もしそうなったら、その価格が消費者のもとに反映される頃には、レギュラーガソリンの価格はどの程度になるのでしょうか?
また、ガソリンの価格の内訳はどのようになっているのでしょうか?
(そもそもの原油の価格・税金・輸送費・スタンドの経費・原油の精製費など)
ガソリンの価格は米ドル為替レートと米国原油先物の価格に反映されるようです。なお、その米ドル為替レートと米国原油先物のリアルタイムな価格に応じてすぐ反映されるのではなく、現地からの輸送など考慮して、ガソリン価格は1-2ヵ月後に反映されることを目安にしていると以前テレビで見ました。
米ドル為替レートのチャート
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=USDJPY=X&d=c&k=c3&a=v&p=m65,m130,s&...
現在、102円!!
米国原油先物チャート
http://futuresource.quote.com/charts/charts.jsp?s=CL&o=&a=D&z=61...
現在、125ドル!!
その2つの価格からガソリンの値段に影響されるようです。ただし、原油が高騰したとしても、為替が円高傾向になれば輸入価格が安くなることで、それが相殺してガソリンの値段は据え置き傾向にあると思います。逆に原油が高騰して、また為替も円安傾向になれば輸入価格が高くなり、それが2倍となってガソリンの値段も急激に上昇してしまいます。今年の2月と3月にガソリンの値上げがなかったのは、NY原油価格が高騰してもサブプライム問題で円高傾向になった背景にあると思います。
私は「NY原油先物の価格×米ドル為替レート」としてガソリンの価格が今後どのように推移するのか、少しは把握できているような気がします。原油が200ドルであっても、為替が80円まで下がっていれば、ガソリンは思ったより高くならないと思いますが、原油200ドルに為替102円だと、現在の原油125ドルと為替102円の基準で考慮すれば、ガソリンは200円突破するではないでしょうか。その中で厄介なのが税金ですね。税金は25円とか30円とかよりも税率で取るわけだから、ガソリンが高くなる分、税金もかえって高く取られるようになると思います。さらに原油200ドルと円安120円だとガソリンは300円まで達しても不思議ではないと思います。ちなみに税金の取り分はガソリン価格の40%だそうです。
ガソリン内訳につきましては、このURL先が分かりやすい説明になっていると思いますので、ご参考お願いします。
http://homepage1.nifty.com/maname/log/200608.html#020832p1
ガソリンは今後安くなることはないかも知れません。中国とインド等の新興国による著しい経済成長に伴って工業用品やGDP成長率に伴うマイカーの普及率等を考えれば原油の需要は一方的に伸びるだけでしょう。また、私が「NY原油先物の価格×米ドル為替レート」を参考しているのですが、日本国の原油取引先は正しくは"中東産油国からの日本向け原油はドバイ・オマーン原油のスポット価格"を基準にして決定されるそうです。そのため、NY原油先物の価格はアテにならないという人もいますが、所詮は世界中の原油価格はNY原油先物に連動していると思いますし、何よりも日本向け原油の価格が把握できるサイトが見つからないため、NY原油先物価格に置き換えてガソリン価格の推移を考えています。