「私は生まれてこの方この町から出たことがありません。修学旅行で沖縄に行ったくらいです。町民全員が親戚みたいで正直息が詰まって、、都会に憧れています。都会での暮らしってどんなものなのでしょうか?」(30代女性)
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都会暮らしといってもイロイロですよね。下宿、一人暮らし、同棲、新婚生活、子供の居る家庭など。一通り経験して来ましたけど、都会がどうとかあまり関係ないように感じます。
お金があるかないか。ではないでしょうか?
田舎に居た頃はそれほど感じませんでしたが、都会で暮らすようになってからは、貧乏が身にしみます。
例えば移動するにしても、電車バスを乗り継いでの移動と、自家用車の移動では時間的、精神的なゆとりに差が出ます。
スポーツクラブなども収入でカテゴライズされていると言っても言い過ぎではないでしょう。
お金がなくても上手く生活している人は居ますが、そう言った人は都会とか田舎とか関係なく周囲のコミュニティーにうまく溶け込んで暮らしているように思います。
バスが2時間に1本しか通らない所の親戚に女の子が2人居るのですが、ソコから女の子が上京して来ました。それぞれ一人暮らしをして居ましたが、両方とも軽いウツになって2年ほどで故郷に帰ってしまいました。
一度は経験して見ないと解らないと思いますけど、どこで生活してても変わらないと思いますよ。
まずは、気の合う友人と一緒に数日間、都会へ旅行をしてみたらどうでしょう。都会の良し悪しを感じることができるでしょうし、旅行を終えて家へ帰ると案外ほっとすることに気づくかもしれません。ただし都会は人をだましてやろうという人間が大勢手ぐすねひいて待ち構えていますから、充分気をつけて行動してくださいね。
私は親の転勤で各地を転々として育った根無し草で、むしろ故郷と呼べる場所がある人がうらやましく感じます。そういう見方もあるのだと聞くと生まれ育った土地への見方も少し変わるのではないでしょうか。
都会には良い所と悪い所があります。
良い所
いろんな施設があって遊ぶ所がたくさんある。
交通の便がいい。
車がなくても移動できる。
悪い所
脱法ハーブを平気で吸って車を運転する危ない人や頭のおかしい人がいる。
場所によって物価が高い所もある。
都会は怖いトコでっせー。
その最たるものは貧富の差だね。
資産数千億でたっかい、たっかい、マンションのてっぺんに住んでおられる。
方や、三十円握りしめて路上で震えとるおっさんもおる。
怖いやろーーー。
ウィークリーマンションとかマンスリーマンションというのがあるので、数週間から一月程度生活をされてみてはどうでしょう。旅行でちょっと足を運んだだけでは見えてこない、良い意味でも悪い意味でも干渉されない生活というのを実感できると思います。
都会での生活がいいことばかりではないことは、きっとお解りだと思います。
それでも地方の街から一歩も出ない生活というのは、豊かな文化に触れる機会も減り、満足のいかない人生を歩むことになりかねません。
都会に移住するにせよ、故郷に残るにせよ、まずは信頼できる友達などと旅行で都会を訪れてみることをおすすめします。どちらが自分に向いているかは、それからじっくり考えて決めればいいことです。
今は交通機関も発達していますし、地方に住んでいても都会を旅するのは容易です。
両方の文化を見比べられることをむしろ羨ましく思います。
本気で都会に住もうと思えば仕事など田舎にある物を一から構築しなくてはなりませんからそれなりに大変かもしれません。
ただ、とりあえず、都会がどんな物が気になる場合、マンスリーマンションやそれすら高い場合、簡易の宿舎や漫画喫茶、ルームシェア、ドミトリーなど田舎とは比べものにならないくらい宿泊方法に幅がありますので実際に暮らしてみるのがよいのではないでしょうか?
