・資本金が1,000万円の企業で、事業拡大のため資金調達を考えています。選択肢として銀行やVCからの資金調達を考えていますが、特にVCからの資金調達した際の疑問についてお答えいただけないでしょうか。
仮にVCから9千万円を調達した場合、創業者の持ち株比率は単純に100%から10%に低下するのでしょうか?
その場合はVCによる株式保有比率が50%を大幅に上回ってしまい、創業者としては会社の支配権がVCに移ってしまうことになりますのでVCからの資金調達のモチベーションが下がってしまいます。
それともこれは私の認識間違いで、VCからの資金調達金額が仮に現在の資本金を大幅に上回っていたとしても、創業者の持ち株比率の低下を防ぐようなスキームが存在するのでしょうか?
ITベンチャー企業などでVCから多額の資金調達をされたケースでも、持分比率が50%を超えるケースが見受けられるようなので。。
>例えばシード期のIT企業なら3年目で売上10倍、単黒達成、あ
>いはIRRで20%以上など。
平成17年度
http://www.vec.or.jp/vc/survey-17j.pdf
http://www.vec.or.jp/toushi.html
>VCから9千万円を調達した場合、創業者の持ち株比率は単純に100%から10%に低下するのでしょうか?
そんなことはない。よって#4の1行目は大間違い。
無議決権とかややこしいことを考えず、単純に普通株だけを使うと仮定しても、持ち株比率は色々な結果が考えられます。普通株の発行価格は、前回と同じである必要はないからです。
今、1株5万円で200株出資した結果資本金10百万円になっており、VCから90百万円普通株で調達するとすると、
VCに1株200万円で45株発行する場合、持ち株比率は200/(200+45)=81.6%。持ち株比率は8割にしか下がりません。
VCに1株20万円で450株発行する場合、持ち株比率は200/(200+450)=30.7%。
VCに1株5万円で1800株発行する場合、持ち株比率は200/(200+1800)=10%。「モチベーションが下がってしま」う事態です。
ここで、1株あたりいくら・何株の数字は、その会社の実力や将来性、VCとの交渉によって決まります。