久美子氏の営業戦略が悪いというよりも
2015年のお家騒動が原因で、ブランドイメージが毀損し、
それによって売上高が急減し、それに販管費の削減が追いつかなかった
だけのような気がするのですが、どうなのでしょう。
これだけの大企業で製品の大量リコールもなかったわけですし、
売上が急減するのも変です。
https://www.idc-otsuka.jp/company/ir/zaimu.html
下記は、私が売上高、粗利、販管費、営業利益を抽出したもの
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1IdpZ8cvTQhdHOIQSdkbFaRcmH9wZDWw_VqpNiMR3Mj8/edit?usp=sharing
経営判断のミスがあったとすれば、
「お家騒動の影響による売上高の急減の予測が甘く、
販管費の削減が遅れたこと」ぐらいな気がするのですが
どうでしょうか。
単純化しすぎでしょうか。
銀行に乗せられた・・というのが本質のような気がします。
苦労人の父親と違って、甘やかされて育ったお嬢さんが銀行の融資話を真に受けて、株も生前譲渡してもらっていたことですし、経営の転換とやらを画策して、、結果として親子ゲンカになった・・・。
一番の問題は父親が娘の経営者としての資質を甘く見積もりすぎていた処にある。
同族経営というのは強い部分もありますが、トップ次第なので、トップが弱いと企業全体が傾く。
元々家具業界は斜陽産業です。
あるものを精一杯有効利用しながら、損失をできるだけ減らしながら、徐々に縮小する産業規模に合わせて自身の規模も縮小する必要がある。
拡大路線を取るならニトリなどのように、輸入品に頼った価格競争に勝たねばなりません。
大塚家具がこれをやるなら、本体は縮小路線で、別に子会社を設立して、社運をかけて人材や資本を注ぎ込むバクチになります。
父親の方は、それが危ういとみて、縮小路線で辛抱するつもりだったようですが、銀行にはそれが不満だったはずです。
全ては推測に過ぎませんが、久美子氏が経営を掌握できたこと、経営掌握してすぐに大規模な新店舗を新設したこと、社員の中でも父親の方に付く人が多数出たこと、父親の方は別会社を設立して以前の大塚家具の縮小版をやっていること、などを考え合わせれば、バックに銀行の意図があったのは間違いないと思われます。
現実に身売り話になってますしね。
相性の悪い娘が 父親に 刃向かって
父親が創業した会社を 奪い取ったことに
世間の人々は 嫌気が差したということでしょう
娘は年齢を重ねても 父親に従順でいてほしいという
世間一般の願いは 叶わず
骨肉の争いとなった結果
人気がなくなり 商品が売れなくなった
それが 現在の状況というわけです