【コンピュータ技術者がなっとくするコンピュータ侵入小説】

-コンピュータ(ネットワークを含む)に侵入して悪さをする、といったフィクションは
今ではありふれています。
-しかし、その侵入技術を見ると、「要するにパスワード破り(もともと知っている人の内通をふくむ)」か、「天才ハッカーが他人の知らない技で」といったものが多く、興ざめします。
-そこで、コンピュータ技術者をうならせるようなフィクションを紹介してください。

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  • 終了:2010/01/29 20:09:04
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ベストアンサー

id:sumike No.9

回答回数379ベストアンサー獲得回数25

ポイント40pt

青い虚空。

『The Blue Nowhere』

著者 ジェフリー・ディーヴァー

訳者 土屋 晃

出版社 文春文庫

初版 2002年


青い虚空こと=Blue Nowhereとはモニターの向こうに広がるネット空間を意味するディーヴァーの造語だそうです。

サイバー犯罪を描いた作品で主人公は服役中の天才ハッカー、対する相手も凄腕ハッカー(クラッカー)。

最高のスキルを持つウイザードを自認し、電脳サイトを自在に駆けめぐるハッカー達。

そのコンピューター用語がなかなか面白く、例えば、ハンドルならぬスクリーンネーム。

キータッチならぬキーイング、肩越しのショルダーサーフィンといった言葉から、

ハッカーの生態がリアルに伝わってきます。

2002年発売なので、7~8年経つのでコンピューター事情もだいぶ変わってるでしょうけど、それでも

今読みなおしても、かなりの面白さです。

コンピューター用語というかハッカー(クラッカー?)用語がたくさん出てきて最初は、え??と思って

巻頭を見ながら(巻頭に用語集が付いています)読んでいましたが、読んでいるうちにそんなこと

気にならなくなるくらい引き込まれます。

コンピュータに精通されている方が読んだ方が面白さがわかる一冊だと思います。

(↓この作品はフィクションです^^)

http://www.just.or.jp/modules/amaxoop2/amaxo.php?ASIN=4167661101

id:sibazyun

ご紹介ありがとうございます。

書評に「コンピュータのプロにも読みごたえあります 」

とありますね。天才どうしというのがちょっとどうかと思うけれど。

2010/01/27 00:50:32

その他の回答8件)

id:hidesuke No.1

回答回数6ベストアンサー獲得回数0

ポイント20pt

カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉

カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉

  • 作者: クリフォード・ストール 池 央耿 Clifford Stoll
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • メディア: 単行本

カッコウはコンピュータに卵を産む〈下〉

カッコウはコンピュータに卵を産む〈下〉

  • 作者: クリフォード・ストール 池 央耿 Clifford Stoll
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • メディア: 単行本

フィクションかと言われたら微妙ですが……

実話をもとにした小説です。


冷戦下、大学のコンピュータに不正侵入されている痕跡を見つけ、それを追って行くうちに、国際的な問題へと発展していく。。。という内容。

id:sibazyun

「痕跡を見つけ、それを追って行く」がなっとくいくように提示されていますでしょうか。

2010/01/23 23:45:15
id:kick_m No.2

回答回数1372ベストアンサー獲得回数54

ポイント20pt

むかし、これ読んでおもしろかったです。90年代の話ですが。

カッコウはコンピュータに卵を産む(草思社)

http://www.amazon.co.jp/

id:sibazyun

あ、人気がありますね。

2010/01/23 23:46:53
id:kick_m No.3

回答回数1372ベストアンサー獲得回数54

ポイント20pt

>「痕跡を見つけ、それを追って行く」がなっとくいくように提示されていますでしょうか。

実話だというせいもありますが、だんだんにハッカーとの対決に主人公がのめり込んでいく経過がリアルで面白いです。ハッキング技術がうんぬんというより、90年代初頭のUNIXの文化がわかるという感じ。謎解きものではないです。http://www

id:sibazyun

ご説明、ありがとうございます。

2010/01/24 00:06:29
id:nzg No.4

回答回数26ベストアンサー獲得回数3

ポイント30pt

質問があまりに我が意を得たりだったので、思わず回答します。

興ざめですよね、ほんと。

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: テッド・チャン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

短編「理解」に割と真っ当なシステム破りが出てきます。

嘘のログイン画面を準備してアクセス権を付与されたユーザーのパスワードを盗み、それを使って内部データベースを参照する。もっともそのログイン画面を準備するところは「天才ハッカーが...」なのですけど。すみません。

