http://q.hatena.ne.jp/1263087958、http://q.hatena.ne.jp/1278498931)
美術展の他、歴史系、科学系の展示についての感想も歓迎です。また、講演、作品ツアーなど、その展示に関連したイベントへ参加なさった方がいたらそれについても教えていただけたらと思います。そして、その作品(あるいは展示)に対しての思いも聞かせていただるととてもうれしいです。
(※同じ回答があった場合はそのツリーにつないでいただけたらと思います)
(※※現在開催中の展示も歓迎です)
私も、去年の展覧会の中では、横浜美術館のドガ展が、一番印象に残っています。キュレーターの意図がはっきりとしたよい企画だったと思います。
特に、晩年、ほとんど視力を失ってから、手探りで制作したと思われる、塑像作品の数々(死後、アトリエから発見されたそうですが)には、胸を打たれました。
また、ドガの生涯のテーマとなった踊り子にも、<エトワール>を通して、ドガが、バレエの美しさの背後に、何を見ようとしていたかを、この展覧会は、かなり意図的に示唆していたと思います。
また、まるで、覗き見しているかのような構図の裸婦と、あり得ないポーズをとらせた裸婦の写真も興味深かった。たぶん、ドガの裸婦は、ピカソのキュビズムにインスピレーションを与えていると(これは、私が勝手に)思いました。現に、ピカソはドガのオマージュを描いていますしね。
この展覧会を見て、ドガの、目に見えるものを超えて、もっと見たいという、画家としての業の深さを感じました。それは、この展覧会を企画した学芸員さんたちの、意識の高さのおかげだと思います(拍手)。これからも、こういう展覧会が多くあって欲しいと思います。
12月31日まで横浜美術館で開催していたドガ展を、12月末に観にいきました。
会期終了間際ということでとても混雑していました(人気のある「エトワール」などの絵には近寄れないほどでした)が、展示自体はとてもよかったです。ドガの絵は、ふわーっとしている部分とキリッとしている部分のバランスが絶妙で、色使いも深みがあって美しいのでいつまでも観ていたくなる魅力があります。
作品点数も多く、ドガの魅力を充分に味わえる展覧会だったと思います。