パンの世界では、2種類のむしパンがあります。
『無視するパン』と『無視されるパン』です。
『無視するパン』の方は既に回答済みのようなので、
『無視されるパン』の作り方を・・・
作るのが大変なのは、
この『無視されるパン』です。
パン自身が『無視されている』と感じなければなりません。
これは、難しい。
なぜなら、もともとパンは、食べられるために生まれてきており、
放置されても、なんとも感じないからです。
たとえ、カビが生え、捨てられたとしても、悲しいと思うかもしれませんが、
無視されたとは思わないでしょう。(なにより食べられません。)
あなたは、期間を知りたいようですが、何もしないまま無視しても、
カビが生え、食べられなくなるだけです。
もし、むしパンを食べたいのであれば、
一つの方法をお教えします。
①毎日5個、むしパンにしたいパン(以下Mパン)と同じパンを用意する。
②その日の内にMパン以外のパンを食べる。
③次の日も、5個同じパンを用意して、Mパン以外のパンを食べる。
これを繰り返します。
次の点に注意してください。
・同じかごに入れる。
・他のパンを取る時は、愛情を込めて話しかけながら取る。
・他のパンを取る時に、必ずMをちらりと見てください。(ただし、触ってはいけません)
・カビさせないようにしてください。
(カビたら失敗です。気持ちも腐っている可能性があります。あきらめてはじめから始めて下さい)
パンにもよりますが、1週間もすれば、Mパンを見たときに、
Mパンも何かを求めるような目でこちらを見てきます。
この時がチャンスです!!
真顔で、じっと無言で5秒ほど見つめます。
(決して、にやけてはいけません。)
それから、おもむろに他のパンを選びます。
これで『無視される』方のむしパンの出来上がります。
心配な方は、これを2,3回繰り返してください。
また、他のパンへの話しかけは、大変効果があります。
初心者は、みみがある食パンから試されることをお勧めします。
予断ですが、蒸しパンについて。
昔からパン業界では、
『焼かずに蒸したような奴はパンではない』と言う偏見から、
蒸しパンは、多くのパンから無視され、
また、蒸しパンの方も、そんなパン業界を無視しているという噂があります。
もしも、これが本当なら、蒸しパンこそが『無視されて、無視した、蒸したパン』なのかも知れませんね。
いずれにしろ注目した瞬間にむしパンは普通のパンに戻ってしまうじゃないですかー