そういうコストの掛かるサービスですが、昔は無料でしたね。
少しでも多く自分のところの銀行を利用してもらえば預金量が増えて、そのお金を日銀に預けておくだけで利息がもらえたから、競争原理が働いて昔は無料だったようです。
ゼロ金利政策とかで預金量が利益に直結しなくなって、銀行そのものが世知辛くなったのが手数料商売の始まりでしたが、今や銀行の利益の主体をなす商材らしいです。
貨幣の計数機は銀行にとっては消耗品ですが、かなりのお値段です。
とは言えワンロットあたりの減価償却がそれほどのお値段になるとは思えない。
ただ、一円玉も百円玉も手間は同じだけ掛かる。
銀行内では一円違っても大騒動ですから、現金の扱いは傍目で見ているよりも手間暇掛かって神経を使っている。
百円玉の無料での両替を中止した銀行もあります。
どうも百円玉は余るようで、受け入れに枚数制限掛けているところも出てきた。
政府の電子マネーへの移行政策もあり、現金の扱いを減らそうとしているようにも見えます。
そのあたりが料金設定に反映されているようです。
各行横並びの料金設定はいかがなものか・・・?とは思いますが、談合が表沙汰になるとかあれば多少は改善されるとは思います。
ああいう寡占状態の業界では談合が横行しているのが普通ですから、絶対やってるとは思うんですけどね。
料金の安い銀行とかも探されたとは思いますが、たぶん無かったんじゃないかな。
一円玉の両替手数料が比較的高額になるのに理由が無いわけじゃないので、何かあってもあまり安くならないと思います。
それだけの手間と機械類の消耗という現実が、今まであったことの裏返しですね。
いままで無料だった方がおかしかった、と見るべきかもしれません。
気持ちはわかりますが、善意の奉仕が無くなったことに不平をもらすのは
言われる方からすれば、それこそ理不尽というものです。
手数料をかからないようにするには、
小銭が50枚たまらないうちに、日を分けてこまめに両替えに訪れるなり、
様々な支払いに20枚以内の小銭をこまめに使っていくようにするなり、
小銭が必要な人との間で個人で両替するなど、
自らの手数をかけるしかないんでしょうね。世知辛い世の中ですね。