-まずは、次の日英翻訳結果を楽しんでください。
http://q.hatena.ne.jp/1188835932
-次に、ここに出ている日本語原文をどう直したら、名文とはいわぬまでも、なんとか何を言っているかを察してもらえる英文が得られるか、やってみてください。
-URLは使った翻訳ソフト(サイト)を。
引き続き、です。……やってみると非常に難しいですね。今回は「I was sandwiched (俺様がサンドイッチされてますよ)」のYahooではなく、上の回答でだいたい傾向がつかめたexciteを使ってみます。
http://www.excite.co.jp/world/english/
お題:最後の文(前の質問で私が投稿したもの)
=なくしたと思っていた本が捨てようとしていた雑誌の間に挟まっていました。
この文を私が考えたときのポイント:
のほかに、
「はさまれる」=「はさむ(五段活用の動詞)」+「れる(助動詞)」
+
「~している」
↓
「はさまれている」→音便化して「はさまっている」
まず上記の最後の点ですが、この質問の回答1でNigitamaさんがリライトなさった文でも「挟まる」がnarrowと訳出されているため、前の質問でsibazyunさんにコメントいただいたとおり、exciteでは「せばまる」と読まれて(解釈されて)しまうらしい「挟まる」をひらがな表記にしてみました。しかし、それでもNigitamaさんのご回答とまったく同じ結果が返ってきます。よって、narrowという訳語については、日本語の表記が問題というわけではなさそうです。(いくら確認しても、narrowには「せばまる」、「~をせばめる」の意味はあっても「はさまる」の意味はないと思うのですが……WordNetでのto become tightとの定義から、そこでいろいろと捻転しているのかなあと推測はしているのですが、この例文でなぜ「はさむ」にnarrowをあてるのかは結局わかりませんでした。)そこで、申し訳ないのですが、この点は度外視して進めることにします。(なお、この点について、私のはてなダイアリーに補足としてメモしておきましたので、よろしければご参照ください。)
なくしたと思っていた本が捨てようとしていた雑誌の間に挟まっていました。【オリジナル】
It narrowed between magazines that the book thought to have lost had started throwing away.
前回、これは「It ... that ~の構文」かと思ったのですが、そうではなく、「それ」の意味の主語のItと、magazinesにかかる関係代名詞のthatですね。つまり、主語が見失われたので、とりあえずItを立てている。
↓ 読点を補う
なくしたと思っていた本が、捨てようとしていた雑誌の間にはさまっていました。【書き換え2】
The book thought to have lost narrowed between magazines that had tried to be thrown away.
「、」ひとつで主語が特定できたようです。
↓ 従属節内の主語を指定する
私がなくしたと思っていた本が、私が捨てようとしていた雑誌の間にはさまっていました。【書き換え3】
The book thought for me to have been lost narrowed between magazines that I had tried to throw away.
この英文は人が読んでも意味がわからないと思います。The book thought for me to have been lost は「本が考えた/私に代わって」(そういうことは現実にはありえないから「意味」はわかりませんが「詩」ならありえるかもしれません)かと思いきや、センスグループとしては不定詞の意味上の主語+不定詞(「本が考えた/私が/なくしてしまった」)だし、しかしその直後は動詞(narrowed)なので、このthoughtは動詞の過去形ではなく過去分詞(形容詞用法)としなければ文法的につじつまが合わない。つまり「本が/考えられている/私が/なくしてしまった」。この部分は、自然に書くなら「私がなくしたと思っていた本」はthe book that I thought I had lost(<人力翻訳)で、翻訳エンジンは、実は2つある「主語のI」のうち1つしかないことで混乱しているという可能性を考えて次へ。
↓「私が」をさらに追加する
私がなくしたと私が思っていた本が、私が捨てようとしていた雑誌の間にはさまっていました。【書き換え4】
The book that I had thought for me to have been lost narrowed between magazines that I had tried to throw away.
ここまで主語をしつこく加えてようやく、でしょうか。ただしこのfor me to have been lost(不定詞の意味上の主語+不定詞)はいかがなものかと。
↓ 「なくした」の主語として置いた「私が」をトル
なくしたと私が思っていた本が、私が捨てようとしていた雑誌の間にはさまっていました。【書き換え5】
The book that I had thought that I had lost narrowed between magazines that I had tried to throw away.
