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人間が遺伝子情報として生成文法(universal grammar)をもつという考えと、統語論の関係について、どのように考えられてきたのか教えてください。

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統語論(syntax)は、主として語順(単語、節、文)にかかわるものであり、乳幼児が保護者たちの話を聞きながら自然と覚えることができる「パターン認識」に過ぎないのではないかという気がします。

つまり、あえて「論」とするに及ばない、「日本人はこういう語順で話をする」、「フランス人はこういう時には、こういった言い回しをする」といったようなものの集成かもしれないと。

それで正しいでしょうか。それで正しくない事例や考え方を教えてください。

シンタックスをめぐるさまざまな議論が、そもそも何を問題としているのかも、教えてください。

(昨日の質問を途中で終了させてしまいました、書き込みいただいたsibazyunさんありがとうございました。途中で終了させ失礼いたしました。)

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統語論を乗り越える必要性は ShinRai2009/01/23 03:01:43
統語論を、単純に語順といってしまうことが、統語論の7割、8割のことをカバーできるならば、それでよしとしたいと思うのは、統語論以上にもっと複雑である意味論、幼児の親和性成熟(半熟の脳の中枢神経で生まれて ...
歯科学を乗り越える必要性は sibazyun2009/01/25 08:36:46ポイント2pt
質問者の方が「それでよし」としようが、乗り越えようが別にかまいませんね。 「歯のこと」を研究していても、「人間」の全体像や複雑性を理解できないかもしれません。しかし、それをやる専門の歯科学とそれをや ...
あ、人間性を「解明する」でした sibazyun2009/01/25 08:38:20ポイント2pt
誤変換失礼しました。
人間性の解明と言語システムとその起源の解明は同じことかも ShinRai2009/01/27 11:42:38
sibazyunさん、ありがとうございます。 おかげでひとつ見えてきました。 歯とか、骨とか、特定臓器の問題として言語を捉えているかぎり、言語が見えてこないのではないでしょうか。 言語こそが、人間性そのものであ ...
統語論は何に役立つか sibazyun2009/01/21 22:38:52ポイント3pt
--1-は分かりませんのでパス。 --2-ですが、子供が自然と覚えるというなら、特に統語論でなくても、意味論(単語、文章の意味)でも、音韻論(発音)でも、語用論でも、いわば言語の全ての面があてはまると思います。 ...
外国語習得というレベルでの話ならばわかります ShinRai2009/01/21 23:09:32
外国語を早く簡単に覚える方法という文脈でなら、統語的な変換の公式を作ることが大切だというなら、意味はありますね。 機械翻訳にも役立っているわけですね。 なるほど ありがとうございました ところで、 ...
初期のChomskian として sibazyun2009/01/22 01:23:31ポイント2pt
わたしは初期のChomskian として、コンパイラなどの計算機言語学のゼミで変形生成文法をやったあとは専門的には追従していないので、心理言語学的な方面にはうといです。 ただ、Jackendoff についての印象は、「生成」を ...
チョムスキアン ShinRai2009/01/22 21:55:57
チョムスキーが生き延びたのは、コンピュータ言語の世界での有用性があったのでしょうか。 生身の人間にとって、チョムスキー理論はきわめて危険な思想であったのかなあとおもっています
CFG sibazyun2009/01/22 22:39:33ポイント1pt
-工学的には、ほとんど全てのプログラミング言語の基礎としてContext Free Grammar(文脈自由文法)があります。 --「チョムスキー」という人がどうとかいうよりも、その枠組みを使っている、という点では「アインシュタイ ...
チョムスキーの弟子が、生成文法や統語論は間違いだったという本を出している! ShinRai2009/01/21 12:22:37
偶然見つけ、まだ出版社の宣伝用のPDFを少し読んだだけですが、、、 「1990年代に、私は、自分が言語学者になったときの専門である統語論に帰ってきた.その過程で身につけた観点から見ると、文法の中で、統語論と ...
  • id:kuro-yo
    > 生成文法(universal grammar)

    「生成文法」と「universal grammar」(=「普遍文法」)とは同じ概念ではないですよね。

    私の理解では、生成文法というのは文法を「正しい文(文法的な文)を成す法則」という観点で捉える方法論だと認識しています:それは、従前の文法論が「意味のある文に共通する法則」という観点で捉えていた事に対抗するものです。

    さらに、チョムスキーのアイディアの注目すべき点は「文法的な文を成す規則があるのではなく、文法的でない文を禁止する規則がある」という発想にあると思います。そして、彼が様々な言語に於いて、その禁止の規則の多くが共通している事を見いだして「普遍文法」という考え方を提唱したのだと、私は理解しています(合ってますか?)。

    その可能性は、例えば外国に行って、単語をただなんとなく並べただけでも、なんとなく意味が通じるという事からも伺えます。また、本来文法的でないはずの「倒置文」が、正しく理解できる事からも伺えます。


    sibajzunさん、
    > (1)タロウはハナコをたたいた。(2)ハナコはタロウをたたいた。
    > この(1)(2)はニュアンスは違いますが、同じことを言っていますね。

    「(2)ハナコをタロウはたたいた。」の書き間違いですね?
  • id:sibazyun
    kuro-yoさん、ご指摘ありがとうございます。そうですね。

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