日本語の数助詞(「紙が一枚」の「枚」、「二棟のアパート」の「棟」など)で、「これはないと困る」というものはどんなのがありますか? 逆に、「これはなくてもいい」、「むしろないほうが望ましい」といったものは?
……というテーマで雑談しましょう。師走の気ぜわしいときにまったりと。委細コメント欄参照。
参考資料:
「ちょっと便利帳 ものの数え方・助数詞」
http://www.benricho.org/kazu/a.html
関連質問:
http://q.hatena.ne.jp/1197162694/
http://q.hatena.ne.jp/1197293595/
法律の条文とか、道とか。
条文だと第一条とかの響きがないと格好がつかないというか。
別の言い方なら「一番目の掟」とか「掟その1」とかですかねえ。
なんか、そのうち「第一掟」など、新たに数助詞化されてしまいかねない。
道の場合は、北3条…うーん代わりの言い方が思いつかない。
「道路交通法、14個目により」などでは、何かどこかが根本的にダメですね。
「道路交通法、掟その14により」では、国の法律というより団体の決まりごとみたいです。
それと、「掟」って確か常用漢字ではないんですよね。
そうするといちいちひらがなになって
「道路交通法、おきてその14により」で、読みづらいです。
道路の「条」は東京に住んでると、風雅だなあ、と感じます。
「条」は地名にはありますが(東京都北区十条)、それも通りの番号ではなさそうです。
もしくはその、なんていうか、威厳の高さっていうかすごさって言うか、なんていうか、ないとちょっとレベルが落ちちゃう感じのものでぜひともキープさせたいものかも。
「飛行機一個」、「ガンダム一個」(<消しゴムやお菓子のオマケなどならOK)もそうですが、
法律の「条」はまさにそのための特別なことばという感じがする言葉のひとつでは。
それを使わないことで、何か「重要なもの」が伝わらなくなる、というか。
例えば「157足の靴下」を仕入れる機会があったとして、
314枚の靴下(さらに単純に314個の靴下)と指示したら、
全部右足用が来たり…。
そもそも倍するのもめんどくさい。
こういう一揃えな単位はないと困りますね。
「157足の靴下」、「314枚の靴下」という、やけにリアルな数字に乾杯。
全部右足用というトホホな状況を、イメルダ夫人の靴コレクションで想像してさらに乾杯。
数助詞を合理化したければ「組」を使えばよろしくってよ、
と頭の中でイメルダ夫人が居丈高に笑っていますが、それでも乾杯。
回数を表すものは必要でしょう。こればかりは代用しにくいです。
あと、スポーツなどではターンやフェイズも表すこともあるので、色々不便かと思いますし。
仮に「個」で代用した場合、「付箋紙が五個」としたら「付箋紙のブロックが五」なのか、「ブロックからはがされた付箋紙が五」なのかがわかりづらい。
「一個、二個」の「個」がないと、物が数えられません。
個数が9までの場合の「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ」も同様です。
ただし、10になるといきなり「つ」が消えて「とお」になることについては、永遠の謎としたいです。
これはないと困ります。
人間は「ひとり、ふたり、さんにん」、
動物は「いっぴき、にひき、さんびき」。
Three Little Pigsは「三人の子豚」ではなく「三匹の子豚」。
これもいいのかな?
円、銭(<びみょうなところでしょうか、日常生活という観点からは)、ドル、ユーロ、ポンド、元、ウォン、ディナールなどは、なくなったら世界経済が麻痺しますね。
リラやペセタなども、本国ではユーロに吸収されてても、旧植民地などで使われているので、これも完全廃止はできないですね。
とりあえずモノをカウントする際に汎用的に使える
1週間経過して、汎用的なもの、基本的なものとして上がっているのは
あたりでしょうか。あと通貨の単位(「円」、「ユーロ」など)。
それと時刻の「○時○分○秒」、時間の「~時間、~分間」も必要ですよね。
だからどうだというわけではありませんが、
これら以外の助数詞を使わないで一日過ごしてみる、とかいうのを
@niftyのデイリーポータルさんあたりでやってくれないかなぁ。。。
「これはないと困るなあ」という助数詞はこのスレッドにぶら下げてください。