やっと! The book that I had thought that I had lostが出たのがうれしいです。しかしこの日本語(「なくしたと私が思っていた本」)はわざとらしいというか、歌詞や詩でもなければ見ない類のものです(日常的には「なくしたと思っていた本」、主語明示なら「私がなくしたと思っていた本」)。なお、時制は、「主節が過去だから従属節は大過去」という処理で、特に最後の「捨てようと思っていた雑誌」が大混乱です。ただし、あとは「はさむ」のnarrowの訳語さえ何とかできれば、少なくとも「言いたいこと」は伝わる英文だと思います。
この時点で既に、「こんなふうに日本語をいじくるコツを覚えるより、英語を書けるようにしたほうが早いに違いない」と私は思っています。(^^;) 自分で最初から英語でI found the book I thought I'd lost stuck in between the magazines I was going to throw away. と書けば15秒もかからないのに(この英文も「通じる」かどうかは誰かに読んでもらわないとわかりませんが)、一向にそういう翻訳結果が返ってこないことに、ではなぜ自分はそういう英文を書いているのかと、不思議でなりません。
なお、上記で最終的にたどりついた日本語の文から英語にする作業は次のようになります:
本が雑誌の間にはさまっていた。 ※時制は過去
│ │
│ └─ 私は捨てようとしていた ※時制は過去
│
└─ (私が)なくしたと私は思っていた ※時制は順に大過去、過去
The book was narrowed (sic) between the magazines.
│ │
│ └─ I was going to throw away.
│
└─ I thought I had lost
→ The book that I thoght I had lost was narrowed (sic) between the magazines that I was going to throw away.
私以外の回答にトライしてみました。
エキサイトメント誤訳サービスを使用しました。
http://www.excite.co.jp/world/english/
体言止めとか厳しいです。
【旧文】
自動車に乗りますが、免許はもっていません
It doesn't have the license though it rides in an automobile.
【新文】
私は車に乗車しますが、免許は持っていません。
I do not have a license though I get on the car.
【旧文】
ここは俺に任せて先に行け。
Leave to me and go previously here.
【新文】
俺がここで担当する。あなたは俺より先に行け。
I take charge here. You must go earlier than I.
【旧文】
いつも晩酌を欠かさないのに今日は飲んでない俺
"He is me who have not drunk today although an evening drink is never missed."
【新文】
いつもなら俺はそれをするのだが、今日は晩酌なしの俺
It is me who doesn't have the drink at dinner today though I do it if the usual.
【旧文】
タコが嫌いな俺様が来ましたよ
"I [ dislike / an octopus ] came."
【新文】
俺様(タコ嫌い)が来ましたよ
I (octopus dislike) came.
【旧文】
結果がはちゃめちゃなものを評価したいと思います
A result wants to evaluate the thing which is a balls-up
【新文】
私は目茶苦茶な結果を評価したいと思います
I want to evaluate a confused result.
【旧文】
みなさまのご回答で笑いすぎて呼吸困難です。
I laugh too much by an answer of people, and it is dyspnea.
It is breathing difficulties too much laughingly because of the answer of everybody.
It laughs too much by your reply, and is dyspnea.
【新文】
私はみなさまのご回答を読み、笑いました。そのため、私は呼吸困難になりました。
I read, and laughed at the answer of everybody. Therefore, I became breathing
difficulties.
皆様の回答を読んだ私は笑い、そのため私は呼吸困難になりました。
I who read the answer of everybody laughed, and, therefore, I became breathing
difficulties.
【旧文】
なくしたと思っていた本が捨てようとしていた雑誌の間に挟まっていました。
I was sandwiched in between the magazines which the book which I thought to have lost it was going to throw away.
It narrowed between magazines that the book thought to have lost had started throwing away.It was caught between the magazines which the book currently regarded as having lost tended to throw away.
【新文】
私はその本をなくしたと思っていましたが、捨てようと思っていた雑誌の間にその本が挟まっていました。
The book narrowed between magazines that were going to be thrown away though I thought that I lost the book.
いやまったく、ていねいにありがとうございます。
俺様はタコ嫌いだが、その俺様が来ましたよ
As for me, the I came to the octopus though it hated.
・・・うーん、これでもダメだ。 the I って何よ?
