D_t f = (D_x)^2 f + k * f * D_x f
fは、t>0かつ-∞<x<∞で定義されたなめらかな実数値関数、kは正の定数です。D_tはtによる偏微分、D_xはxによる偏微分を表します。(弱電離プラズマの振る舞いを調べていたら、この方程式が出てきました。)
いま、わかっていることを参考までに書きます。たとえば、初期波形として(振幅の大きな)正弦波を選んでみます。直感的には、時間が経つにつれ、右上がりの坂はどんどん急に、右下がりの坂はどんどんなだらかになって、ノコギリ波のようにひずみながら崖の高さは高くなる。そのひずむスピードと、拡散の効果でぼやけていくスピードとが競争する、というイメージの解になりそうです。
fを1/k倍にスケールすると係数を1に出来るのでk=1で考えればいいですね。
それで
f=-(x-x0)/(t-t0) という解を見つけました。
自明な定常解として f=A (const) があり、これに摂動 δexp(ikx) , δ<<Aを加えると
[tex:f=A+\delta\exp(ikx+t(-k^2+ikKA))]となり摂動が振動しつつ減衰します。
非線形項f * D_x fが効く場合に興味があるのですが、「定常解を考えてみる」という大きなヒントをいただきました。調べてみると、反比例(y=c/x)の形の定常解があるようです。この定常解はx=0で不連続になっていますが、興味があるのは、はじめ連続だった関数が、時間がたつにつれて反比例(y=c/x)の形に近づいていく様子です。そのあたり、なにかお気づきになりましら、よろしくお願いします。
LaLaLaが気付いたことを追加します。初期波形とそのx微分がx→±∞で0に近づく場合には、定積分 V(t) = int_{-∞}^{+∞} f(t,x) dx がtによらず一定になるようです。