漫画で読んでいた『JIN-仁-』のドラマ化が10/11より始まり、久しぶりに連続ドラマを見始めたのですが、意外と良い内容なので今後も楽しみです。
そこで、プロデューサーなり監督になったつもりで、歴史(本格歴史モノに限らず広い意味で歴史に関する内容ならOK)漫画・小説の実写化プランを考えてください。
回答にあたっては、下記の通りにお願いします。
・タイトル(二番煎じは不可。今まで実写化されたものは除く)および簡単な紹介(はまぞうのリンクで可)
・実写化する種類(2、3時間の長編映画、民放の連続ドラマ10回、NHK大河ドラマなど)
・その漫画・小説のセールスポイント
・その他、実写化するにあたっての配慮など
この場合、原作を知らない視聴者にも受け入れられるかがポイントです。
回答内容により、どれだけ熱意をもってアピールしているか、その実写化が成功しそうかどうかなどを独断で評価してポイントを配分したいと思います。
今回、2つの作品をご紹介させていただきます。
いずれもドラマ化として選んでおります。
一つ目の作品は、はまぞうが機能していないのですが、
たまたま見つけたサイトがありましたので、こちらでご紹介いたします。
宇江佐真理: 斬られ権佐(あらすじ・感想等):時代小説県歴史小説村
身体に多数の切り傷を持つ男、縫い物を繕うことを本職としながら同心の手下としての顔を持っています。
男の傷は、妻に身の危険が迫った時に負った刀傷です。
永くない命であることを悟っている家族の哀しみと、それにも関わらず暖かい家族とが描かれています。
宇江佐真理氏の傑作中の傑作です。
氏が語る、人の優しさ・暖かさが存分に語られた作品です。
原作が6話から成っていますので、ドラマも全6話として考えます。
次点にはこの作品を。
20代後半~30代の魅力ある女性を、2人もキャスティングできる作品です。
女将として切り盛りする主人公、彼女を支える従業員。
市井物として、決して裏切ることない暖かさが魅力です。
今井絵美子氏は、私が2009年に見つけたイチ押しの作家です。
完結していない(と思われる)シリーズ作品なので、ドラマの最終回をどこにするかを考えなければいけませんが、
この作品では、主人公を支える男性との別れのシーンが2度ありますので、どちらかを最終回にすることができます。
つまり、
一度目の別れで様子を見て、評判が良ければ(視聴率がとれそうなら)2ndシーズンにいける。ということです。
映像化するに当たり、
を気をつけたいです。
Gyaoで韓国ドラマの【朱蒙】を見て以来、目が離せなくなりましたが、
アジア、アフリカ、アラブなどの知られざる他国の歴史物もいいのではないでしょうか。
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00629/v06736/v0673600000000526525...
いや、回答者に【歴史漫画・小説の実写化】プランを考えていただく質問ですので。
質問文はきちんと最後まで読みましょう。
国芳一門浮世絵草紙
幕末の絵師歌川国芳一門を国芳の娘で彼女自身も絵師である登鯉の目を通して描いた小説です。
浮世絵をめぐる絵師、摺り師、彫り師、版元の背景もしっかり描かれているし、国芳一門や登鯉だけでなく、登場人物も、葛飾北斎、その娘葛飾応為、歌川広重、遠山金四郎、鳥居耀蔵と多彩で魅力的です。
なにより作者自身がテレビのシナリオライター出身。
一話読みきりの連続ドラマに最適と思います。
最終回は「市芳」のエピソードでしめてもらいたいですね。泣かせます。
もうひとつ。
最近作も話題の辻原登が、近世唯一の女性天皇の親王時代、京都と大阪を舞台に田沼意次とその配下と北風家の対決を軸に描いたスケールの大きい物語。
こちらは長編の骨格がしっかりしているので大河ドラマ的なスタンスか、NHKでいえば金曜時代劇かな、はらはらどきどきで視聴者をひっぱっていきたいところ。ただし、スケールがでかい分、ちゃちなセットは困ります。
もし、歴史ものの定義を第二次大戦まで広げていいなら、同じ作者の
ジャスミンもオススメ。こちらの方が予算は低く済んで、しかもさらにスケールがでかいかも。
おお、二つも考えてくださったのですね。ありがたいです。
どちらも私の知らない作品でした。
「国芳一門浮世絵草紙」は浮世絵を美しく再現したビジュアル豊かな内容、更に有名人も多数出てくるので、話題性もばっちりですね。
「花はさくら木」
こちらも皇女の主人公が通ればいけそう。田沼意次を始めとする意外性のある人物描写も楽しみ。
まずは原作を読んでみたくなりました。
「ジャスミン」恋愛ものは混沌とした時代・土地でこそ輝くという感じでやれそうですね。
ただし、どちらも時代考証はしっかりやってほしいというのが個人的な願いですが。
「漫画・小説」といわれると弱いのだが、
・日本霊異記にある伝説「役小角(えんのおづぬ)」(http://www.st.rim.or.jp/~success/ennoozuno_ye.html)
・坪内逍遥の戯曲「役の行者(えんのぎょうじゃ)」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B9%E3%81%AE%E8%A1%8C%E8%80%8...)
