妊娠初期の妊婦です。トリプルマーカーテストを行う事にしました。
確率が悪ければ羊水検査を行い、結果が悪ければ堕胎を考えています。
実際、兄弟に重度の知的障害者の居る友人や、ダウンを生んだ家庭も知っています。
友人は、親に「俺が死んだら面倒を見るように。」と言われ、相手方の反対で結婚が流れました。
ダウンを生んだ方は、仕事を続けるが困難になり辞め経済的にも困難なようです。
もし、自分達が老いた後に誰が面倒を見るのか、経済的に、肉体的にと考えた所、
今までに見てきた家庭を考えてみて、育てていける自信がありません。
社会も、障害者に優しい社会だとは決して思えません。
考えを述べた上で、友人に相談してみた所、「アンタ最悪」
「何様?命を選ぶ権利があるの?」「堕胎なんて、人殺しじゃない。」と言われました。
私には、彼女の言葉は何も考えていない偽善や奇麗事にしか聞こえないのです。
そこで、妊娠五ヶ月以内の堕胎が出来る時期に、子供が障害者だと解ったらどうしますか?
皆さんの正直な気持ちをお聞かせください。
その方は障害者だからというより、自身に問題がありそうですね。
>「君自身で決めて」と投げ出してしまうかしれません。
決めるのは当事者ですから、ある意味正しい答えかも知れません(相談される側として。)
昨日から1日、暇があればこの質問のことを考えていました。
「偽善とか奇麗事とかいわれようが、堕胎は本来なら生まれてくる命を絶つのだから殺人である」
もし私が宗教を学んでいなくても、そう答えると思います。
では中絶を完全に否定するかというと、そうではありません。
理想社会では殺人は堕胎に限らず、ゼロのはずです。
「今の世の中は理想とは遥か遠い世界になってしまっているために、やむを得ず堕胎しなくてはならないときもある」
問題はどういう基準で許されることにするのが正解なのかですが、これについてはまだ結論が出ていません。
私の力が至らなくて申し訳ありません。
そんなものは現実世界にありえないから「理想」なんだと思いますよ。
なんだかんだ言っても現実は感情で生きていけるほど甘くないです。
例えば半世紀前、現在は先進国になった日本で、餓死者は大勢いました。
現在の世の中では不況や人が殺されたというようなニュースばかりが多く発信されていますが、これはマスメディアが発達したことによる錯覚です。
私の家は幸い裕福でした。
今(30代後半)になって感じることですけど、我が家で争いが少なく済んでいたのはお金のためという気がします。
こうして質問者様と冷静に論じていられるのも、私が現在時間的に恵まれた環境にあるからという気がします。
現代社会は一見、狂いに狂っているように見えます。
でも立派な学者さんが次々に新しい研究を発表しているのも事実です。
いつかはわかりませんが、きっと私は理想社会が実現すると信じています。
そうでなかったら、今を生きていく意味を見い出せません。
あくまでも知人の障害者一例に過ぎませんが片手が不自由なため、自分でできることまで他人に頼り、親戚を相手に法的根拠のない因縁をつけ、300万円を要求するまでに落ちぶれました。片腕の障害でも、こんなに周りの人を不幸に巻き込むのであれば、より重い障害を持っているのかもしれない赤ちゃんを育てるということを想像できません。
自称宗教研究者(無宗教)の私の本音としては堕胎は罪であると思いますが、社会の体制が整っていない現在に友人から質問様と同じように友人から聞かれたらつい「君自身で決めて」と投げ出してしまうかしれません。
答えになっていないのかもしれませんが、どうしても書きたいことを書きました。