Prevention of Coronary Heart Disease by Diet and Lifestyle: Evidence From Prospective Cross-Cultural, Cohort, and Intervention Studies -- Kromhout et al. 105 (7): 893 -- Circulation
Circulationのサイトで最近のKromhoutの著作(レビュー)が原文で読めます。Seven Countries Studyについても言及されています。
いわし落ちを待っていました(全文は読めないので)。
’Seven Country Study’としては、Circulationに載った
Keysらの論文がそのものずばりとなります。
Keys A. Coronary heart disease in seven countries. Circulation 1970;41 (suppl 1):1-211.
ずいぶんと古い研究ですので、電子ジャーナルでも読む
ことができませんでしたが、下に要約が載っています。
http://www.epi.umn.edu/about/7countries/overview.shtm
なお、この研究は、脂肪摂取量と冠疾患脂肪には関係
が『ない』ことを示唆したものです(飽和脂肪酸の摂取
量は相関あり)。
また、この研究デザインは、1因子同士を単純にくらべた
だけですので、現在では妥当性がうすいやり方とされて
います。
今では、もっと精確な研究がたくさん出ており、
’Seven Country Study’は、歴史的な意義を残すのみと
なりつつあります。
冠疾患脂肪 → 冠疾患死亡
ちなみに、’Seven Country Study’も、
’Seven Countries Study’のほうが正確ですね。