やっぱりタコが難しいですね。
Livedoor が上手に英語にしてくれる文章であっても、
Yahoo は奇妙なことをしてくれます。
私は自動車を運転しますが、私は運転免許を持っていません。
[LD] Although I drive a car, I do not have a driver's license.
[Y] I drive a car, but I do not have a driver's license.
今回は私にそれをさせて、私を放っておいてください。
[LD] Please let me do it and leave me this time.
[Y] I let me do it this time, and please leave me.
もしもあなたが一つの要点を得れば、あなたは変な文章をたくさん作れます。
[LD] If you get the one main point, you can make many strange texts.
[Y] You can make a lot of strange sentences if you get one main point.
私はふだん夜に飲むのですが、私は素面です。
[LD] I am sober although I drink usually at night.
[Y] I usually drink at night, but I am sober.
こちらに来たのは、タコを嫌う男である私です。
[LD] I who am a man who dislikes an octopus came here.
[Y] It is me who am a man in disfavor with a kite to have come here.
一体どうして、そんな顔にも関わらずあなたはオーディションに来れたのですか。
私は「あなたは自分の顔を鏡の中に見たことがありますか?」と言いたい。
[LD] Why did you really come to audition in spite of such a face? I want to say, "Have you seen your face in a mirror?"
[Y] On earth why were you able to come for an audition without affecting such a face? I have "you watched one's face in a mirror?" I want to say ".
もっと厳密に英文を考えてから、その直訳を入れればいいのかなあ。
I have no driver's license though I drive. (「自動車」はなくてもよさそう)
Leave me here, and go. (任せなくてもよさそう)
A tiny point makes it very easy to generate strange text. (これはもともと大丈夫)
I, drinking every night, am sober today. (???)
Here comes the anti-newbie lord, it's me! (機械だと here comes が出てこない)
What a surprise, you have come to the audition with such a face! I should ask you whether you have ever seen your face in a mirror. (「来たとは○○だ」じゃなくて、「来た」で止めてもよさそうかな)
英訳するだけでも大変ですね……。
こちらも沢山ありがとうございます。
あくまで英文の骨格はこちら(人の頭)で考え、単語に対する電子辞書として使っていくなら、現在の翻訳サイトも役にたつかな、、、とは思うのでウが。。。「タコ」のような入れ子型'embedded structure'はダメですね。
こんにちは。前回は楽しませていただきありがとうございました。id:ttamoさんのご回答にある通り、日→英は、どの翻訳エンジンを使うかによって、結果がさまざまですね。
■最初の文……文の意味内容は変かもしれませんが(無免許運転?)非文にはならないので、id:ttamoさんの書き換えに準ずるようにしました。ttamoさんがlivedoorとYahooなので、exciteでやってみます。
http://www.excite.co.jp/world/english/
自動車に乗りますが、免許はもっていません。【オリジナル】
↓
私は車に乗車しますが、免許は持っていません。【書き換え1:id:Nigitamaさん】
↓
私は自動車を運転しますが、私は運転免許を持っていません。【書き換え2:id:ttamoさん】
↓
私は車を運転しますが、免許は持っていません。【書き換え3:id:nofrills】
I do not have a license though I drive the car.
↓ the が気になるのでさらに書き換え
私は運転しますが、免許は持っていません。【書き換え4:同】
I do not have a license though I drive.
↓ 今度は日本語が微妙に見えてきて(今ひとつ不自然)さらに微妙な書き換え
私は運転はしますが、免許は持っていません。【書き換え5:同】
I do not have a license though I drive.
これで完成です。
exciteは、この文の助詞の「は」を「を」として解釈してくれる点が特徴的だと思います。また、「運転する」と「運転を(は)する」を、どちらも自動詞のdriveとして結果を返す点も。
一方で、http://honyaku.yahoo.co.jp/transtext を使うと、助詞が「は」の場合の目的語の処理がうまく行きません:
私は車を運転しますが、免許は持っていません。【書き換え3】
I drive a car, but the license does not last.
# 「免許は」を主語として解釈し、「持って」が他動詞ではなく自動詞で訳出されてしまいます。
ついでに書き換え3も……と思ったらすごいことになりました。
私は運転(は)しますが、免許は持っていません。【書き換え4と5で同一の翻訳結果】
I run, but the license does not last.
