●いわゆる「市場関係者」と称する方々の多くは「2010年6月頃には株価が戻る、上がる」と断定的な見解を伺うケースが少なくありません。2010/4/2に日経平均株価終値は約11,300円となり、昨年から比べれば確かに上昇しています。しかしその理由を尋ねると昔ながらの理論株価からの乖離や、過去実績からみて割安である、場合によっては「上がらないと大変なことになるでしょう?」という見解など、自分自身納得できる回答を得ていないというのが本音です。
●日本に来日する外国人の金融関係者は、日本の株価上昇に否定的な声も少なくありません。立派な企業が多いのは認めていただけるのですが、「活気や覇気が無い」「以前より街に年寄りが多い」「商談で日本人から"厳しい"、"ダメですね"」という声が多いと来日外国人は異口同音に仰っています。
●とくに「上がる」と信じている、確信されている、持論をお持ちである皆様に、何故そうお思いなのか、ご教示ください。
>世の中の明るい兆しが見えてくればいいのですが、国外においても日本の市場に対する見方は厳しいものがあります
国外の目が厳しいのは、向こうにも焦りがあって日本を牽制してるからの様にも見えます。日本が苦しい様に、海外も苦しいのでは?
だからこそ、日本が頑張っても世界が冷え切っていれば日本の株価も上がりにくいでしょうね。
今後半年くらいの、日本の株価(日経平均、TOPIX、個別株のどれでも)の方向性ですが、現在なかなか方向性を把握するのは難しい状況にあります。よほど、世の中の明るい兆しが見えてくればいいのですが、国外においても日本の市場に対する見方は厳しいものがあります。
ここ半年は難しい局面を迎えるのではと感じます。