実際にメモリ不足になっているかどうか?は、
■ コンピュータのパフォーマンスを確認するには
http://support.microsoft.com/kb/883038/ja
[タスク マネージャ] - [パフォーマンス] - [コミット チャージ]
で確認することができます。
「コミット チャージ」が「物理メモリ」のサイズを超えている場合は、物理メモリが足りていないので、メモリ増設をお勧めします。
ただ、自分の経験則では、複数アプリケーション利用時に、不安定になるという症状は、デスクトップ・ヒープ(Desktop Heap)が足りなくなっている場合が多いです。
<デスクトップ・ヒープについて>
■ @IT:Windows TIPS -- Caution:原因不明のメモリ不足エラーに対処する方法(デスクトップ・アプリケーション・ヒープ不足エラーに対処する方法)
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/071desktopheap/deskto...
「デスクトップ ヒープ」というのは、OS が管理している特殊なメモリ(GUI 部品(ウィンドウ、メニュー、ボタン等)の情報を管理するメモリ)で、Windows XP (32 bit) だと 3 MB(3,072 KB)程度しかありません。
このメモリは、複数アプリケーションで共通で使用されるため、アプリケーションを同時に立ち上げすぎると、メモリが十分あるにもかかわらず「メモリ不足」となったり、動作が不安定になったりします。
<デスクトップ・ヒープの調査結果>
■ Windows の限界 / メモ帳が何個起動できるか?
http://q.hatena.ne.jp/1244362964
先ほど、試しに、Windows 2000 で、デスクトップ・ヒープ不足の状態にして「MSペイント」にドラッグ&ドロップをしてみたところ、画像が表示されないという事象が確認できました。
恐らく「Photoshop」も同様の事象ではないかと思います。
簡易的に「デスクトップ・ヒープ」の使用量を調べる方法としては、タスク マネージャで [表示] - [列の選択] - [USER オブジェクト] を選択し、表示することで、ある程度の推測が可能です。
<想定される USER オブジェクト数の限界>
(3,072 KB - 初期サイズ ) / USER オブジェクト1個あたりのサイズ = 利用可能な USER オブジェクト数の合計
(3,072 KB - 初期サイズ ) / (512 ~ 256 バイト ※) = 約 5,000 ~ 10,000 個
※ オブジェクトの種類(メニュー、ボタン等)により、サイズが異なるようです。値は自分の調査結果による推測値です。
例えば、1つのアプリケーションで「USER オブジェクト数」が 1,000 個を超えるようであれば、
それだけで、OS の1~2割程度の「デスクトップ・ヒープ」を消費していることになります。
合計が、5,000 ~ 10,000 個に達するようですと「デスクトップ・ヒープ」は不足状態となり、OS やアプリケーションが不安定な状態となります。
詳細に調べるのであれば、以下のツール(Desktop Heap Monitor)を用いることで可能ですが、
インストール等が少し面倒ので割愛します。興味がありましたら、試してみてください。
■ Download details: Desktop Heap Monitor Version 8.1
http://www.microsoft.com/DOWNLOADS/details.aspx?familyid=5CFC9B7...
■ 各種アプリケーションとパソコンの性能について / 回答
http://q.hatena.ne.jp/1243954790#a924484
きちんとチェックしてみます。