ただ本書はそれ以外にもブートストラップやゲーデルの定理など作品の根幹が理系ネタ、かつ面白いという奇跡的な短編集で、思わずうなります。有名な作品ですがご存じない方、特に技術者のためにあえて薦める次第。


以下は参考程度ですが、

犯罪オンライン (1981年) (Hayakawa novels)

犯罪オンライン (1981年) (Hayakawa novels)

  • 作者: ジョン・マクニール
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア:

手元に本が見つからず記憶で書きますが、メインフレームを使った犯罪を描く数十年前の作品。訳者はその昔 SE をやっていた荒俣宏で、訳者あとがきにはシステム全景が掲載されていました。確か真っ当なシステム破りがあったと思うのだけど...。


骨の城 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

骨の城 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 作者: アーロン エルキンズ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

ミステリー界初(?)、ブラックベリーからグーグルで人探しをするシーンがあります。

id:sibazyun

*Ted Changの作品集、紹介を読んで見たところ、コンピュータ犯罪系以外にも

おもしろそうなのがありました。ありがとうございます。

*いやあ、「犯罪オンライン 」は、実は私があげる「なっとくする」小説です。

John McNeilの原題は"Consultant"、あるシステム監査を依頼されたコンサルタント

の主人公は。。。という筋書きですね。この作者も確かIT企業を起業した人でした。

*Google といえば、Street Viewで偶然(?)写っていたシーンから、なんて筋書き、

ないでしょうか。

2010/01/24 16:16:38
id:otasuketyan No.5

回答回数41ベストアンサー獲得回数0

ポイント1pt

ノンフィクションですが、4000年前に書かれた、聖書の創世記1章をじっくり読んでいくと

http://ja.wikipedia.org/wiki/

id:sibazyun

ええと、「じっくり読んでいくと」何がどうなって、それで

どうなって「コンピュータ侵入」になるのでしょう。

もう1回回答していただいて、なっとくできればポイントに

なりますが、そうでなければ、ポイントになりませんよ。

2010/01/24 22:40:21
id:sasaki30234 No.6

回答回数18ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

具体的なトリックを書いてしまったところで、一般読者や分野が違う専門家は理解できないような気がします。

たとえば、、、

1. メールソフトをわざとインストールしないでセキュリティーを保っていたつもりだったが、ターミナルソフト(telnet等)を使ってSMTPのプロトコルを自分で覚えていたので電子メールソフトを使えないことで保たれていたセキュリティーを突破した。

2. ダイアルアップの接続を自分で作れないアカウントを通常は解放していたが、copy con: のコマンドを使って自分でATDTコマンドをタイプして電話をかけて侵入した。

3. ブラウザーだけだとセキュリティーがかかる仕組みだが、web serverへのリクエストをカスタマイズしてしまったので侵入できた。(実際にありそうな事例)

分かる人には分かるのですが、一般向けの書籍にはならないですね。

http://www.google.com/

id:sibazyun

・はい、これらが実際に出てきたフィクションを紹介していただきたかったのですが。。。

・DOS攻撃でいったん落としておいて、ふと回復した瞬間にphishingサイトに誘導、

 なんてありそうですね。

2010/01/26 01:24:10
id:kunihiko06 No.7

回答回数43ベストアンサー獲得回数2

ポイント20pt

「カッコウはコンピュータに卵を産む」と「犯罪オンライン」既に紹介されておりますね.

他に私が知っておりますのは,ノンフィクションになりますが「コンピュータ犯罪」驚愕の事件ファイル.

実際に起こった複数のコンピュータ犯罪を紹介していたかと...

id:sibazyun

事実は小説より奇なり、ですか。

全14話あるそうですが、その中で、内部犯行や内通者のいる話は

何話あるでしょうか。

2010/01/26 22:39:40
id:kitaakabane No.8

回答回数82ベストアンサー獲得回数2

ポイント15pt

あるページのログイン画面に似せたサイトを作り、そこに本物と間違えて入力したユーザーのIDやパスワードを盗み出すというのはどうでしょう?