# えっ???(@_@) 唐突にまったく別の「意味」が出現です。runが「運転する」を表すのは他動詞の場合なのですが (run a machineなど) この翻訳結果の英文は目的語がないので「私は走るが、免許が続かない」になって、苦しい解釈ですが、「免許失効のギリギリまで更新手続きができなかった人が、期限の最終日の夕方、受付終了間際に走っているが、どうにも間に合わない」という物語を、現在形で綴っている(お芝居の台本のト書きならありえなくはないかもしれません)。
(おまけ)
exciteが「は」でも「を」ととらえてくれることを祝福して、「タコが嫌いな俺様がきましたよ」のsibazyunさん版「俺様はタコ嫌いだが、その俺様が来ましたよ (As for me, the I came to the octopus though it hated.)」に「は」を入れてみます。
俺様はタコは嫌いだが、その俺様が来ましたよ。
The I came to me though the octopus was hated.
ずいぶん良くなりましたが(この英文でそう思える自分は大丈夫なのか……)、しつこくthe Iだと言い張るので「様」をトルにします。
俺はタコは嫌いだが、その俺が来ましたよ。
The I came to me though the octopus was hated.
この子はどうしても「俺」はthe Iだと言い張りたいようなので、文章を変えましょう。
俺はジャック・バウアーだ。
I am a Jack Bauer.
いきなり普通のことを言い出し、しかも人名変換も完璧にこなすというソツのなさまで見せつつ、a をしのばせるという心憎い演出は怠りません。いついかなるときも遊び心を失わない、それがこの子なんです。(あるいはジャック・バウアーは複数存在しているのでしょうか。なんだかんだ死なないのはそういうこと?!)
俺はタコが嫌いだ。
I hate octopuses.
そうなんです、ほんとはやればできる子なんです。じゃあこれもできるわよね。
俺はタコは嫌いだが、その俺が来ましたよ。
The I came to me though the octopus was hated.
あらら、また。。。もういいかげんにしなさい!
俺はタコは嫌いだ。その俺が来ましたよ。
I hate octopuses. The I came.
……こう書いたメールなら、受け取った人も、Then I came. のタイポだと思ってくれるでしょう。ただし、その人にこの謎のメッセージの意味がわかるかどうかはまったく別の話ですが。
後ほど、前の質問で私がつ投稿した「本が雑誌の間に」の文について投稿します。Nigitamaさんにやっていただいたのを見てもやはり意味がわからない偽の英文しか返ってきていませんので。
いやあ、ていねいに解析していただいてありがとうございます。私は(退役)プログラマなので、なにか、機械翻訳プログラマが「は」の場合分けで四苦八苦している様子がほの分かるようで、身につまされます。
では「私がサンドイッチになっている」方のバージョンも期待しております。
おもしろいので、タコにトライしてみました。
日本語原文
「タコが嫌いな俺様が来ましたよ」
The octopus came and I hated came.
その他上記のサンプルを元にexcite翻訳でいくつか試した結果、一番まともなのは。
直し案
「俺様はタコ嫌いだが、俺様がここに来ましたよ」
I came here though I hated octopuses.
「来ました」の前に「ここに」を入れないと、タコを行き先として訳すようです。
一応間違ってはいない結果にはなったのですが、残念ながら威張っている「俺様」の感じが出ていないのが弱点です。
うーん、これは言語学でよく使われる例文になりそう。
原文から1字ちがいで、
で一応まともですね。(excite)
なにか、ぎょうぎょうしい感じもでていますし。
引き続き、です。……やってみると非常に難しいですね。今回は「I was sandwiched (俺様がサンドイッチされてますよ)」のYahooではなく、上の回答でだいたい傾向がつかめたexciteを使ってみます。
http://www.excite.co.jp/world/english/
お題:最後の文(前の質問で私が投稿したもの)
=なくしたと思っていた本が捨てようとしていた雑誌の間に挟まっていました。
この文を私が考えたときのポイント:
のほかに、
「はさまれる」=「はさむ(五段活用の動詞)」+「れる(助動詞)」
+
「~している」
↓
「はさまれている」→音便化して「はさまっている」
まず上記の最後の点ですが、この質問の回答1でNigitamaさんがリライトなさった文でも「挟まる」がnarrowと訳出されているため、前の質問でsibazyunさんにコメントいただいたとおり、exciteでは「せばまる」と読まれて(解釈されて)しまうらしい「挟まる」をひらがな表記にしてみました。しかし、それでもNigitamaさんのご回答とまったく同じ結果が返ってきます。よって、narrowという訳語については、日本語の表記が問題というわけではなさそうです。(いくら確認しても、narrowには「せばまる」、「~をせばめる」の意味はあっても「はさまる」の意味はないと思うのですが……WordNetでのto become tightとの定義から、そこでいろいろと捻転しているのかなあと推測はしているのですが、この例文でなぜ「はさむ」にnarrowをあてるのかは結局わかりませんでした。)そこで、申し訳ないのですが、この点は度外視して進めることにします。(なお、この点について、私のはてなダイアリーに補足としてメモしておきましたので、よろしければご参照ください。)
なくしたと思っていた本が捨てようとしていた雑誌の間に挟まっていました。【オリジナル】
It narrowed between magazines that the book thought to have lost had started throwing away.
