方向性のご指定がありませんでしたので、ちょっと生臭い話ではあるのですがこちらを。
高校生の頃に古本屋で見つけて今では版を重ねるたびに購入して3~4冊持ってます(^^;
中国の兵書である『兵法三十六計』を実例交じりで解説している本書。他にも解説書はいくつかあるのですが、私は守屋洋先生のファンなのでこれを推します。
『兵法』と名が付いていますが、外交に関する格言も多く謀略に関わりそうな記載も多いのですが、ニュースなどで外交の話などを見ていると骨組みや意図がある程度読めるようにもなります。特に中国外交はすげーな、と感嘆するばかり。文革でこの辺りも燃やしてくれていれば、と思わなくもありません。(新華僑の振る舞いに纏わる報道なんか聞いていますと、最近の中国の方々はあんまり古典読んでないんだろうなぁ、と思わなくもないですが。)
策略など、自分では使わないとしても、それから身を守るための指針ともなりえます。(第一策略などは充分な経験を積んでから使用しなければ大体墓穴になる訳ですが。アフガンなんかもそうですよねー。ソ連引っかけるために仕組んだ謀略……独立組織などへ提供した武器で米軍は攻撃された訳ですし。)
『三十六計逃げるにしかず』とよくいいましたが、その三十六計、読んでみるのも一興かと思います。実際に三十六計の最後、36番目は『走以上』(走るを上と為す……逃げるのが上策)とあるのですけれども。