夏の爽やかさ、快適さというと、まず上手な風の利用という方向性が思い浮かびますが、その風を視覚的に感じられる方法があったらさらにすてきな部屋が作れるのではないかと考えて、ちょっと試してみました。
まず緑で風を感じられたらいいと思い、実験的に窓の外に観音竹の鉢植えを置いてみました。おぉ、風が吹くとさやさやと葉が揺れていい感じです。
ただこれは竹のような葉をしていますが、ヤシ科の植物で竹ではありません。屋外で強い直射日光に当たると葉焼けを起こすという話をどこかで読んだ気がしましたので、よしずで日陰を作ってみることにしました。これは窓全開にした時の目隠しにもなりますね。
風は…。よしずと窓が接近していると、やはりだいぶ遮られます。よしずは窓から離して立てかけられるよう、うまく工夫していくといいようです。その方が開放感も損なわれません。
続いて、軒先に風鈴を下げてみました。といっても最近は風鈴の音が騒音になって苦情が来るというご時世ですので、音を鳴らす玉は取り外して、代わりに下げる短冊を一回り大きな物にしてみました。短冊が風に揺れる風情だけを強調したサイレント風鈴というわけです。これもなかなかいい感じ。
こうした窓辺を、夜間、涼しそうな青色のLED照明でライトアップしてみたらどうかと考えています。LEDなら単色光で紫外線領域の光を発しませんから、虫が寄ってくることはほとんど無いはずです。
http://q.hatena.ne.jp/1273639851/262603/#i262603
■ 部屋の明かりの夏じたく・虫を呼びにくい照明に変える(+お部屋の紫外線対策)
id:YuzuPONさん
また、人間の視覚効果にはプルキニエ現象というものがあり、明るい場所では波長の短い色は黒ずんで感じますが、暗くなるほど波長の短い青系の色に敏感になり、鮮やかに感じる性質があるんです。つまり夜間、部屋の明かりを消してほんのりと窓の外のライトアップを楽しむには青い光が最適、ということです。
さらに青い光には人の心を和ませる効果があるといわれ、この効果を犯罪抑止につなげようと、防犯灯などとして利用する試みも各地で始まっています。窓辺の小さな光が町の防犯につながるとは思いませんが、でも、心和む窓辺が演出できそうです。
最後はモビールです。ここで言うモビールとは、風で揺れる軽い材質のオーナメントを、ヤジロベエ的なバランスで吊り下げたインテリアのことです。これは窓辺の観葉植物や風鈴と違って、閉め切った室内でも空気の動きを視覚で感じさせてくれる物となりますね。
モビールは赤ちゃんのベッドの上に飾ってその複雑かつ興味深い動きであやしたり、視覚刺激によって知能の発達を促すような目的でも使われますが、良くできたモビールの動きの面白さは大人が見ても飽きません。
実際、モビールのこの面白い動きは様々な造形芸術に、さらには音楽にまで影響を与えてきました。たとえば図形楽譜の発案者としても知られる作曲家モートン・フェルドマンは、モビールの不思議な動きを応用して音を出す面白い楽器を発案しています。
このモビールを、夏らしい部屋作りに応用していきましょう。市販のモビールの中からイメージにあった物を購入してもいいですが、私は自分で作ってみたくなりました。構想は次のような感じです。
オーナメントの素材には、薄手の透明な、色付きのプラスチック板を使います。これで、お魚やカモメなどの形を作ります。同じく薄い青のプラスチック板で大きさの異なる円を切り抜きます。そしてこれらを適当なハリガネなどで作ったアームに吊り下げ、ヤジロベエの下にさらにヤジロベエといった感じにうまくバランスを取って配置して出来上がりです。これで天井に、風に揺らめく海の登場です。
透明素材ですから、夜間はこれをスポット照明などでライトアップしても面白い効果が得られそうですね。もちろん真っ黒な光を通さない素材のクジラさんなどのオーナメントを加えてアクセントにするのも良さそうです。
※ヒント
http://q.hatena.ne.jp/1274855560/264111/#i264111
■ 色の光で影絵 id:Oreganoさん
以上、まだほとんど構想の段階ですが、風を視覚で感じる部屋作りということで考えてみました。皆さんのアイデアで様々に発展させて楽しんでいただけますと幸いです。