前回、これは「It ... that ~の構文」かと思ったのですが、そうではなく、「それ」の意味の主語のItと、magazinesにかかる関係代名詞のthatですね。つまり、主語が見失われたので、とりあえずItを立てている。
↓ 読点を補う
なくしたと思っていた本が、捨てようとしていた雑誌の間にはさまっていました。【書き換え2】
The book thought to have lost narrowed between magazines that had tried to be thrown away.
「、」ひとつで主語が特定できたようです。
↓ 従属節内の主語を指定する
私がなくしたと思っていた本が、私が捨てようとしていた雑誌の間にはさまっていました。【書き換え3】
The book thought for me to have been lost narrowed between magazines that I had tried to throw away.
この英文は人が読んでも意味がわからないと思います。The book thought for me to have been lost は「本が考えた/私に代わって」(そういうことは現実にはありえないから「意味」はわかりませんが「詩」ならありえるかもしれません)かと思いきや、センスグループとしては不定詞の意味上の主語+不定詞(「本が考えた/私が/なくしてしまった」)だし、しかしその直後は動詞(narrowed)なので、このthoughtは動詞の過去形ではなく過去分詞(形容詞用法)としなければ文法的につじつまが合わない。つまり「本が/考えられている/私が/なくしてしまった」。この部分は、自然に書くなら「私がなくしたと思っていた本」はthe book that I thought I had lost(<人力翻訳)で、翻訳エンジンは、実は2つある「主語のI」のうち1つしかないことで混乱しているという可能性を考えて次へ。
↓「私が」をさらに追加する
私がなくしたと私が思っていた本が、私が捨てようとしていた雑誌の間にはさまっていました。【書き換え4】
The book that I had thought for me to have been lost narrowed between magazines that I had tried to throw away.
ここまで主語をしつこく加えてようやく、でしょうか。ただしこのfor me to have been lost(不定詞の意味上の主語+不定詞)はいかがなものかと。
↓ 「なくした」の主語として置いた「私が」をトル
なくしたと私が思っていた本が、私が捨てようとしていた雑誌の間にはさまっていました。【書き換え5】
The book that I had thought that I had lost narrowed between magazines that I had tried to throw away.
やっと! The book that I had thought that I had lostが出たのがうれしいです。しかしこの日本語(「なくしたと私が思っていた本」)はわざとらしいというか、歌詞や詩でもなければ見ない類のものです(日常的には「なくしたと思っていた本」、主語明示なら「私がなくしたと思っていた本」)。なお、時制は、「主節が過去だから従属節は大過去」という処理で、特に最後の「捨てようと思っていた雑誌」が大混乱です。ただし、あとは「はさむ」のnarrowの訳語さえ何とかできれば、少なくとも「言いたいこと」は伝わる英文だと思います。
この時点で既に、「こんなふうに日本語をいじくるコツを覚えるより、英語を書けるようにしたほうが早いに違いない」と私は思っています。(^^;) 自分で最初から英語でI found the book I thought I'd lost stuck in between the magazines I was going to throw away. と書けば15秒もかからないのに(この英文も「通じる」かどうかは誰かに読んでもらわないとわかりませんが)、一向にそういう翻訳結果が返ってこないことに、ではなぜ自分はそういう英文を書いているのかと、不思議でなりません。
なお、上記で最終的にたどりついた日本語の文から英語にする作業は次のようになります:
本が雑誌の間にはさまっていた。 ※時制は過去
│ │
│ └─ 私は捨てようとしていた ※時制は過去
│
└─ (私が)なくしたと私は思っていた ※時制は順に大過去、過去
The book was narrowed (sic) between the magazines.