実際に存在する手口なわけなんですが(^^;)

http://e-words.jp/w/E38395E382A3E38383E382B7E383B3E382B0.html

id:sibazyun

ええ、6番の方へのコメントに私もかいたPhishing ですね。

フィクションはありますか。

2010/01/26 22:40:24
id:sumike No.9

回答回数379ベストアンサー獲得回数25ここでベストアンサー

ポイント40pt

青い虚空。

『The Blue Nowhere』

著者 ジェフリー・ディーヴァー

訳者 土屋 晃

出版社 文春文庫

初版 2002年


青い虚空こと=Blue Nowhereとはモニターの向こうに広がるネット空間を意味するディーヴァーの造語だそうです。

サイバー犯罪を描いた作品で主人公は服役中の天才ハッカー、対する相手も凄腕ハッカー(クラッカー)。

最高のスキルを持つウイザードを自認し、電脳サイトを自在に駆けめぐるハッカー達。

そのコンピューター用語がなかなか面白く、例えば、ハンドルならぬスクリーンネーム。

キータッチならぬキーイング、肩越しのショルダーサーフィンといった言葉から、

ハッカーの生態がリアルに伝わってきます。

2002年発売なので、7~8年経つのでコンピューター事情もだいぶ変わってるでしょうけど、それでも

今読みなおしても、かなりの面白さです。

コンピューター用語というかハッカー(クラッカー?)用語がたくさん出てきて最初は、え??と思って

巻頭を見ながら(巻頭に用語集が付いています)読んでいましたが、読んでいるうちにそんなこと

気にならなくなるくらい引き込まれます。

コンピュータに精通されている方が読んだ方が面白さがわかる一冊だと思います。

(↓この作品はフィクションです^^)

http://www.just.or.jp/modules/amaxoop2/amaxo.php?ASIN=4167661101

id:sibazyun

ご紹介ありがとうございます。

書評に「コンピュータのプロにも読みごたえあります 」

とありますね。天才どうしというのがちょっとどうかと思うけれど。

2010/01/27 00:50:32
  • id:kick_m
    過去質でもいろいろ紹介されてますね。

    http://q.hatena.ne.jp/1135846241
  • id:ardarim
    でも実際のところ、技術的にきちんと考証すればするほど、地味になってしまうから小説とか映画にはそぐわないですよねー
    とか言ってみる。
    映画とかだとどうしてもわかりやすいビジュアルが求められるからああなってしまうんでしょうけど、実際にあんなんだったら笑ってしまう。
  • id:sibazyun
    ardarimさん、コメントありがとうございます。
    フィクションは、技術的には「今はない」ことを使っていてもよいとは思います。
    たとえばコンピュータ対応でなくて人対応なら、
    「毒殺」で現にない毒とか細菌を使うとか。
  • id:sibazyun
    技術的なネタやノンフィクションでなくて、
    フィクションがほしいのですが。。。

  • id:Kityo
     僕はむしろ逆に・フィクションの世界のほうを信じて、「その裏にある現在の技術+α(-β)」を勝手に想像で埋めたり\上手いこと説明をつけたりしているファンのヒトのページを探してニヤリとするのが好きです。
     ハッキングの場面に限らず・フィクションの世界では、素晴らしいコンピュータ技術が溢れています。
  • id:goldwell
    コンピュータ侵入ではなく、犯罪目的のために内部からのセキュリティ・システムの改ざんして利用するという内容。加えて現職技術者が読んだら粗が見えてしまうレベルかもと思ったのでコメントにて。有名なのでご存知かもしれませんが。

    森博嗣『すべてがFになる』
    発表が90年代というのを差し引いても、コンピュータの基礎知識やプログラミング経験があると楽しめるミステリですね。ネタバレになってしまうので詳しく言えませんが、すべてが「F」になる意味なんか、ある数を見慣れている人ならニヤリとさせられますね。

    ググれば書評はたくさん出てきます。
    http://chouheiwateki.hp.infoseek.co.jp/subetegaefuninaru.html


    それにしても、Kityoさんが書いたとおりSFとかで進んだコンピュータ技術が書かれている小説ならいくつか知っているけど、質問に合うような具体的な侵入技術が描かれた作品はなかなか思いつかないですねぇ。
  • id:sibazyun
    終了しました。
    ポイントは、知らなかったフィクション>知っていたフィクション>ノンフィクション>手口
    を念頭におきました。
  • id:ardarim
    かなり古い本でしかも少し本題と外れていて恐縮ですが、「笑うコンピューター―息子をハッカーにしないための10章」は子供の頃読んで、今でも忘れられない思い出の本です。
    http://www.amazon.co.jp/dp/4874084583
    コンピューター黎明期からの笑い話から犯罪話まで面白おかしく紹介されてます。技術的な言葉も織り交ぜて書かれているので技術者でもニヤリとすること請け合いです。
  • id:sibazyun
    ardarim さん、ご紹介ありがとうございます。

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