SNSがブレークしていますが、ご存知の通りSNSは
「招待されないと閲覧すらできない」という
中世のギルド・フリーメースンのようなシステムです。
当然、Google検索でも引っかかりません。
従来、自分の公開ブログやHPに日記等を執筆していた人が、
執筆場所をSNSに移行した場合、
従来なら全世界に公開されていた知識等が「非公開状態」になってしまい、
現在のウェブ利用者のみならず、後世のウェブ利用者にとっても
「損失」だと思います。
SNSは、
「全世界の人が等しく発言して膨大な知識のアーカイブセンターを作り、知識革命を起こす」
という「Web2.0」のコンセプトとは
真っ向から対立していると思うのですが、いかがでしょうか?
(フリートークお願いします)
>その点で、匿名掲示板的便所の落書き一色だった
>日本のWeb旧時代の改革者として、
「はてな」は荒れにくいコミュニティーサイトとして成功していますが、
旧来型掲示板でも、管理者次第で、うまく運営はできると思います。
私の掲示板
http://6506.teacup.com/0120320354/bbs
を紹介するのは手前味噌なので、例えば
↓「名古屋四線会掲示板」
http://439.teacup.com/n4line/bbs
ここなどは、もう8年以上前から続いていますが、
管理人のyoke様の丁寧な管理のお陰で、
良質な鉄道系掲示板としてずっと続いています。
「良貨は悪貨を駆逐する」ということで、
管理者が良質だと、自然と良質な発言が集まるようです。
それから、旧来型掲示板は20世紀から続いている「伝統的掲示板」が
多いため、そのアーカイブ的価値は21世紀以降のブログよりも
重みがある場合が多いです。
なので、旧来型掲示板の中でもキラリと光る掲示板を、
いかにウェブの海から拾い出すのか、
そこにWEB2.0の真価が問われていると思います。
Web2.0の世界観の一つには、ユーザー蓄積のコンテンツが
商業マスコミを超えるかもしれない情報源になるとか、
それが企業サービスの核にもなっていける、
といった方向性があります。
その点で、匿名掲示板的便所の落書き一色だった
日本のWeb旧時代の改革者として、
SNSは注目される存在だったと言えると思います。
でもこれからはやはり、閉じた場所でやるという方式は次第に古くなって
ご説の通り、2.0時代から取り残されていく、
という印象はぬぐえませんよね。
その点で私は、匿名掲示板大全盛期から、
人力検索のやりかたに注目していました。
リニュ後はさらにオープンなコンテンツでありながら、
その構成を工夫することで、
荒れにくいサイト作りに一定の成功を収めています。
これからは開放された場で、各自が自己の責任を明らかにしながら
価値のあるコンテンツを蓄積していく時代に入ります。
その点で、先の人力のリニューアルは、
とても2.0的な大実験だったと言うことが出来ると思います。
きっと今後は、こうしたやり方が主流になってくると思います。
今はまだ、はてなのもう一つの核であるダイアリーは
この点で手つかずの状態ですが、
もしかすると近々ここにまた斬新なリニューアルが行われて、
同窓会的閉鎖社会の構築という特殊な方向に進化してきた日本的SNSの
対極に位置する新サービスが構築されるのではないかと、
密かに期待しているところです。