「街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!」と展開してきたイエルポタージュ・コーナー“イエ・ルポ”の続編。
“イエ・ルポ 2”では、特にマチとイエ、人と家族のドラマやものがたりを語らっていきませんか?愛するマチ、好きな風景、家族のエピソード、イエでの思い出…。あったかい、ユニークな、心に残っているお話、みなさんのマチやイエならではのお話が集まって、「イエ・ルポ」本が実現するとうれしい!毎回のテーマに沿って、あなたのイエとマチのルポ、お待ちしています!
イエ・ルポ 2 #008 THEME「次代に伝えたい!オドロキと思い出の民間療法」を教えて下さい
ルポ例はコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080307
プレゼントはコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20071028#Repo2
※今回の「いわし」ご投稿は3月13日(木)正午で終了とさせて頂きます。
米国で出会った数少ないお気に入りのお菓子の中でも「リコリッシュ(licorice)」は特別です。赤は芳香剤を食べているような感じで好きになれませんが、黒のほうは独特の風味があり病み付きになりました。
好きになった理由は、その起源にもあります。袋に記されている歴史を読んでみると、アレクサンダー大王がエジプト遠征で兵士たちに疲労回復のために食べさせていた甘草の根ということで、そんなに昔から食されているものなら体にいいはずと、お手ごろ価格のお菓子を手にして小躍りしました。
ゼラチンで太いストローのように穴あきで固めてあり、硬いガムのような歯ごたえです。ギュッと噛み切らないと食べられませんが、この噛む好意も体にいいのですね。人間は昔から根っこや小枝などを噛み、脳を刺激して思考力を維持し、心を落ち着かせてきたそうなので、チューイングガムにも意味があったのだと目から鱗でした。
歯にくっつくところが難と言えば難かもしれません。でも、お味は美味しいし、疲労回復、脳への刺激…といいことずくめて、出会って以来、食べ始めると止められないお菓子になっています。子どもたちより、わたしのほうがつい食べ過ぎてしまいます。