女の子のいるイエ限定の話になってしまいますが、そうでないご家庭の方もぜひ読んでください。
いつのころからでしょう。
小学生の女の子の姿から、だんだんスカートが少なくなっていったのは。
学校によって違うと思いますが、私が通っていた小学校では保護者に対して、女子はできるだけスカート以外が望ましい、なんて言っていたそうです。
子供を狙った犯罪の増加にともなって、自衛策の一つとして、そういう方針が出てきたんだろうと思います。
子供服の通販カタログなどを見ても、今はスカートに見えても実はスカートじゃない、っていうような服がずいぶん多くなりました。
スカートと半ズボンが一体になったようなパンツインスカートや、デニムやスパッツ、レギンスなどとスカートを組み合わせるダブルボトムのセット。
後者は最近の流行を取り入れた物だと思いますが、たしかにそういう服を着せて登校させていれば、保護者の方としてはなにかと安心だと思います。
でもうちの母は、保護者会でスカート以外が望ましいと言われた時、とても残念がっていました。
もちろん前から言われていたことでしたから、もう私の普段の通学服もとっくにその通りでしたが、母が残念がっていたのは、一言「でもお家の中ではスカートもいいですね、スカートでしか身に付かない振る舞いっていうのもありますから」みたいなことにも触れて欲しかったな、っていうことだったんです。
そこで母から提案がありました。
「ねぇ、お家の中ではスカートはこうよ、うんとかわいいやつ。お母さんもそうするからさ」
って。
さっそくお着替えです。
普段着としてもあまりスカートをはかなくなっていましたから、何をはこうかなと迷っていると、母が着替えを済ませてやって来ました。
その姿は、今思えばコスプレとしか思えないようなドレス姿!!w
「うわぁ、お母さん、突然なに?」
「ほら、あなたも似たようなのあったでしょう」
「あるけど…七五三じゃないんだから…」
「いいからほら」
おうちでスカート計画の初日ですから、この日は特別でした。
鏡の前で髪に大きなリボンまで付けてもらって、なんだかお姫様になったみたいです。
こうなってくると、なんとなく立ち振る舞いがおしとやかになってきます。
母が紅茶を入れてくれて、大きなお姫様と小さなお姫様のお茶会がはじまりました。
出てきたクッキーも、普段はバリバリ頬張ってしまう私ですが、この時ばかりはおしとやかに食べています。
それを見て母が言いました。
ほらね、着ている物一つで、ずいぶん色々変わるでしょうって。
うん、ほんとだ!こういうのも楽しいね!
さー、そろそろ夕ご飯の準備です。
「お買い物一緒に行こうか」
「このかっこうで?」
「まさか、いつもの服に着替えてらっしゃい」
「はーい」
こんなふうにしてはじまった、わが家の「おうちでスカート計画」。
もちろん翌日からはごく普通の普段着のスカートでしたが、こんな母のアイデアから、私は女性として身につけておくべき色々なことを学び、身につけてきたとと思います。
もちろん母は、うるさいことは何一つ言いませんでした。
行儀作法も何も、とりたてて仕込まれたおぼえはありません。
でも、女の子らしい装いを楽しむという一種の遊びの中で、色んなことが自然に身に付いてきたと思うんです。
仕草や振る舞いは、子供のころからの積み重ねです。
普段の暮らしの中で身に付いてきたものが、作り物ではない自分らしさとして表れていく。
そこが大切なんだと思うんです。
高校生までは制服のスカートの下にジャージで地べた座り、大人になってから慌てて形だけ身につけるでは、やはりそれは本物とは言えません。
子供は活動的なのが一番ですから、女の子も普段は男の子みたいなかっこうで、行動も男の子みたいで構わないと思います。
そういう、女の子という型にはまらない育ち方も、とても大切なことだと思います。
でも、一日のうちのちょっとくらいは、女の子らしさを楽しめる時間もほしいですよね。
最近の子供の人気アニメに「姫っぷりアップ」という言葉が出てきます。
女の子のいるご家庭の皆さん、ぜひお子さんの「姫っぷり」アップタイムを計画してみませんか?
