字面を見ると「大戦車」という風に読めます。これはそういう意味と考えていいのでしょうか。
また、そうだとするとギリシャ神話以前の文化に由来しているのだと思いますが、どの文化のどのような神話・言い伝えなのでしょうか?
『Grande casserole』
この形からではないでしょうか。
(追記)
フランス語のWikipediaでも北斗七星は『Grande casserole』とあるので、
フランス人もアメリカ人や日本人と同じように見えるのが一般的のようです。
“他に”コメントのWikipediaでも書いてありますが『grand chariot』ともいうようですね。
(ただし『grand chariot』はフランス語のWikipediaでも項目がない)
由来がなんとなく解りました。
こういうトロリーのような形からでしょうか。
(古代の戦車の馬と人を取った形)
この画像のものが近いと思います。
http://www.3dm3.com/forum/f100/speed-modeling-challenge-no-66-chariot-13171/
http://greece333.tripod.com/hoplite.htm
北斗星の食堂車を「Grand Chariot(グランシャリオ)」といいます。意味は「北斗七星」ですが、語源はフランス語で「大きな2輪馬車」です。フランス人には北斗七星が馬車に見えるんでしょうか。ちなみに英語では、the Big Dipper(大きなひしゃく)といいます。アメリカ人と日本人の感覚は同じなんですね。
http://yossee.main.jp/train/chariot/index.html
ということで、語源は「大きな戦車」という解釈で合っているように思います。ご参考まで。
「ムル・アピンとやらの写真」
http://members.westnet.com.au/Gary-David-Thompson/page11-8.html
の一番上の写真を見ると、表と裏に文字がびっしりですね。
粘土板自体に絵が刻まれているわけではないようです。
http://ancientmeme.blogspot.com/2010/10/pagan-mythology-in-jesus-story.html
の図の元になった
http://solaria-publications.com/map_2_full_reconstruction_of_the_babylonian_star-map
はアクセスできませんが、http://web.archive.org に残っていたトップページ
http://web.archive.org/web/20110716103200/http://www.solaria-publications.com/home
からたどると、
「ムル・アピンや他のバビロニアの文献は、星座の名前と大まかな場所を記しているだけ」
と書いてありました。
http://web.archive.org/web/20110716103114/http://www.solaria-publications.com/reconstructing_the_babylonian_star-map
「バビロニアの星図は楔形文字を解読して後世の研究家が作ったもの」という認識で良さそうです。
で、この図とサイトを作った人が書いた本
"Babylonian Star-lore. An Illustrated Guide to the Star-lore and Constellations of Ancient Babylonia"
は、Google books でプレビューできます。
http://books.google.co.jp/books?id=nAuTreDJKdoC&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false
ワゴン座については P213 から記述されていますが、次の P214 がプレビューできないのが残念な所です。
「なぜ荷車であって戦車でないのか」ですが、ワゴン座の他にチャリオット座もあったようです。
P82 にチャリオット座の解説があり、運転手の方が後に「ぎょしゃ座」になったとか。
完全に別物かとも思いましたが、チャリオット座はムル・アピンには記述がないそうですし、P268 には "The Wagon = the Chariot" と書かれていますので、ワゴン座が後世になってチャリオット座と混同されて伝わった、という事かもしれません。
ヨーロッパへの流れとしては、「ギリシャ・ローマからという可能性もあるけど、ヒッタイトが関与しているかも」とか書いてありました。
やっぱりムル・アピンの粘土板自体には絵がないんですね。
すっきりしました。
そしてヒッタイト経由ですか。なるほど。
http://yumis.net/space/star/greece/uma-g2.htm
このページには(例によって裏はとってないですが)
エジプトでは北斗七星をオシリスの車と呼んだとあります。
デンデラのハトホル神殿よりあとの時代にエジプトにも伝わってるかもしれないです。
ところで、わたしだけポイントもらったんじゃ申し訳ないので
追加でもらった分の半分をmeeflaさんにも送ります。
確かに受領しました。
例によって裏を取ってみましたが、「オシリスの車」は英語だと "Car of Osiris" ですね。
>>
when Egypt began to be influenced by Greece, her former pupil, our Wain was regarded as the Car of Osiris
<<
http://penelope.uchicago.edu/Thayer/E/Gazetteer/Topics/astronomy/_Texts/secondary/ALLSTA/Ursa_Major*.html
エジプトがギリシャの影響を受けだした頃、とありますのでギリシャ経由のようです。
バビロニア→ヒッタイト→ギリシャ→北ヨーロッパとエジプト、という流れでしょうか。