先ず、このような取締役会を開催し、取締役会で承認を得た上で、認定書を作成することとなります。
競業認定書はこんな感じで良いのではないでしょうか。
論点は、①既存取引先を代取が事故の取引に移行することを認めるか。
→認めない場合は、議事録・認定書で明確にすべきです。
②代取の営業活動で企業の売上が減少し、従業員のリストラの必要が生じた場合、損失補填等をするのか。
→補填する場合は、議事録・認定書にその旨を記載する。
③代取が個人で営業活動をする場合、○○株式会社代取の肩書きと併せて、個人の名称を使用し、個人取引を認めるのか。
→認めない場合は、議事録・認定書にその旨を記載する。
【参考】
株式会社▲▲は、代表取締役●●●●が今後●●●の販売を行う事につき、この販売は当社の営業の部類に属する取引であり、商法264条に定める競合取引に該当するため、その承認を議事に諮ったところ、満場異議無くこれを承認可決した。
当社と同一の部類に属する取引の売上高○○○万円
取引数量○○個以内
取引期間平成○年○月○日から平成○年○月○日まで
但し、期間満了の日において、何れからも通知がない場合は、この認定の効力は1年間延長したものとし、以降も同様とする。
上記の認定を明確にするため、この競業認定書を作り、議長および出席取締役がこれに記名押印する。
平成●年●月●日
株式会社●●●●
議長代表取締役 ●●●●㊞
出席取締役 ●●●●㊞
出席取締役 ●●●●㊞
いつもいつも素晴らしいアドバイスをありがとうございます。心より感謝いたします。