日本だと、小学生への英語教育は年齢が早過ぎる、まずは自国語を習得してから外国語を学ぶ必要があるから小学生に英語教育するの駄目だ、といった見解が、けっこう広く受け入れられてますよね?
でも日本と同様に非-印欧語を母語とする、フィンランドでは9歳から英語をはじめとする印欧語の教育が始まり、韓国では小学3年生から英語の教育が始まります。
そして、この二カ国で、子供たちが自国語をきちんと習得できなくなったなどという話は聞いたことがありません。
別に、小学校での英語教育をやったところで、自国語が変になるなどと云うことは無いのではないでしょうか?
それから、早期英語教育は自国語の習得を妨げると考えている人々は、フィンランドや韓国の事情を、どのように受け止めているのでしょうか?
「フィンランドとか韓国とか、そんな遠くの国のことは知ったこっちゃねえ!」って事でしょうか?
スウェーデン語が公用語というのは、今でもスウェーデン系の国民が多くいるからでしょうね。
そしてスオミでスウェーデン語が英語よりも堪能という人は殆どいないと思いますよ。
学校での外国語教育の選択は98%が英語だそうですし。
スオミにとっては、英語と瑞語の重要度は全く違うと思いますよ。
だから「多言語国」かどうかというのは、大したことではないですね。
1945年から数年間、アメリカ合衆国という国家に占領されてたんですよ。
この事実は、なぜか、右の人も左の人も無視したがるんですが。
でも、占領されていた年数に違いがあるように思います。
さすがに、100年単位となると、言語、教育、文化に大きな影響を残したのでは…と思います。
英語よりもスウェーデン語やロシア語の方が学習者が多い筈ですが、実際には違います。
圧倒的に英語学習者のほうが多いですよ。
フィンランドはアメリカに占領されてたワケでもイギリスに占領されてたワケでもないんですよ?
占領期間は無関係でしょう。
歴史的に占領されていましたから、そもそもフィンランド語のほかに、スウェーデン語が公用語ですし、ロシア語の話せる人も少なくありません。
その流れでは、英語も早くから…というのはわかるような気がします。