私自身は、どんな物か体感してみたく、海外ではドミトリーとホームステイ、国内では大阪(難波)、東京(上野)では簡易宿舎と漫画喫茶、マンスリーマンションでそれぞれ1ー4ヶ月ずつ程度暮らしたことがあります。
都会は商品を手に取ってみられたり、町も常に変わっており新しい物が常に導入されており楽しかったです。ただ、ネットが普及していますので商品数に関しては都会でも田舎でも大差はないと思います。都会にいてもちょっとレアな物は店頭にありませんのでネットで買っていました。常に変わると言う点では、例えば自動販売機、カメラで人を判別してお薦めの飲料水をピックアップするなど田舎では見かけない技術も実用化や試験設置してあります。また、生活面でも、コンビニへ歩いていけるなど、物質的には非常に快適でした。良さについてはとりあえず色々書かれていると思うのでこのくらいで割愛します。
逆に、都会暮らしで辛かったのは、家庭菜園すら出来ず緑が少なく耐え難いほど息苦しかったです。その為、時々神社や墓園へ通っていましたが絶対量が足りないというか兎に角辛かったです。逆に、都会に住んでいる人だと物が周りになく辛いという話も聞きますが・・・
また、もう一点休日の救急患者の扱いが運が悪いと死ぬかもしれません。田舎であれば見て貰える病院は限られている為、救急車を呼べばほぼ確実に受け入れて貰えるらしいのですが(断ったら行く当てがなく死んでしまう為仕方がなくでしょうが・・・)、都会ですと病人に比べ病院の数が少ないようでたらい回しにされ救急車の中で30分待たされました(体験談)。また、20分後くらいに見つけてきたのは腹痛にも関わらず整形外科しか行く当てがないと言うことでした。その後なんとか受け入れ病院が見つかり事なきを得ましたが本当にどうしようもなかったです。
但し、病院へ行くと最新のCTで素早く診断が行われ快適でしたが、救急時の病院への受け入れが決まらずイザという状況では結構困るケースも多いかもしれません。
因みに、田舎ですとそこしかない為、直ぐに搬送され病院で10分待たされ直ぐCTでした(知人の付き添いで経験)。機材についてもある程度の田舎なら日本の場合何故かCTが導入されていたりしますので意外と田舎の病院も捨てた物ではなかったです。但し、レベルについてはあまり高いとは言えないという話を聞きますので重傷の場合は初期診断だけ済まして都会の病院へ搬送して貰うことも多いようです。
まあ、知り合いから隔絶された自由というものはあります。
ただ、実家暮らしだったらもっと自由にお金が使えたのに・・・と思うのが、若い人で無理して都会に出た多くの人が抱える後悔だと思います。
一人暮らしをすると思ったより、金銭的余裕のなさが響いてくるので注意してください。
たくさんの知らない人に囲まれているのが都会です。
新しい物や技術・アイデアに溢れ、活気づいているのが都会です。
お金があれば、だいたいのことが手に入るのが都会です。
お金を稼ぐには頭が必要なのが都会です。
自殺するほど仕事が無く、
過労死するほど仕事があり、
5分おきに電車がとまり(しかも正確に)、
路駐のタクシーが街にあふれ、
見上げるようなビルの中で野菜を作り、
壊れそうなアパートで肩を寄せ合い、
騙す人と、
騙される人と、
それを見て笑う人がいて、
そんな切ない矛盾の中を、
今日もなんとか乗り越えていこうと、
四角い窓から空を眺める。
東京は、そういう人たちが暮らす街だと、僕は勝手に思っています。
基本、クルマが使えません。
どこへ行くにも電車とバスと徒歩になります。たしかに徒歩でいける範囲に大抵のものはありますが、それでもかなり歩きます。買い物とか全部 手で持ってないといけないし。都会を楽しもうとするなら 足腰を鍛えておかないとキツいです。
電車バス使いますから 交通費もわりとかかります。
東京で生まれ、東京で育って、他に地では出張や旅行でしか行った事はありません。
都会の良い点と言うのはマーケットの規模が大きく、多様なサービスが投入されたりしやすいことにつきるかも知れません。
ただ、人と人との距離が近過ぎることもあり、交通手段も豊富な割に、アクセスの集中するラッシュ時間とかは、非常に高いストレスを感じます。
また、人と人との距離が近い事のストレスから、隣近所でも無関心と言うか、あまり干渉しないのが暗黙のルールでもあり、人としてのコミュニケーションがあるべき姿とはちょっと違うかも知れません。
そう言う状態ですので、大規模災害とかあると、多分地方よりも生き残ると言うことがキビシイと思いますので、生まれ育った場所から大都市に行くよりは、生まれ育った故郷から少し違うだけの場所の方が良いかも知れません。
あなたの悩みを見て、多くの人が言うと思います。「じゃあ、行けばいいじゃん」私も、普通ならそう答えると思います。百聞は一見に如かず、と。どんなに話を聞いても、自分が体験したことのないものごとを、本当の意味で理解するのは難しいものです。まして「生活」となると! 自分で行って、見て、体験してみなくては……書かれた言葉など、どれだけ積み重ねても、ほんの数日の滞在に比べれば無に等しいものですしね。
