近所の海岸には千本松原があります。海岸から眺める松原と富士山(+とんびの)姿には幼い頃から息をのむ風景だと感じています。春は温かい風に海岸を走る自転車乗りの人、夏は青々とした空と太陽の光で輝く海、秋は松枯れ病を起こすマツノザイセンチュウ退治のため薬剤散布、冬は強風に必死に耐える常緑針葉樹・・・その年中常に緑で、ツラい環境であっても根や枝を適応させ変えていく姿に人びとは長寿をマツになぞらえたのだといいます。また、同じ静岡県でも浜松市では「根上がり松」というのがあり、珍しい風景を作っています。
実際、松の木は寿命が800年くらいまで持つ木ですし、長寿の木ならマツ脂があって水に濡らしても腐りません。よく石垣の跡が遺跡として見つかることがありますが、石垣の土台に松材が出てくることもしばしば。1993年当時、三枚橋城跡が見つかったときも松が使われていたかどうか、すぐに確認したほどです。いまでは沼津東急ホテルとなってしまい跡形もありませんが・・・。松は単純に近所で採れるから使われていたわけではないんだと知りました。
マツは古くから人びとと関わりがある木です。戦時中もマツの脂を燃料として利用したことはよく知られたことです。
その中でも私が松を使って長寿祈願できる工作と言ったら、松ぼっくりを利用したクリスマスリール。少し気持ちが早いですが、クリスマスリールを作りたいです。松ぼっくりが採れるのはもう少し後のことですが、作り方を一つ紹介いたします:
■材料編
①リース台を買う(なんとAmazonにありました!)
②接着剤と針金を買う(お子さんのいる家庭でしたらたこ糸がいいと思います)
③松ぼっくりを12個程度集める
■工作
①リース台にまつぼっくりを乗せます
②針金あるいは接着剤で松ぼっくりを留めます
③お好みでビーズだったり、手書きのメッセージを書きます
(私はクリスマスなのに、無病息災と書くことが多いですf^^;)
リース台があれば、クリスマスの松ぼっくりリースは簡単です。あまりゴチャゴチャさせてもなんとかうまくいったように見えてしまうのがクリスマスリールのいいところ。また、クリスマスツリーに下げる松ぼっくりも上の材料編③の松ぼっくりから活かしましょう。
松ぼっくりは東洋では古くから親しまれ、その季節を問わず、年月を経ても変わらない姿から節義あるもの、芯の通ったものとしてあがめられてきました。そのため、水墨画の松はそういう意味があるんです。特に、モンゴル族に支配された元代の山水画の松のモチーフは、節義だけは失わない人間としての誇りが隠れています。
その松のイメージもクリスマスでは隠れてしまいますが、礼の儀式に使われる材料として、そして縁起物として、松の生育・特徴に秘められたものだと知って、使うとまたイエの生活に彩りや新鮮な風景の一面を与えてくれると思いますよ。
そして、そんな千本松原の松も寿命が来てしまっています。このことは日本全国の松林に共通しているらしく、冒頭の松に寄生する線虫のウイルスが寿命を短くさせているというのです。松の変わらない姿だけでなく、風景そのものが変わらないためにも一人でも多くの人に知ってもらいたいです。
近所の海岸には千本松原があります。海岸から眺める松原と富士山(+とんびの)姿には幼い頃から息をのむ風景だと感じています。春は温かい風に海岸を走る自転車乗りの人、夏は青々とした空と太陽の光で輝く海、秋は松枯れ病を起こすマツノザイセンチュウ退治のため薬剤散布、冬は強風に必死に耐える常緑針葉樹・・・その年中常に緑で、ツラい環境であっても根や枝を適応させ変えていく姿に人びとは長寿をマツになぞらえたのだといいます。また、同じ静岡県でも浜松市では「根上がり松」というのがあり、珍しい風景を作っています。
実際、松の木は寿命が800年くらいまで持つ木ですし、長寿の木ならマツ脂があって水に濡らしても腐りません。よく石垣の跡が遺跡として見つかることがありますが、石垣の土台に松材が出てくることもしばしば。1993年当時、三枚橋城跡が見つかったときも松が使われていたかどうか、すぐに確認したほどです。いまでは沼津東急ホテルとなってしまい跡形もありませんが・・・。松は単純に近所で採れるから使われていたわけではないんだと知りました。
マツは古くから人びとと関わりがある木です。戦時中もマツの脂を燃料として利用したことはよく知られたことです。
その中でも私が松を使って長寿祈願できる工作と言ったら、松ぼっくりを利用したクリスマスリール。少し気持ちが早いですが、クリスマスリールを作りたいです。松ぼっくりが採れるのはもう少し後のことですが、作り方を一つ紹介いたします:
■材料編
①リース台を買う(なんとAmazonにありました!)
サンキライ リース台大小2個セット【お祝い・記念日・誕生日・フラワーギフト・バラ】
②接着剤と針金を買う(お子さんのいる家庭でしたらたこ糸がいいと思います)
③松ぼっくりを12個程度集める
■工作
①リース台にまつぼっくりを乗せます
②針金あるいは接着剤で松ぼっくりを留めます
③お好みでビーズだったり、手書きのメッセージを書きます
(私はクリスマスなのに、無病息災と書くことが多いですf^^;)
リース台があれば、クリスマスの松ぼっくりリースは簡単です。あまりゴチャゴチャさせてもなんとかうまくいったように見えてしまうのがクリスマスリールのいいところ。また、クリスマスツリーに下げる松ぼっくりも上の材料編③の松ぼっくりから活かしましょう。
松ぼっくりは東洋では古くから親しまれ、その季節を問わず、年月を経ても変わらない姿から節義あるもの、芯の通ったものとしてあがめられてきました。そのため、水墨画の松はそういう意味があるんです。特に、モンゴル族に支配された元代の山水画の松のモチーフは、節義だけは失わない人間としての誇りが隠れています。
その松のイメージもクリスマスでは隠れてしまいますが、礼の儀式に使われる材料として、そして縁起物として、松の生育・特徴に秘められたものだと知って、使うとまたイエの生活に彩りや新鮮な風景の一面を与えてくれると思いますよ。
そして、そんな千本松原の松も寿命が来てしまっています。このことは日本全国の松林に共通しているらしく、冒頭の松に寄生する線虫のウイルスが寿命を短くさせているというのです。松の変わらない姿だけでなく、風景そのものが変わらないためにも一人でも多くの人に知ってもらいたいです。