●いわゆる「市場関係者」と称する方々の多くは「2010年6月頃には株価が戻る、上がる」と断定的な見解を伺うケースが少なくありません。2010/4/2に日経平均株価終値は約11,300円となり、昨年から比べれば確かに上昇しています。しかしその理由を尋ねると昔ながらの理論株価からの乖離や、過去実績からみて割安である、場合によっては「上がらないと大変なことになるでしょう?」という見解など、自分自身納得できる回答を得ていないというのが本音です。
●日本に来日する外国人の金融関係者は、日本の株価上昇に否定的な声も少なくありません。立派な企業が多いのは認めていただけるのですが、「活気や覇気が無い」「以前より街に年寄りが多い」「商談で日本人から"厳しい"、"ダメですね"」という声が多いと来日外国人は異口同音に仰っています。
●とくに「上がる」と信じている、確信されている、持論をお持ちである皆様に、何故そうお思いなのか、ご教示ください。
12000円を回復すると思います。
日本がダメだと思われれば、相対的に円安になり、日本のメーカ(自動車、電機、鉄鋼他)が潤います。
その結果、国内の消費が増えます。円安になれば、株価は割安になりますので、買いが入ります。
ですので、今後半年という期間であれば、短くて分からないと言うのが回答です。
現在、円安にふれていますので、そのまま100円を越えるようであれば、12000円台を回復すると
思います。逆に、近いうちに、90円をまた切ってくれば、現状維持か、最悪、1万円割れになると想定されます。