しかし…
30代まで「町から出たことがない」という質問者さん。物理的な移動、ということでなく生活の基盤が、ということなのでしょうが、それでも、たとえば就職の機会にでも外に出る方法がゼロだった、といったことは、今日あまり無かろうと思います。おそらく、交通の便の問題、家族の問題、経済上の問題、性格上の問題……等々、何かそれなりの理由があるのでしょう。それらの問題は、現時点では解決しているのでしょうか? 質問者さんが町を出るのに、現時点では何の問題もないのでしょうか。
また、肝心なこととして、都会に出て質問者さんは、一体何をするのですか?。「生活」というからには、そこであなたは暮らさなくてはなりません。旅行者ではないのだから。人と関わり、何かを提供したり何かを得たり、何かを消費したりして、時間を過ごすわけです。一体何を? そして、それは都会にいないとできない何かであり、都会に出ればできる何かなのでしょうか。 「別に、バイトでも何でもして暮らしていく覚悟で…」なるほど。それはそれで不可能ではない。でも、そうして1年、2年と過ごすことで、あなたは一体何を得るのですか。ただただ「都会で暮らした時間」だけを積み重ねて、あなたの人生に何が残るのでしょう。
「憧れ」とあなたは書きました。質問を一読して私が受ける印象も、全くそれです。あなたの都会への思いは「憧れ」。遠く、手の届かないものへの思い。だからこそ美しいし、手に入れたいと願うけれども、逆に、いつまでも手に入らないからこその美しさであり願いである、そういう種類の願望と感じられます。あなたはただ、今いる「町」の生活に飽き、息詰まり、そこから逃げたいと思っているだけなのではないでしょうか。 町から逃げたあなたを、都会は匿ってはくれるかもしれません。しかし、自分の人生と闘うのは結局あなた自身であり、都会に来たあなたは、すぐまた別の闘いが始まることに気づくでしょう。人生との闘いから逃げることは、誰にもできないのです。
そして、どんな小さな「町」でも「村」でも、そこで生活する人がいる限り、人生との闘いは常にあるのです。それが分からないあなたは、つまるところ『自分の人生と闘う』ということがどういうことか、まだよく分かっていない。だから人生に飽きるし、面白くないと思う。あなた自身、自分がまだ「自分の人生」を生きていない、そう思っているのではないでしょうか。そして、そういう焦りが、あなたを一層都会へと惹き付けるのではありませんか。でも、それは、あなたのいる場所で、明日からでもできることなんですよ。親兄弟親戚に頼らず、自分の足で立ち、自分の足で歩き、自分で暮らす。世界中、自分たった一人でも生きていけるだけのものを身につける。誰に対しても、自分の意見を堂々と述べる。言いたいことを言い、やりたいことを実現し、やるべきことを果たす。一人の個人として、周囲の人と対峙する。そういうことが出来ていないから、あなたは今そこにいるのです。違いますか?
だから、もしあなたの「都会に出たい」という願いが真剣なものならば、夜逃げのようなやり方を夢想するのではなく、まず自分で生きるところから始めるべきでしょう。そうして、周囲に頼りにされるような人間になっていけば……今のご時世、周囲と隔絶した桃源郷などないのですから、自然と町の外へ、外へと出るような役回りになる。自分が出たい出たくないではなく、出ませんか、出て欲しい、出てくれないと困る、出るしかない、となるでしょう。そういうチャンスは、村や町の規模が小さいほど、むしろ目の前に転がっていると思います。無理なく自然と都会に出る方法は、あなたの目の前にあります。
いや、そんなのはとても無理です……ということなら、悪いことは言いません。「憧れ」は「憧れ」で、自分の中に大事に育てておくのがよいでしょう。5年、10年と抱くうち、それが何かの形で芽を吹くかもしれません。間違っても、「憧れ」を一足飛びに実現しよう、などとは思わないように。本当なら芽を吹く種を、土から切り離して寒風を浴びせたり台風に晒したりして、どうするのですか。
「都会に憧れる」のは、ごく当たり前のことです。都会の価値は「憧れられる」ことだけで出来上がっていると言ってもいいのですから。ですが、「憧れ」だけを燃料に未知に飛び込むのは(それが許されるのは)若者だけの特権です。あなたもいい大人なのですから、今からは、憧れを実現するのか、憧れは憧れと割り切るのか、選択することが必要なのだと思います。
少しきついことを書きましたが、真意が伝わっていればありがたいです。質問者様の人生に幸多からんことをお祈りします。
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