をもとにした「役の行者」を推します。
仕上がりは、2時間以上のSFXを駆使した実写俳優ものの映画。
この伝説上の人物は、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B9%E5%B0%8F%E8%A7%92 の最後にあるようにいろいろと作品化はされているが、思うにまっとうに取り組んだのは坪内逍遥の戯曲くらいであろうか。この戯曲は複数回ラジオドラマ化されたとのこと(岩波文庫解説)であるが、劇場空間という限られた場ではなくて、
うっそうと茂る葛城山中を雲にのって飛ぶ、というところを映画で見て見たい。
特に役の行者がとらえて手足のように使ったという鬼、妖怪の描写も面白いと思う。たとえば、岩波文庫版p41-42では、
女怪は孕み子の胴を左の手で掴んで、更に右の手を其上に加え獣神の仰向いた口の上へ臨ませて、力を籠めて一つ絞ると、下では大きく口を開く。生き血が其中へ注ぎ込まれる
などという壮絶な描写、これはアニメで描く手もあろうが、実写の迫力がほしい。うーん、U18になるだろうか。。。
これは意外な有名人が出てきましたね。
宇宙人説があるという役小角を実写化するには、確かに最新の技術を駆使したスゴい映画にしてもらいたいです。決して予算けちってキワモノ映画にはならないことを祈りたい。
役小角と言えば、私は宇宙皇子を思い出します。小説の途中までしか読んでませんが、アニメ化もされました。もっともこちらは超能力はあっても、修験道者の元締め的な役でした。
・タイトル
手塚治虫「陽だまりの樹」
・実写化する種類
ある程度の長さが必要なので、話をいくらか膨らませて、NHK大河ドラマ。
またはNHK連続ドラマ。
・その漫画・小説のセールスポイント
手塚治虫の先祖を主人公にした歴史長編漫画。
伊武谷万二郎・手塚良庵の二人の主人公に、緒方洪庵・福沢諭吉・ハリス・西郷隆盛などの実在する著名人も絡むストーリーなので、キャストも豪華にできるかも。
・その他、実写化するにあたっての配慮など
原作に忠実に作れば、ある程度おもしろいものができると思っています。
「陽だまりの樹」 はこちらですね。アニメと舞台化はされているみたいですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%BD%E3%81%A0%E3%81%BE%E3%82%8...
手塚作品で幕末は意外な気がしますが、手塚良仙という蘭方医が曽祖父にいたとは。
実写化されていも良いくらいの内容に思えますが、この時代は題材が多いせいで漏れたのかな。
>原作に忠実に作れば、ある程度おもしろいものができると思っています。
やはりそこがポイントですね。
へうげもの―TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (1服) (モーニングKC (1487))
古田織部の漫画
民法の深夜連続ドラマがふさわしかろうと存ずる。
戦国を物欲で駆け抜けた奇才の話をコミカルにまとめながら、猟奇的なシーンもあり、その筋の者には堪らぬ趣があろう。
実写化にあたっては芸人などを織部役に当てたい。
今なら太田光辺りか。
脇には道具屋の親父が「いい仕事してますねぇ」などとほざけば話題にもなるであろう。
「へうげもの」
私も愛読しています。
武功で名を上げるよりも物欲と「侘びさび」を表現することに徹した織部の人生。
独特なタッチで描いている原作の雰囲気をどれだけ活かせるかが私も気になります。
無理に欲張らずに連続ドラマで前半生で区切る方がいいかも。
>太田光辺り
面白いキャスティングですが、表情の作り方が合うかも。
>「いい仕事してますねぇ」などとほざけば話題にもなるであろう。
それも一興ですな。
今回、2つの作品をご紹介させていただきます。
いずれもドラマ化として選んでおります。
一つ目の作品は、はまぞうが機能していないのですが、
たまたま見つけたサイトがありましたので、こちらでご紹介いたします。
宇江佐真理: 斬られ権佐(あらすじ・感想等):時代小説県歴史小説村
身体に多数の切り傷を持つ男、縫い物を繕うことを本職としながら同心の手下としての顔を持っています。
男の傷は、妻に身の危険が迫った時に負った刀傷です。
永くない命であることを悟っている家族の哀しみと、それにも関わらず暖かい家族とが描かれています。
宇江佐真理氏の傑作中の傑作です。
氏が語る、人の優しさ・暖かさが存分に語られた作品です。
原作が6話から成っていますので、ドラマも全6話として考えます。
次点にはこの作品を。
