例えばですけど、
おじいさんとおばあさんが出てくる必要はないです。
普通の高校生男子が暮らしていて、男の娘が押しかけてくるとか、実は従兄弟とか、
鬼と戦うんじゃなくて、生徒会の横暴と戦うとか、
なんかそんな感じ。
試しにあらすじ風に書いてみました。
ある所に萌え好きな若いカップルがおったそうな。
旦那はサラリーマンとして働き、妻は旦那の稼ぎでアニメイベントに通うのであった。
ある日、妻がアニメイベントの帰りに川原を通りかかると、川から人の太ももらしき物がプカプカと浮いているのを見つけました。
妻は溺れていると思い助けました。
太ももの正体はなんとも可愛らしい男の赤ちゃんでした。
妻はあまりの可愛さにお持ち帰りすることにしました。
妻は旦那に赤ん坊をお持ち帰りしたことを話し、旦那は警察に届け出をするように指示して親が見つかるまでの間、育てることを許しました。
育てる前にこの赤ん坊をなんて呼ぼうか夫婦は考えることにしました。
いろいろ悩んだ末に、部屋に飾ってあったピーチたんのフィギュアと赤ん坊のイメージがピッタリと合い、さらに餅のような肌から「ももち」と名づけました。
かくして、ももちはこの夫婦に育てられることになりました。
子供がいない彼らは、ももちを大切に育てたが、大切に育て過ぎたせいか、自分達の趣味が原因か、女の子っぽく育ちました。
やがてももちは2人の口癖である「もちっと(もう少し)」を覚えるようになりました。
親がみつからないまま、あっという間に時は流れ、ももちは小学6年生になりました。
ももちはあだ名でももちぃーと呼ばれるようになり少しづつ友達ができるようになりました。
その可愛さからはじめてみる人には女の子と間違えられるくらいでした。
そのできた友達とは・・・
まず、友達になったのは他の学校の男子でひと目見た瞬間、女の子と間違えてももちのファンになりました。
次に友達になったのは、可愛いもの好きな女の子。
その次に友達になったのはナルシストの男の子でした。
少しづつ仲間と打ち解け合い人気ができました。
だが、それを快く思わない生徒がいました。
彼は女の子に免疫がなく硬派。この学校で有名な「チィマー」というグループを作りしきっていました。
彼はなよなよした男が大嫌いでももちを目の敵にしていました。
ある日ももちは、硬派なりーダーに3対3の代表者戦を申し込まれました。
これにももちが勝てばももちの好きなようにしていいが負ければ、ももちは下僕扱いされるという条件でした。
果たしてももちはこの決闘を受けるのでしょうか?
受けたとしてももちに勝ち目はあるのでしょうか?
「店長、なにやら変な奴が」
「誰」
「よくわかりませんが、犬の散歩中ではないかと。」
「この時間に?犬?」
「ええ、ポ、ポメなんとかとかいう」
「フワフワした小さなの?ポメラニアンね」
「そいつで。それに、肩にしっぽの長い猿が。」
「顔が白くて鼻が黒い、全体グレーの?これくらいかしら」
「そんな感じです。」
「リスザルね。かわいいじゃない」
「どこかの薬局の”のぼり”も持ってまして」
「あら、なんて書いてあるの」
「日本一安い、本日特売日、とかなんとか」
「まあ。警察か病院かどちらかしら。」
「うちの黒服に、ハーブってのよりもっとキクのあるでしょ?って」
「そいつは、男なの」
「いえ、ハクい女(スケ)です。とりあえず、見た目は。」
「お前、言葉が古くさ… いい女なの?オレより?」
「はあ、タイプがちが… 若いです。ジョシコーセーに見えなくもない感じですね。」
「そんなのが、何しに来てるのかしら」
「どうも、脱法ハーヴ以外にも扱ってるの、知ってる感じで」
「なんで、そこだけ発音が… 脱法っていわないの。合法よ、合法」
「はあ」
「ま、顧客が増えるんなら、いいかもしれないけど。誰から紹介されたの?って聞いて」
「まあ、なんとか。」
「男かもよ?いまどきよくわからないから、ね。」
「はい。目の前にもいま」
「なんなの?」
「いえ、なんでもありま」
「とにかく、入れてみて。そこで見てるから。」
「わかりました。」
※ このあと、極悪非道の男の娘が、この店で大暴れして、売上やら、脱法ハーヴやそのほかの在庫と、店の客から巻き上げて保管している高級時計やアクセサリーなども持って行ってしまう。犬もサルも薬物で狂暴化しているし、ポケットからはナイフ付きの軍鶏が出てくるし。店長のベンツを盗ん で、お宝も積んで逃げちゃうという悪辣な輩。悪から更に巻き上げるとは、何たる非道。まさに外道と言えよう。