そもそも論として、
紛争解決の手段として「戦争」を選択する理由は何なのでしょうか。
「価値」を調べると、1 その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。とありました。
個別の国家にとって「戦争がどの位役立つか」というと、相手国から奪った「富や資源」が、戦争で失った「富や資源」より多い場合、国が「富や資源」を得る効果があります。
労働で生みだす「富」を得る事と過程は違いますが、国が「富を得る」事は、国にとって「役立つ」事は同じです。
戦争の「価値」は何かと問うなら、これが答えの一つです。
一方、戦争は「全経済的に見ると非生産的=富を生みださない」事は、言うまでもありません。
戦争の経済的な意味は「相手から富・資源を奪う事」ですから、ある人からある人に富が移動するだけです。
ですから、戦争でこういう「価値」が生じないように、色々な知恵が絞られています。「価値」がなければ、戦争を選択する合理性が低くなります。
一つは、「戦争によって相手から奪うモノがあっても、奪われる生命(やモノ)の方が多い」状態にする事、これが「自衛軍」です。
国家相互の同盟、集団安全保障も同様の目的で知恵を絞った結果と思います。
私がこのいわしを通して考えてみたい事は、
です。最初の質問文はちょっと書き方が悪かったかと反省しております。
なぜ戦争が起こるのかや戦争を起こす経緯については原則として考えない事にします。
なるべく、この方向に沿った議論をお願いいたします。