20代後半~30代の魅力ある女性を、2人もキャスティングできる作品です。
女将として切り盛りする主人公、彼女を支える従業員。
市井物として、決して裏切ることない暖かさが魅力です。
今井絵美子氏は、私が2009年に見つけたイチ押しの作家です。
完結していない(と思われる)シリーズ作品なので、ドラマの最終回をどこにするかを考えなければいけませんが、
この作品では、主人公を支える男性との別れのシーンが2度ありますので、どちらかを最終回にすることができます。
つまり、
一度目の別れで様子を見て、評判が良ければ(視聴率がとれそうなら)2ndシーズンにいける。ということです。
映像化するに当たり、
を気をつけたいです。
日記の方ではかなり考慮されていた様子でしたので、結構絞ったのでしょうね。
どちらも知らない作家さんでした。
「斬られ権佐」
6話というと中途半端ですが、こういうのは民放ではなくNHKの土曜時代劇あたりで真面目に取り組んで作ってほしい気がします。
あるいは許されるなら、エピソードを抽出して「たそがれ清兵衛」みたいな映画も有りなのかなと勝手にイメージ(読者からしたら不可となるかもしれませんが)。
「さくら舞う―立場茶屋おりき」
作り方次第ですが、時代劇に縁の無かった女性を取り込めそうな内容ですね。特に今のような時代だからこそ、安易にお笑いや現代っぽさを取るのではなく原作の良さを生かしてほしい。
>映像化するに当たり、
原作ファンとしてはどれも大事だと思う点ばかりです。
日本にとって異境であった蝦夷の地に渦巻く陰謀と、人間ドラマ、
全体として恋愛あり裏切りありと盛りだくさんです、
時間軸も長めですので映画にすると派手になりすぎるかと思います、
ワンクールほど使いますと引き締まった作劇が期待できます。
ああでも役者が一番難しいですかね。
北方謙三「水滸伝」集英社
http://www.shueisha.co.jp/suikoden/
長編なので、アメリカのドラマ(「24」とか「ヒーローズ」)ぐらいの予算がかけられれば
テレビシリーズでもOKだけど、日本では無理。
ジョンウーの「レッドクリフ」並みの予算と規模で3部作とかで上映したい。
今までの「水滸伝」とは違い、話がわかりやすく整理され、登場人物が、敵も含め、みんな
キャラクターがたっています。
戦闘シーンも大事ですが、一人ひとりの人物を描きたいので、若手でも歌手とかを
使うのはやめたいですね(どうせワイドショーや夕刊紙に載せてもらうだけなのですから)
まず始めにご免なさい。北方謙三は個人的に好きじゃないので内容については差し控えます。
ウィキペディアの水滸伝を見ると、小説・漫画はそれなりにあるのですが、実写化は香港映画のみなんですね。
うーん、三国志に比べるとやはりマイナーなのかな。ひとりひとりのエピソードは面白そうなんですけどね。
>ジョンウーの「レッドクリフ」並みの予算と規模で3部作とかで上映したい。
やはり実績のあるお国の製作者頼みになりそうですね。
rakuten:surugaya-a-too:10278225:detail
里中満智子の「あすなろ坂」。
女一代記物ですので、幅広い年代が演じられるベテラン俳優と、娘たちは若手俳優を起用するのがいいと思います。
内容解説はこちらのブログを見てください。
http://narenohate.blog25.fc2.com/blog-entry-362.html
読んでからかなりの年数が経っていますが、当時、NHKの朝の連続ドラマで使って欲しいと思いながら読んでいました。
昼ドラでやってもいいのですが、やはり戦争シーンは朝ドラに分がありますし。民放でも、数日間の集中放送ならありだと思います。
おぉ、こういうある女性の人生を通して近代史を巡っていく大河ロマンというのも濃くていいですねぇ。
時代に翻弄される、とか男女の愛憎劇という点では昼ドラ(私は詳しくありません。妻が好きなのでたまに話聞かされます)向きとも言えましょうが、イメージ的には朝の連続ドラマでしょうか。
集中放送となると、女性中心ということで2002年に放映された愛と青春の宝塚の拡大版みたいな感じかなと思いました。
こんなお題を出されたら紹介せずにはいられないこの一冊!
人と竜が織り成すファンタジーなナポレオン戦争記『テレメア戦記』だぁ!!……って言いたいとこだけど、なんか映画化決まってるみたいなんでパス
では仕切り直して一冊めはgoldwellさんもよくご存知のこちら
塩野七生著『ロードス島攻防記』
コンスタンティノープルやレパントもいいけれど見てみたいのはこれ
海を埋め尽くし迫りくるオスマン・トルコの大船団!