夏の爽やかさ、快適さというと、まず上手な風の利用という方向性が思い浮かびますが、その風を視覚的に感じられる方法があったらさらにすてきな部屋が作れるのではないかと考えて、ちょっと試してみました。
まず緑で風を感じられたらいいと思い、実験的に窓の外に観音竹の鉢植えを置いてみました。おぉ、風が吹くとさやさやと葉が揺れていい感じです。
ただこれは竹のような葉をしていますが、ヤシ科の植物で竹ではありません。屋外で強い直射日光に当たると葉焼けを起こすという話をどこかで読んだ気がしましたので、よしずで日陰を作ってみることにしました。これは窓全開にした時の目隠しにもなりますね。
風は…。よしずと窓が接近していると、やはりだいぶ遮られます。よしずは窓から離して立てかけられるよう、うまく工夫していくといいようです。その方が開放感も損なわれません。
続いて、軒先に風鈴を下げてみました。といっても最近は風鈴の音が騒音になって苦情が来るというご時世ですので、音を鳴らす玉は取り外して、代わりに下げる短冊を一回り大きな物にしてみました。短冊が風に揺れる風情だけを強調したサイレント風鈴というわけです。これもなかなかいい感じ。
こうした窓辺を、夜間、涼しそうな青色のLED照明でライトアップしてみたらどうかと考えています。LEDなら単色光で紫外線領域の光を発しませんから、虫が寄ってくることはほとんど無いはずです。
http://q.hatena.ne.jp/1273639851/262603/#i262603
■ 部屋の明かりの夏じたく・虫を呼びにくい照明に変える(+お部屋の紫外線対策)
id:YuzuPONさん
また、人間の視覚効果にはプルキニエ現象というものがあり、明るい場所では波長の短い色は黒ずんで感じますが、暗くなるほど波長の短い青系の色に敏感になり、鮮やかに感じる性質があるんです。つまり夜間、部屋の明かりを消してほんのりと窓の外のライトアップを楽しむには青い光が最適、ということです。
さらに青い光には人の心を和ませる効果があるといわれ、この効果を犯罪抑止につなげようと、防犯灯などとして利用する試みも各地で始まっています。窓辺の小さな光が町の防犯につながるとは思いませんが、でも、心和む窓辺が演出できそうです。
最後はモビールです。ここで言うモビールとは、風で揺れる軽い材質のオーナメントを、ヤジロベエ的なバランスで吊り下げたインテリアのことです。これは窓辺の観葉植物や風鈴と違って、閉め切った室内でも空気の動きを視覚で感じさせてくれる物となりますね。
モビールは赤ちゃんのベッドの上に飾ってその複雑かつ興味深い動きであやしたり、視覚刺激によって知能の発達を促すような目的でも使われますが、良くできたモビールの動きの面白さは大人が見ても飽きません。
実際、モビールのこの面白い動きは様々な造形芸術に、さらには音楽にまで影響を与えてきました。たとえば図形楽譜の発案者としても知られる作曲家モートン・フェルドマンは、モビールの不思議な動きを応用して音を出す面白い楽器を発案しています。
このモビールを、夏らしい部屋作りに応用していきましょう。市販のモビールの中からイメージにあった物を購入してもいいですが、私は自分で作ってみたくなりました。構想は次のような感じです。
オーナメントの素材には、薄手の透明な、色付きのプラスチック板を使います。これで、お魚やカモメなどの形を作ります。同じく薄い青のプラスチック板で大きさの異なる円を切り抜きます。そしてこれらを適当なハリガネなどで作ったアームに吊り下げ、ヤジロベエの下にさらにヤジロベエといった感じにうまくバランスを取って配置して出来上がりです。これで天井に、風に揺らめく海の登場です。
透明素材ですから、夜間はこれをスポット照明などでライトアップしても面白い効果が得られそうですね。もちろん真っ黒な光を通さない素材のクジラさんなどのオーナメントを加えてアクセントにするのも良さそうです。
※ヒント
http://q.hatena.ne.jp/1274855560/264111/#i264111
■ 色の光で影絵 id:Oreganoさん
以上、まだほとんど構想の段階ですが、風を視覚で感じる部屋作りということで考えてみました。皆さんのアイデアで様々に発展させて楽しんでいただけますと幸いです。