│ │
│ └─ I was going to throw away.
│
└─ I thought I had lost
→ The book that I thoght I had lost was narrowed (sic) between the magazines that I was going to throw away.
力作、感服いたしました。おまけの論考もすごいですね。
そう、人力なら、英語に慣れている人ならなんとかなるのに。だけど、英語に慣れていない、機械翻訳がたよりという人には、やはり手がでないでしょうね。
そうですね……「英語に慣れていない、機械翻訳がたよりという人」には、自分で書く英語としては、回答5のようなダラダラ続く形の文ではなく、短文を重ねる、というようにするのが一番よいように思います。
「私がサンドイッチ」の例文「本が雑誌の間に」の例文では、日本語でブログに書くときには「なくしたと思っていた本が捨てようとしていた雑誌の間に挟まっていました。(よかった、捨てる前に気づいて。でも今後は本の整理に気をつけないと、うっかり捨ててしまっても気づかないということに……etc)」とすらすら書けるけれども、機械翻訳を使う場合は日本語で自然に書いた文をそのまま「英訳」しようとせず、ひとつひとつ、「出来事」を記述する日本語で書いてみて(小学生の作文のように)、それから機械翻訳に、とするのが一番よいと思います。
つまり、
なくしたと思っていた本が捨てようとしていた雑誌の間に挟まっていました。
↓
私はその本をなくしたと思っていました。
また、私は雑誌を捨てようと思っていました。
そして、その本はその雑誌の間にはさまっていました。
これを http://www.excite.co.jp/world/english/ にかけると、
I thought that I had lost the book.
Moreover, I was going to throw away the magazine.
And, the book narrowed between the magazines.
と、完成させるには英語に慣れた人の手直しは必要ですが、内容としては何とかならなくもなさそうな結果が得られます。
※手直し:
I thought that I had lost the book.
Moreover,And I was going to throw awaythe magazinesome magazines.And, the book narrowed (sic!) between the magazines.
# narrow問題は度外視せざるを得ないので、sicで。
ついでに、もう1つの私の例文:
みなさまのご回答で笑いすぎて呼吸困難です。
# I became breathing difficulties. という結果には椅子から落ちそうになりました。そんな変身はいやだ。(笑)(この「~になる」は、I had breathing difficulties. としていただきたいところです。)
機械翻訳用:
私は、みなさんの回答を読んで、大笑いしました。
あまりにもたくさん笑ったので、私は呼吸するのが苦しいです。
機械翻訳結果(excite):
I had a hearty laugh at the answer of everybody reading.
I am painful in breath because I laughed too a lot.
……うーーん、「私はAしてBした」で、I did A and I did B. が出てこないようでは、exciteの日→英は、現時点ではちょっと使いにくすぎますね。ストラクチャーだけでなく語彙も何だかちょっと、ですし(laugh too muchすら出てこないとは)。
再挑戦:
私は、みなさんの回答を読みました。
そして、私は大笑いしました。
あまりにもたくさん笑ったので、私は呼吸するのが苦しいです。
再挑戦の結果:
I read the answer of everybody.
And, I had a hearty laugh.
It is painful that I breathe because it laughed too a lot.
# 最後の文は、やればやるほどなぜか翻訳結果がひどくなっていくので、このまま流します。
再挑戦の結果の手直し:
I read the answers
offrom everybody.And, I had a hearty laugh.
It is painful
that I breatheto breathe becauseitI laughed tooa lotmuch.
# この調子で自分で書くとしたら、I read your answers. And I laughed a lot. It's hard to breathe because I laughed too much. となりますでしょうか。
「タクシーでなく、電車」というわけですね。自宅から目的地まで運んでくれるのではなく、駅まで歩いて乗って、駅から降りて歩く。
(おまけ、excite)
第1文、あいまいにしておいたが引用符全体が引用符全体になるということで、それなりとなった。
第2文、主語がItとなる。そこで、原文を変えて(=駅まで歩いていって)
まあ、これなら英文を整形して(=駅から歩いて向かって)なんとかなりそう。
力作、感服いたしました。おまけの論考もすごいですね。
そう、人力なら、英語に慣れている人ならなんとかなるのに。だけど、英語に慣れていない、機械翻訳がたよりという人には、やはり手がでないでしょうね。