思います。
木は環境に慣らしていくことも大切でしょうね。MINTさんの森のギターの書き込み、わかるような気がします。
電子的に音色が操作できるエレクトリックギターと違って、アコースティックギターは日々のお手入れが命です。これを怠るとすぐに音色に影響が出てきます。
基本は、弾くことと、磨くこと。この2つ。
まず弾くことについては、私の場合は常に幅広い奏法に適応する鳴り方がキープできるよう、出来るだけ多彩な奏法で弾き込んでいくことにしています。
ギターにはオーナーのクセがよく現れます。他人の楽器を借りると、あー、この人はこういう奏法が得意なんだな、みたいなことが結構分かります。指板(ネックの指で押さえる所)の部分部分の使い込み加減やフレットの減り方などの見た目でも分かりますが、鳴り方の特徴から、普段どんな奏法に使われているかなどは、だいたい察しが付きます。ある程度のグレードの楽器になってくると、鳴り方が繊細な分、そういうことがよく現れてくるんです。
でも、私は幅広い音楽が好きですから、せっかくのギターの音色を単色で塗り潰してしまいたくないんです。どんな時でも思い通りの音が出てくれる、オールマイティな相棒。実際にはなかなかそんなわけにはいきませんが、出来るだけそんなふうに育ってくれるよう、自分の演奏のトレーニングも兼ねて、色んな奏法で弾き込んでいくようにしています。
磨くことについては、柔らかい布でいつも撫でるように拭いています。ギターに「いいこいいこ」している感じ。こういうスキンシップみたいな付き合い方が、ただのギターをかけがえのない相棒にしていく要点だと思うんですよね。暇な時はいつでも弾いてる。そして弾き終わったら磨く。この繰り返しです。
普段は乾拭きですが、たまにはギター磨き用のポリッシュも使います。ギター用のポリッシュには、ポリウレタン塗装などに用いる物とラッカー塗装用の物があり、ポリウレタン塗装用をラッカー塗装のギターに使ってしまうと、ちょっと塗膜を痛めてしまうことがあります。逆にラッカー塗装用をポリウレタン塗装に使っても、こちらは特に問題はありませんから、基本的に私はラッカー塗装用のポリッシュを愛用しています。
最も汚れる指板も普段は乾拭きですが、時々ごく少量のレモンオイルを塗り込んでやることもあります。これは汚れ落としのためというより、無塗装の剥き出しの木である指板に適度の潤いを与えて、湿度変化などによる歪みを生じさせないためなんです。レモンオイルを用いるのは、もちろんナチュラルなオイルだから。長時間にわたって指が触れ続ける場所に化学物質は嫌ですよね。それに、レモンなどの柑橘系オイルは、木と木を貼り合わせるのに使われている接着剤などを侵食しにくいんです。ただし塗装には悪影響を与えますから、塗装部分には付着させないように注意する必要はあります。
レモンオイルを塗り込んだら、浮いてきた汚れを綿棒を使って取り除きます。指板の上は指と金属線が激しく交錯していく場所ですから、汚い手で弾いていなくても、長い時間には結構汚れが貯まります。これって指先の脂質や角質とフレットの削れた金属粉の混合物かなあ。そう思うとなかなか愛しい物ですが、汚いので取っちゃいます。
そして指板の余分なオイルを布で拭き取ってお手入れ完了。このお手入れをした後は、ギターからしばらく青春の香りがします(笑)
ついでにナット(ネックの0フレットに相当する位置の白い駒)のくぼみ(弦が通る所)を4Bの鉛筆で擦ります。これは何をやっているのかというと、弦の滑りを良くするためなんです。ナット部分の滑りがわるいと、ペグ(糸巻き)を動かした時にその張力の変化が弦の全体に伝わらず、弾いているうちにチューニングが狂ってくる原因になりがちなんですね。もちろんチューニングの時には、ペグを動かしたら弦をつまんで引っ張っておくなどして、弦全体に均等に張力が伝わるよう配慮しますが、やはり出来るだけ滑りを良くしておくにこしたことはありません。
このための専用の潤滑剤もありますが、あんまり化学物質は使いたくないので、鉛筆の芯が一番いいかなあと思っています。滑りが悪くなったらいつでも塗れるように、私のギターケースには4Bの鉛筆が常備されています。
ギターの形状は、よく人の体にたとえられます。愛する人を抱擁するように抱きかかえながら演奏する楽器。それがギターなんですよね。そんなわけで、最終的には、常にギターを抱いていること。これが最高のお手入れになると思うんです。
それが出来ない時は、声をかけます。ネックに手をかけ、最近あまり弾いてやれなくてごめんな、なんて。
ギターがかすかに音を立てます。もっと弾いてよ、私だってもっと歌いたいのに、と言っている気がします。たっぷりと音楽に浸り続けられる時間がほしい今日この頃です。