もちろんお母様もご一緒に「姫っぷりアップ」を楽しみながら。
ここがとても大切だと思います。
母と娘の特別な時間。これはとても楽しい計画だと思います。
女の子のいるイエ限定の話になってしまいますが、そうでないご家庭の方もぜひ読んでください。
いつのころからでしょう。
小学生の女の子の姿から、だんだんスカートが少なくなっていったのは。
学校によって違うと思いますが、私が通っていた小学校では保護者に対して、女子はできるだけスカート以外が望ましい、なんて言っていたそうです。
子供を狙った犯罪の増加にともなって、自衛策の一つとして、そういう方針が出てきたんだろうと思います。
子供服の通販カタログなどを見ても、今はスカートに見えても実はスカートじゃない、っていうような服がずいぶん多くなりました。
スカートと半ズボンが一体になったようなパンツインスカートや、デニムやスパッツ、レギンスなどとスカートを組み合わせるダブルボトムのセット。
後者は最近の流行を取り入れた物だと思いますが、たしかにそういう服を着せて登校させていれば、保護者の方としてはなにかと安心だと思います。
でもうちの母は、保護者会でスカート以外が望ましいと言われた時、とても残念がっていました。
もちろん前から言われていたことでしたから、もう私の普段の通学服もとっくにその通りでしたが、母が残念がっていたのは、一言「でもお家の中ではスカートもいいですね、スカートでしか身に付かない振る舞いっていうのもありますから」みたいなことにも触れて欲しかったな、っていうことだったんです。
そこで母から提案がありました。
「ねぇ、お家の中ではスカートはこうよ、うんとかわいいやつ。お母さんもそうするからさ」
って。
さっそくお着替えです。
普段着としてもあまりスカートをはかなくなっていましたから、何をはこうかなと迷っていると、母が着替えを済ませてやって来ました。
その姿は、今思えばコスプレとしか思えないようなドレス姿!!w
「うわぁ、お母さん、突然なに?」
「ほら、あなたも似たようなのあったでしょう」
「あるけど…七五三じゃないんだから…」
「いいからほら」
おうちでスカート計画の初日ですから、この日は特別でした。
鏡の前で髪に大きなリボンまで付けてもらって、なんだかお姫様になったみたいです。
こうなってくると、なんとなく立ち振る舞いがおしとやかになってきます。
母が紅茶を入れてくれて、大きなお姫様と小さなお姫様のお茶会がはじまりました。
出てきたクッキーも、普段はバリバリ頬張ってしまう私ですが、この時ばかりはおしとやかに食べています。
それを見て母が言いました。
ほらね、着ている物一つで、ずいぶん色々変わるでしょうって。
うん、ほんとだ!こういうのも楽しいね!
さー、そろそろ夕ご飯の準備です。
「お買い物一緒に行こうか」
「このかっこうで?」
「まさか、いつもの服に着替えてらっしゃい」
「はーい」
こんなふうにしてはじまった、わが家の「おうちでスカート計画」。
もちろん翌日からはごく普通の普段着のスカートでしたが、こんな母のアイデアから、私は女性として身につけておくべき色々なことを学び、身につけてきたとと思います。
もちろん母は、うるさいことは何一つ言いませんでした。
行儀作法も何も、とりたてて仕込まれたおぼえはありません。
でも、女の子らしい装いを楽しむという一種の遊びの中で、色んなことが自然に身に付いてきたと思うんです。
仕草や振る舞いは、子供のころからの積み重ねです。
普段の暮らしの中で身に付いてきたものが、作り物ではない自分らしさとして表れていく。
そこが大切なんだと思うんです。
高校生までは制服のスカートの下にジャージで地べた座り、大人になってから慌てて形だけ身につけるでは、やはりそれは本物とは言えません。
子供は活動的なのが一番ですから、女の子も普段は男の子みたいなかっこうで、行動も男の子みたいで構わないと思います。
そういう、女の子という型にはまらない育ち方も、とても大切なことだと思います。
でも、一日のうちのちょっとくらいは、女の子らしさを楽しめる時間もほしいですよね。
最近の子供の人気アニメに「姫っぷりアップ」という言葉が出てきます。
女の子のいるご家庭の皆さん、ぜひお子さんの「姫っぷり」アップタイムを計画してみませんか?
もちろんお母様もご一緒に「姫っぷりアップ」を楽しみながら。
ここがとても大切だと思います。
母と娘の特別な時間。これはとても楽しい計画だと思います。