1.筋繊維は核が複数ある巨大な細胞(合胞体)だということなのですが、
それは腱から腱まで伸びているのでしょうか。それとも途中で切れていて、
他の筋繊維と接続しているのでしょうか。もし接続しているのなら、どのように
接続しているのかを教えてください。
2.原筋繊維についても、筋繊維の中で端から端までとぎれていないのでしょうか。
それともどこかで連結しているのでしょうか。
3.原筋繊維は筋繊維のなかに何本くらい入っているのでしょうか。
4.筋束は、筋繊維を束ねているだけなのでしょうか。それとも何か構造があるのでしょうか。
一つでも構いませんので、よろしくお願いします。
核が複数あるとのことなので、横紋筋(骨格筋)について説明します。
平滑筋や心筋は単核なので…
http://www.edu.ipa.go.jp/chiyo/HuBEd/HTML2/ja/3D/muscle.html
1. 細胞1個は腱から腱までつなげるほど大きくありません。せめて数ミリのはずです。複数の筋細胞(筋繊維)が互い違いに束なって筋肉を構成しています。
質問を読んだかぎりでは、筋細胞は円柱形のようにとれますが、実際は両端が細くなっています。そしてその細胞同士が結合しているわけです。
2. 図のように筋繊維は筋原繊維が複数のZ体によって縦に連なっています。Z体からZ体までの区間を筋節といいますが、筋細胞ひとつにつき約10,000個あります。
3. 本数はわかりません。個人によって大きく差があると思います。
4. 筋繊維鞘が筋繊維を包んでいます。ちなみに筋原繊維を包んでいるものは筋小胞体といいます。
核が複数あるとのことなので、横紋筋(骨格筋)について説明します。
平滑筋や心筋は単核なので…
http://www.edu.ipa.go.jp/chiyo/HuBEd/HTML2/ja/3D/muscle.html
1. 細胞1個は腱から腱までつなげるほど大きくありません。せめて数ミリのはずです。複数の筋細胞(筋繊維)が互い違いに束なって筋肉を構成しています。
質問を読んだかぎりでは、筋細胞は円柱形のようにとれますが、実際は両端が細くなっています。そしてその細胞同士が結合しているわけです。
2. 図のように筋繊維は筋原繊維が複数のZ体によって縦に連なっています。Z体からZ体までの区間を筋節といいますが、筋細胞ひとつにつき約10,000個あります。
3. 本数はわかりません。個人によって大きく差があると思います。
4. 筋繊維鞘が筋繊維を包んでいます。ちなみに筋原繊維を包んでいるものは筋小胞体といいます。
回答ありがとうございます。
もう少し詳しく教えていただきたいのですが、
>複数の筋細胞(筋繊維)が互い違いに束なって筋肉を構成しています。
ここの構造を詳しく知りたいのですが、説明しているサイトや本などはないでしょうか
>図のように筋繊維は筋原繊維が複数のZ体によって縦に連なっています。Z体からZ体までの区間を筋節といいますが、筋細胞ひとつにつき約10,000個あります。
筋節の連なりが細胞の端から端まで連続して一本になっているものが10000個ということでしょうか。
また、参考としてあげられているURLの画像を見ると、筋束に模様があるのですが、これは何を意味しているのでしょうか。
よろしくお願いします。
構造
紡錘形の骨格筋は、細長い骨格筋線維とその細胞間を埋めて束ねる結合組織からなる。骨格筋線維はそれぞれが一個の細胞で、多くの核を持っている多核細胞(合胞体)である。
筋線維が複数で1本の運動単位を形成している。 1つの運動単位に含まれる骨格筋線維は生理学的に性質の同じものであり、1本の運動神経の支配を受けている。
図解と動画で骨格筋の構造が分かるページです。
3D-HuBEd Demonstration: -Muscle-
本数については具体的な数は分かりませんでしたが、同じ部位の筋肉なら隆々とした筋肉もへなちょこの筋肉も筋繊維の本数は同じで、太さが違う、ということだそうです。
回答ありがとうございます。
太さの違いとは、一つの筋繊維のなかの筋原繊維の本数が違うということになると言うことでしょうか。
遅くなってすみません。
まず、前回の質問1の回答について訂正させてください。
筋細胞の長さですが、中には腱から腱まで繋いでいるくらい長いもの(20cmくらい)のものも存在するそうです。
私の思い込みでした。すみません。
筋繊維同士がどのように配置しているかは↓
http://club.pep.ne.jp/~mikami1/muscle.gif
の一番上の図を見ていただけるとイメージしやすいかと思います。
筋繊維は全て同じ長さなのではなく、異なる長さの筋繊維が束なっているということです。また、必ずしも腱から腱まで繋がっているものではないということです。
このことを「互い違い」と表現するのはちょっと無理があったかもしれません。判りにくかったですね。
筋節の連なりについてですが、ご指摘の通り、筋細胞1つには筋節が"直列"に連なっています。筋繊維の長さは(筋収縮運動を考えずに)この筋節の数によって増減します。
筋繊維の模様についてですが、これは横紋筋の特徴です。
横紋筋は骨格筋と心筋で見られます。
明るい色の部分を明帯、暗い色の部分を暗帯と呼びます。Z体は明帯の中央に位置しています。全ての筋原繊維でZ体の部分がそろっています。その結果として、明帯・暗帯の縞紋様が現れます。
この色の違いは筋原繊維を構成しているミオシンとアクチンという2つのタンパク質が存在することによるものです。
ミオシンの部分が暗帯、アクチンの部分が明帯となります。
明帯と暗帯の間に中間の色がありますが、これはミオシンとアクチンが重なり合っている部分です。
質問3の補足説明
やはり本数は部位、個体によってまちまちです。
ですが、同じ部位であれば個体間の差はそれほど大きくありません。これは遺伝あるいは発達過程による差と考えられるそうです。
太さの違いは筋繊維1本1本の太さ(つまり筋原繊維の本数)によるものです。
ありがとうございます。
詳しく解説していただいたおかげで、イメージがつかめてきました。
それにしても筋原繊維のZ体の位置がそろっているというのはすごい・・・
回答ありがとうございます。
もう少し詳しく教えていただきたいのですが、
>複数の筋細胞(筋繊維)が互い違いに束なって筋肉を構成しています。
ここの構造を詳しく知りたいのですが、説明しているサイトや本などはないでしょうか
>図のように筋繊維は筋原繊維が複数のZ体によって縦に連なっています。Z体からZ体までの区間を筋節といいますが、筋細胞ひとつにつき約10,000個あります。
筋節の連なりが細胞の端から端まで連続して一本になっているものが10000個ということでしょうか。
また、参考としてあげられているURLの画像を見ると、筋束に模様があるのですが、これは何を意味しているのでしょうか。
よろしくお願いします。