以前、夏のお供に手ぬぐいを~にも書きましたが、私は手ぬぐいが好きで沢山コレクションしています。
もともと手ぬぐいは手や食器を拭いたり、台拭きのような実用的な品として購入していましたが、最近の手ぬぐいは色やデザインも豊富で、
スカーフ代わりやランチョンマット、籠の目隠しやバンダナとしても使ったり、時には和装の半襟代わりにも。
そんな手ぬぐいの新たな活用法として、我が家では素敵なデザインの手ぬぐいを掛け軸やタペストリーとして、心和む部屋のアクセントにしています。
我が家は玄関から廊下に、それぞれ部屋も白い壁紙に覆われており、白くて明るいのはありがたいのですが、
家具を置いていない壁はやや殺風景に感じていました。
そこで和室から続く居間の一角に和室の和のしつらいとなじむように「和」の雰囲気のある手ぬぐいを飾ってみました。
必要なアイテムは木の棒と麻紐(場所によってはテグスなどでも)、そして壁に取り付けるフックとお好きな手ぬぐいです。
ハザマさんが書かれたウィンドウ・スクリーンと通ずるところがあるのですが、麻紐を2cmほどの丸棒の両端に結びハンガー状にして、
フックに紐をかけたら好きな色柄の手ぬぐいをかけるだけ。木製ピンチで手ぬぐいの長さを調節すれば、柄の出方が変わります。
最初は濃い柄の手ぬぐいが白い壁によく映えて素敵♪と日替わり週替わりで楽しんでいました。
春には梅に雛人形に桜、鯉のぼり、メダカ、夏には蛙に朝顔、向日葵に花火、変わりダネでビールや枝豆。
秋には、ススキや菊、十五夜柄の手ぬぐいを。
そして冬には干支に紅白のおまんじゅう柄やw、椿や雪の結晶、雪ウサギなど。
梅雨の季節や、雨の日には「雨の柄」の手ぬぐいを飾ると・・・雨の憂鬱をスッキリと吹き飛ばしてくれます♪
時々あら素敵!まぁ可愛いい~!と思って買ったものの、部屋の雰囲気には合わなかったものもありましたが、それはもともと手拭いですから、
違う用途(本来の用途?)で使いました。
人からプレゼントされた手ぬぐいは、選んだくれた人の個性が出ていてとても面白いです。
そんなある日のこと、今までありそうだけど、あまり見かけない「和の色」の色無地の手ぬぐいと出会いました。
和の色は、色とりどりの季節に恵まれた日本人の感性と美意識から生み出されたもので、複雑で繊細そしてとても懐かしさを感じます。
その色無地の手ぬぐいをどうやって飾ろうかと思った時に、一枚だけじゃなくて複数枚重ねて飾ってみたら・・・あら素敵じゃない♪
それをイエに帰ってきた夫が見て、「かさねのいろめだな」ですって。
その意味を聞いたら「かさねのいろめ」とは平安時代に生まれた「衣服のの表地と裏地の配色」や「衣服を重ねたときの配色」の色目のことで、
色目の名前は四季折々の草花などの自然の配色からだそうです。
それは面白いとさっそく調べてみて、私が飾っていたのは「葵(あおい)」薄緑の葉の間に大輪の花を咲かせる立葵をイメージしたもので、
表:淡青色と裏:淡紫色の二色をあわせたものに近い色目でした。
![f:id:ekimusi:20110226173310j:image f:id:ekimusi:20110226173310j:image](http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/e/ekimusi/20110226/20110226173310.jpg)
そしていいなぁと気になったのが「若草(わかくさ)」。これは早春の野原に淡緑の若草が萌え出た情景をイメージし、表:淡青色、裏:濃青色をかさねたもの。
それから「花橘(はなたちばな)」。これは薫り高く咲き誇る青葉の間からのぞく橘の姿を表現して表:朽葉色、裏:青色をかさねたものです。
昔の人々は四季折々変化する草花や木々が見せる花・葉・果実の美しい自然の配色に見立てて色を重ね、季節のうつろいを感じていたんですね。
もちろんまだまだ素敵な色の合わせ方があります。
現在は毎月1枚ずつ、色無地の手ぬぐいを増やしていくのがささやかな楽しみです。
最近は100円ショップでも面白い柄の手ぬぐいを置いてあったりして嬉しいのですが、手ぬぐい屋さんの素敵な柄のものは1枚千円程度はするものも。
ある時ふらっと立ち寄った手芸屋さんでも素敵な手ぬぐいを発見しました。おまけにセールで1m/400円也~これも安い!!
