I just say XXX. --- XXXでドンピシャだね。
I just wanted to say XXX. --- XXXって言おうとしてたところさ。
I will say XXX --- XXXって言っておこうか。
米国にしばらく、英国に長らく住んだりしていますが、
口語の場合のこういう言い回しは、一見は、「只の…」とクールを装いつつも、
何か質問されて答える時に、ストレートにはっきりと答えたくなかったり、
少し責任逃れとかはぐらかず感じで、言い訳をしたり、
曖昧にしたい場合に使うことも多いんじゃないでしょうか。
日本語だと、「只、言っただけ」とかの「只」の部分とか、
「とりあえず」みたいなのが、このjustに近いニュアンスです。
この場合の、sayも言い訳に近い感じがします。
I just say XXX. →只(とりあえず)、XXXとは言えるよ。
I just wanted to say XXX. →只(とりあえず)XXXって言いたかったんだよね。
I will say XXX. → XXXって言うつもりだよ。
例えば、彼氏(BF)と彼女(GF)が口喧嘩しています。
彼氏君が他の女の子と街で仲良く一緒にお買い物している現場に、
彼女が偶然出くわしたらしいのです。:
GF: Who is she?
「彼女誰よ?」
BF: Well... I just say she is... a friend.
「えっと…只、知人(友人)とは言えるかな。」
GF: Is she just "a friend"? Or, are you cheating on me!?
「只の『お友達』なの? それとも、浮気してるんじゃないでしょうね!?」
BF: Well... I just wanted to say that she is "a friend"...
「その…とりあえず只、『お友達』って言いたかっただけなんだけどね…。」
GF: What kind of friend is she!? Another girlfriend?
「どういうお友達なのよ? 別のガールフレンドなの?」
BF: I will say... just a good friend... that's all.
「とりあえず、只の良いお友達…って言うつもりだよ。それだけだよ。」
↑こういう感じでしょうか。
※a friend / a friend of mineは知人に近い友人、
my friendだともっと親密な友達という雰囲気です。
一緒に仲良くお買い物していたのに、あわてて、
只の知人みたいな友人と言えるかなみたいにもごもごと言ってますが、
はっきり言えない辺り、なんだかちょっとあやしいです。
曖昧にされない場合は、ストレートにこう言い換えることができます。
GF: Who is she?
「彼女誰よ?」
BF: She is my sister.
「彼女は僕の妹だよ。」
本当の妹だと言い訳をする必要もありませんから、just...只の…とか、
とりあえず、○○って言えるかな、みたいな曖昧な言い訳はせず、
ストレートな表現になります。
そういえば、復縁メールで有名なフレーズに、
I just wanted to say hello.というのがありますね。
別れてしばらく冷却期間を置いたカップルが、
「只、挨拶したかっただけだよ。」とクールを装いつつ、
久しぶりに連絡して、秘かに復縁したい相手の様子を見る時に
使うというフレーズらしいです。
もちろん、「只のご挨拶だけですから(お気遣いなく)」という場合にも使えます。