【謎解き・等号小説】

【謎解き・等号小説】
※すこーし手直し版

文中の〔？〕の中には、同じフレーズが入ります。
それを答えてください。

《ＳＦ・見えざる侵入者》

私たちが降り立った未知の惑星は、おびただしい数の異星人の死体であふれていた。
危険を直感した隊長の命令で、私たちは急いで惑星から脱出したのであるが、
私たちが惑星上で宇宙船から離れていた、そのほんの少しの間に、奴らは船内に侵入していたのだ！

隊長「まだ、奴らの正体と居場所がわからないのか。」
隊員「船内スキャナーの感度も目一杯上げましたが、皆目見当がつきません。」
隊長「一体、どこに隠れているんだ。」
隊員「報告！また一人やられました。」
隊長「これで７人目だ。むむ？これは妙だな…」
隊員「どうかなさいましたか？」
隊長「被害者は皆、〔？〕だったんじゃないか？」
隊員「はぁ…確かにそうですね。そういえば、そうしてからの方が被害が多いようです。」
隊長「乗組員全員に自室に籠るよう指示しろ。食堂と遊戯室の使用は禁止だ。」

隊長の勘は当たったようだ。見えざる敵との戦いはこうしてほどなく幕を閉じた。

《シャッフルドホラー・夜の街と男と女》

「一晩に〔？〕は、ちょっと無理なんじゃない？」
「大丈夫だよ。すぐ行かなきゃ。」
夜の街に、サイレンの音が鳴り響く。
「駄目よ。今、水汲んでくるから、ここで待ってて。」
「いいよ、そんなに酔ってないから。」
戻ってくると、彼はいなかった。
「あのばかっ。もう！」
彼女は、彼を追った。
「じゃぁ、家まで送るわよ。」

二人は家の前までやってきた。
「ねぇ、大丈夫？」
彼は、ポケットから鍵を取り出した。
「お布団しいてあげる。」
彼女は、そう言いながらドアを解錠した。

～～～
lionfan様、沢山ののっかり、ありがとうございます。
有効に活用いたします。

ちょっと回答が少なくて寂しいですので、オープンはもう少し回答を待ってからにします。

シャッフルド・ホラーが難しくてわからない…。

たぶん、シャッフルの方が解けなくても、等号は解けると思います。

もう、回答をオープンしたくてうずうずしているのですが、自動終了直前までがんばろうと思います。
９月１４日の正午すぎにオープンの予定です。

【回答編】

〔？〕には「複数のパーティー」が入ります。

〜〜〜

「ねぇ、大丈夫？」
「大丈夫だよ。すぐ行かなきゃ。」
「一晩に〔？＝複数のパーティー〕は、ちょっと無理なんじゃない？」

二人は家の前までやってきた。
「お布団しいてあげる。」
彼女は、そう言いながらドアを解錠した。
「いいよ、そんなに酔ってないから。」
「じゃぁ、家まで送るわよ。」
彼は、ポケットから鍵を取り出した。
「駄目よ。今、水汲んでくるから、ここで待ってて。」
戻ってくると、彼はいなかった。
「あのばかっ。もう！」

彼女は、彼を追った。
夜の街に、サイレンの音が鳴り響く。

〜〜〜

シャッフルの方は、あんまりホラーって感じじゃなかったですね…。
つか、分かりにくすぎ。
□

お一人のみ回答という事で、有無をいわさず、オープンポイント＋のっかりポイントを差し上げます。

反省点。

＞ＳＦ
「隊長」と「隊員」ではなく、「隊長」と「ロボ」のやりとりにすればよかった。
こちらの想定したシチュエーションは、見えざる敵は、実は幻覚で、惑星の大気に含まれている成分。味方を敵だと思い込み、攻撃してしまう（萩尾望都と星新一の、似たシチュエーションの作品をヒントにしました）。なので、警戒のために、隊員を常に複数のパーティーで行動させた事が、かえって被害を拡大してしまった。

＞シャッフル
彼が取り出した鍵は、実は車の鍵。だから素面の彼女は家まで送っていくつもりだったが、彼がだまって帰ってしまった。ほどなく交通事故をおこし、パトカーのサイレンが聞こえてくる、というシチュエーション。
もう少し工夫の余地があった。例えば「休んでから行きなさいよ。」という一文をいれれば、もう少し分かりやすかった。サイレンの音だけでなく、車の音、もしくは交通事故の音なども入れれば良かった。

ポイントどうもです。
しかし、一人だけでハズレってのも晒し者だナァ（笑）
まあ蛮勇に免じていただくということで。

シャッフル側は
＞一晩に二日
というシャレのつもりでした。

まぁ、そういうときもありますよ、って事で。＞一人だけ