手ぬぐい屋さんでは、年がら年中手ぬぐいを売ってますが、手芸屋さんでは晒し生地として手ぬぐいを扱っているため、夏の終わりになると幾らか安くなるようです。
手ぬぐいのお値段はピンキリながら、季節ごとに柄を変えて飾れば、もう立派なインテリアです。
一本を部屋にかけるだけで、驚くほど部屋の雰囲気が変わりますよ♪
自治体のイベント(名古屋祭り)の参加記念の手ぬぐいは年によってデザインが違って思い出も楽しめますし、
沖縄の紅型(びんがた)染めのものはまた和とも洋でもない不思議な魅力があります。
床の間にも季節の花を生けたり、掛け軸を替えたりする事のかわりに 手ぬぐいを飾って、私なりにささやかな季節感を楽しんでいます。
もうじき桃の節句なので、今はお雛様の手ぬぐいを飾っています。
和室には色柄がはっきりした物よりも、鮮やかさを抑えた渋みのある色柄を選ぶと部屋となじむようです。
そうそう、端が切りっぱなしにされているのが手ぬぐいの特徴です。
気になる方は端っこを縫ってみたり、木の棒などを挟んで隠したり、はたまた私のように些細なことを気にしない方はほつれもそのままご愛嬌とするのもよし。
お好きな手ぬぐいを好きな所に自由に飾ってみてくださいね。
以前、夏のお供に手ぬぐいを~にも書きましたが、私は手ぬぐいが好きで沢山コレクションしています。
もともと手ぬぐいは手や食器を拭いたり、台拭きのような実用的な品として購入していましたが、最近の手ぬぐいは色やデザインも豊富で、
スカーフ代わりやランチョンマット、籠の目隠しやバンダナとしても使ったり、時には和装の半襟代わりにも。
そんな手ぬぐいの新たな活用法として、我が家では素敵なデザインの手ぬぐいを掛け軸やタペストリーとして、心和む部屋のアクセントにしています。
我が家は玄関から廊下に、それぞれ部屋も白い壁紙に覆われており、白くて明るいのはありがたいのですが、
家具を置いていない壁はやや殺風景に感じていました。
そこで和室から続く居間の一角に和室の和のしつらいとなじむように「和」の雰囲気のある手ぬぐいを飾ってみました。
必要なアイテムは木の棒と麻紐(場所によってはテグスなどでも)、そして壁に取り付けるフックとお好きな手ぬぐいです。
ハザマさんが書かれたウィンドウ・スクリーンと通ずるところがあるのですが、麻紐を2cmほどの丸棒の両端に結びハンガー状にして、
フックに紐をかけたら好きな色柄の手ぬぐいをかけるだけ。木製ピンチで手ぬぐいの長さを調節すれば、柄の出方が変わります。
最初は濃い柄の手ぬぐいが白い壁によく映えて素敵♪と日替わり週替わりで楽しんでいました。
春には梅に雛人形に桜、鯉のぼり、メダカ、夏には蛙に朝顔、向日葵に花火、変わりダネでビールや枝豆。
秋には、ススキや菊、十五夜柄の手ぬぐいを。
そして冬には干支に紅白のおまんじゅう柄やw、椿や雪の結晶、雪ウサギなど。
梅雨の季節や、雨の日には「雨の柄」の手ぬぐいを飾ると・・・雨の憂鬱をスッキリと吹き飛ばしてくれます♪
時々あら素敵!まぁ可愛いい~!と思って買ったものの、部屋の雰囲気には合わなかったものもありましたが、それはもともと手拭いですから、
違う用途(本来の用途?)で使いました。