迎え撃つは難攻不落な孤島の大要塞!!
なんて見ごたえのある情景なんでしょう、燃えます
ハリウッドあたりで映画化していただけたらさぞやすばらしい映像になることでしょう
続きましては小説でも漫画でもありませんがこちら
えっとプラネタリウムで上映されてる影絵みたいな物語、こういうのなんていうでしょうね?
で、この話の基になったのがこれ
梓特別攻撃隊―爆撃機「銀河」三千キロの航跡 (光人社NF文庫)
『梓特別攻撃隊』
大戦末期に立案された米艦隊の一大拠点と化したウルシー環礁への特攻作戦
だが本土から三千キロの彼方にあるウルシーまでの洋上飛行を実施できるベテランの搭乗員はもはやいなかった
そこで作られたのが未熟な搭乗員でも特定の星の高度さえ分かれば飛行位置を計算できる簡易航法表「高度方位暦」
この「高度方位暦」作るための天測データーを計算するため女学生たちが動員された
とここまでが史実
この動員された女学生と特攻隊員が恋仲だったらというのがお話
遠く離れても二人をつなぐ誓いの星織姫、でもそれは彼を死地へと導く星でもあった……そんな悲しい物語を八月の特番あたりでいかがでしょうか
20世紀、人類の歴史と文明を劇的に変えたのは「飛行機」である。
今も記憶に新しいあの名機、人々の暮らしを劇的に変えた新型機の開発、米ソの底力を見せ付けた巨人機……人々は熱い情熱を抱き、使命感に燃えて、画期的な飛行機を実現させてきた、だが栄光の傑作機たちの陰には知られざる駄っ作機たちがいた。
世界の航空機の開発の舞台裏には、いったいどのような人々がいたのか。失敗の陰にはどのようなドラマがあり、数々のアイデアはいかなる障害で乗り越えられなかったか。
プロデューサー、岡部ださく
原作、岡部ださく
再現ドラマ脚本、岡部ださく
駄っ作機考証、岡部ださく
メインキャスター、岡部ださく
の豪華スタッフ陣でお送りする挑戦と失敗の物語
プロジェクト×(ペケ)~世界の駄っ作機~
……っえ、そういうのはいらない?こりゃまた失礼しました
満を持してのsdkfzさん登場。
って最後まで目を通してコーヒー吹いた!!
いやまぁ本屋で立ち読みしただけで、さすがに買うまでは行かなかったですが。
でもカノッサの屈辱みたいな感じで傑作機の影に隠れた世界の駄っ作機の競演とか紹介してくれたら素晴らしいですなぁ。
あと、『テメレア戦記』ですかぁ。名前だけは知っていたけど、ざっとウィキペディア見た感じでは史実とファンタジーの融合で、ぐっとドラゴンの存在が人間に近くなった感じ。欧米で実写化されたらドラゴンがすげえリアルに作られるんだろうなぁ。
『ロードス島攻防記』
まぁ塩野七生のは一見史実っぽい小説だから史実に忠実に作れば・・・おっと。
やはり戦のシーンが目玉ですね。
昔、アレクサンダー大王の遠征を題材にした深夜映画見て合戦シーンに圧倒された私としては、ぜひとも大金投じて大々的に再現してほしいものです。
『梓特別攻撃隊』
題材としてすごくいいと思います。特攻隊員といえど、恋もして家族を気にかけるごく普通の若者だったということ。
やはり八月の特番になるのかなぁ。
個人的には、8月になると決まったように流す戦争ものというより、良いものは時期に関係なく実写化してほしいもの。ついでに言えば、初期を除いて戦争全般で悲劇的な運命に見舞われた陸攻(爆)という機種についても詳しく。
日記の方ではかなり考慮されていた様子でしたので、結構絞ったのでしょうね。
どちらも知らない作家さんでした。
「斬られ権佐」
6話というと中途半端ですが、こういうのは民放ではなくNHKの土曜時代劇あたりで真面目に取り組んで作ってほしい気がします。
あるいは許されるなら、エピソードを抽出して「たそがれ清兵衛」みたいな映画も有りなのかなと勝手にイメージ(読者からしたら不可となるかもしれませんが)。
「さくら舞う―立場茶屋おりき」
作り方次第ですが、時代劇に縁の無かった女性を取り込めそうな内容ですね。特に今のような時代だからこそ、安易にお笑いや現代っぽさを取るのではなく原作の良さを生かしてほしい。
>映像化するに当たり、
原作ファンとしてはどれも大事だと思う点ばかりです。