問題は幾つかあります。ネットで見た話が殆どなので、事実かどうかは話半分程度に読んで頂けると良いかと思います。
1)後継者として今の所名前が挙がっている金正恩氏がまだ若く、北朝鮮で実務についている時間が短いため、経験不足であり、今ひとつ不安感がある。
2)実子への権力委譲が続いていることについて、好意的に感じていない人もいるらしい。
3)長男である金正男氏を、中国軍の一部が支援しているらしいという噂
NEWSポストセブン|金正日総書記死去で中国軍の一部に長男・正男氏かつぐ動きも :http://www.news-postseven.com/archives/20111219_76549.html
中国軍の動向に詳しい北京の中国外交筋によると、中国人民解放軍の一部には軍事的に挑発的は行動を起こしかねない金正恩氏よりも、金総書記の長男で、現在中国に住むなど、中国政府の事実上の庇護下にある金正男氏のほうが後継者にふさわしいとの見方があるという。
時事ドットコム:金正男氏、マカオ離れる?=香港紙 :http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011122000539
住宅の外壁には指導者を意味するとみられる太陽のマークが張られていたという。
次男の金正哲氏については、その行動(海外旅行が多く、メディアにその姿を撮影されたり接触されたりしている)から、後継者候補としては見られていないようです。それでも、万が一ということもあるでしょうから、無視することもできないと考えています。
金日成氏死去時の服喪期間が3年で、金正日氏が最高指導者の地位についたのがその後ですから、今回も似たような事になると言われています。この3年間の間に、金正恩氏が地盤を固め、政府を掌握することが出来るか、また、中国やロシアと良好な関係を築くことが出来るかが問題でしょうね。
金正男氏が以前から中国側と密接な関係があったのではという話はネットの記事で読んだことがあり、中国側との折衝は多少難しいものになる可能性も否定できないと個人的に感じています。
中国はさておき、ロシアが今後北朝鮮とどういう感じで付き合っていくかも気になる所でしょう。個人的には、「昔は色々関わってきたが、今は自国のことで手一杯。とにかく北朝鮮がバカをやらないよう、なまあたたかーく見守るだけにするか」という感じかと思います。
ともあれ、数年間、どう動くか見えづらい(確かに今までもよく分からない国でしたが)と思います。
金正恩氏が、「名をあげるため」に何かムチャをやらないようにと祈るような気持ちですね。
個人的には、実は金正日総書記様は、生きているのでは?と感じております。
というのも、視察中に死去してしまうことがあまりにも唐突・突然だし、総書記の遺体を見た人は、おそらくその視察に同行した人及び親族と思われます。つまり、一般市民は遺体をご覧になっていません。ご覧になれなくても、少なくとも本当になくなったと証明できるものがありません。
もしかしたら、なくなったように見せかけて、陰で朝鮮を動かしているのでは・・・?
ガラスケースの遺体は、本人ではない、という可能性だってあるのですから。