人からプレゼントされた手ぬぐいは、選んだくれた人の個性が出ていてとても面白いです。
そんなある日のこと、今までありそうだけど、あまり見かけない「和の色」の色無地の手ぬぐいと出会いました。
和の色は、色とりどりの季節に恵まれた日本人の感性と美意識から生み出されたもので、複雑で繊細そしてとても懐かしさを感じます。
その色無地の手ぬぐいをどうやって飾ろうかと思った時に、一枚だけじゃなくて複数枚重ねて飾ってみたら・・・あら素敵じゃない♪
それをイエに帰ってきた夫が見て、「かさねのいろめだな」ですって。
その意味を聞いたら「かさねのいろめ」とは平安時代に生まれた「衣服のの表地と裏地の配色」や「衣服を重ねたときの配色」の色目のことで、
色目の名前は四季折々の草花などの自然の配色からだそうです。
それは面白いとさっそく調べてみて、私が飾っていたのは「葵(あおい)」薄緑の葉の間に大輪の花を咲かせる立葵をイメージしたもので、
表:淡青色と裏:淡紫色の二色をあわせたものに近い色目でした。
そしていいなぁと気になったのが「若草(わかくさ)」。これは早春の野原に淡緑の若草が萌え出た情景をイメージし、表:淡青色、裏:濃青色をかさねたもの。
それから「花橘(はなたちばな)」。これは薫り高く咲き誇る青葉の間からのぞく橘の姿を表現して表:朽葉色、裏:青色をかさねたものです。
昔の人々は四季折々変化する草花や木々が見せる花・葉・果実の美しい自然の配色に見立てて色を重ね、季節のうつろいを感じていたんですね。
もちろんまだまだ素敵な色の合わせ方があります。
現在は毎月1枚ずつ、色無地の手ぬぐいを増やしていくのがささやかな楽しみです。
最近は100円ショップでも面白い柄の手ぬぐいを置いてあったりして嬉しいのですが、手ぬぐい屋さんの素敵な柄のものは1枚千円程度はするものも。
ある時ふらっと立ち寄った手芸屋さんでも素敵な手ぬぐいを発見しました。おまけにセールで1m/400円也~これも安い!!
手ぬぐい屋さんでは、年がら年中手ぬぐいを売ってますが、手芸屋さんでは晒し生地として手ぬぐいを扱っているため、夏の終わりになると幾らか安くなるようです。
手ぬぐいのお値段はピンキリながら、季節ごとに柄を変えて飾れば、もう立派なインテリアです。
一本を部屋にかけるだけで、驚くほど部屋の雰囲気が変わりますよ♪
自治体のイベント(名古屋祭り)の参加記念の手ぬぐいは年によってデザインが違って思い出も楽しめますし、
沖縄の紅型(びんがた)染めのものはまた和とも洋でもない不思議な魅力があります。
床の間にも季節の花を生けたり、掛け軸を替えたりする事のかわりに 手ぬぐいを飾って、私なりにささやかな季節感を楽しんでいます。
もうじき桃の節句なので、今はお雛様の手ぬぐいを飾っています。
和室には色柄がはっきりした物よりも、鮮やかさを抑えた渋みのある色柄を選ぶと部屋となじむようです。
そうそう、端が切りっぱなしにされているのが手ぬぐいの特徴です。
気になる方は端っこを縫ってみたり、木の棒などを挟んで隠したり、はたまた私のように些細なことを気にしない方はほつれもそのままご愛嬌とするのもよし。
お好きな手ぬぐいを好きな所に自由に飾ってみてくださいね。