JREはJAVAプログラムを実行する上で必要になるものです。
電子政府とは関係なしにJAVAプログラムを使いたい人はインストールしています。
今回の記事を見てもJREの問題ではないと思います。
記事を見る限り「省庁ごとにバージョンの違うJREで開発・動作検証を行ったので利用者のJREのバージョンによって動いたり動かなかったりする状態」だと思います。
Javaはバージョンアップが激しく、後方互換性に問題があることが多いため開発にはかなりの注意を要します。
ところが縦割りのお役所ではそういう「みんなで集まって互換性を確認する」ようなことは望むべくもなく、こういう事態を招いたのでしょう。
電子認証とJREは関係しています。おそらくJavaのセキュリティ機能を利用したプログラムですね。セキュリティに関する処理は標準的なものを使わないと危ない(正確には何か問題があったときになぜ標準じゃないものを使った!と怒られる(笑))ので、Javaにもともと入っているものを使ったのでしょう。
http://www.jpki.go.jp/client/index.html
実装上、申請における認証は、上記の「利用者クライアント」
を使用するべWebブラウザ上で、Javaアプレットを使用してます。
なぜJREかというと、
(1)Webブラウザ上
(2)OS非依存
(3)ブラウザ上で電子署名(住基カードによる)
を今実現しようとすると、Javaアプレットによる実装しか実質上
存在しないためです。Javaアプレットということは、JVMが必要
で、そのためにJREが必要です。
ブラウザは原理的には、SandBox(サンドボックス)です。クライアントマシンにはアクセスできません。
しかし、電子署名は、秘密鍵がクライアントマシン(NOT Webブラウザ)に存在するという前提が必要です。
この矛盾を安価に解決するため、JREを使用したのが問題になっています。
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