法律・はてな規約・社会常識といった観点からの回答を歓迎します。
個人的な意見になってしまいますが。
この手の質問に関しては、回答が及ぼす影響を考えると、やはり医療従事者のみが回答するのが望ましいと思います。(特に治療法については)
例えば、医療従事者でない人が答える場合は、医師の公開サイトへのリンクか、治療法などをまとめたサイトへのリンクといった、外部リンクがせいぜいかと思います。
こういったリンクであれば、回答者の意見ではなく、医師の意見の引用となるため良いかとも思えますが、実際のところは難しいかと思います。
というのは、医師がサイトに記載した意見がどうかという点ではなく、質問者の質問内容から回答者が症例を判断し、判断した症例を記載したサイトを紹介する、という流れになるためです。
つまりどうしても、症状に対する一次判断を質問者か回答者がしてしまう、という点が問題になるかと思います。症状に関しては質問者が一番良くわかっているとは思いますが、そこから導き出される症例が正しいかどうかは、医師でしか判断できないと考える為です。
私自身IT関係の仕事をしていますが、トラブル時には一次判断というのは非常に重要です。この判断の如何によって、復旧までの時間や復旧後の状態など、すべてが変わってしまいます。
よって、この一次判断がある以上、医療従事者以外が回答するのは難しいと考えます。
以上のように書きましたが、幾分過剰な気もします。実際に質問者さんが、このサイトの回答をどれほど利用するかは不明ですし、もし病気であれば医者に行かれると思いますし。
でも、最初に書いたとおり、こういった質問に対しての回答は、その影響を考えると、やはり医療従事者が行うのが良いと思います。
<法律>
医師法という意味でしょうか。「医者以外の人間が「診断・処方」を行ってはいけない。」
基本、ネットでは、診断・処方をその場で行うことは不可能とわかっててそれでも質問者が質問しているので、とりあえずは問題がないとおもいます。また従前の傾向として、深く個人的体調に立ち入った質問には「診断は医者以外できない」という回答が少なくとも1つはつくことが多いと思われます。
<はてな規約>
まず、公序良俗違反があるので、医療でもそれ以外でも嘘などの解答はいけません。
そして嘘にならないようにいろいろと気をつけている回答者の回答であれば通例、まず「症状があれば医者にみせてください」という断り書きがつくことが多いようです。(法律でも弁護士法に従って「弁護士に聴くほうがいい」という断り書きがつく回答もたまに見かけます)
一方、質問者が「医療従事者」と限定して問いかけた場合も、意外と回答がついています(薬剤師などに限定した質問があった)。このような質問に対し、明らかに条件に該当しない人間が解答するばあい、回答拒否(質問者以外でも可能)などのペナルティがあるとおもいます。つまり真実を追求する上ではてな規約は十分機能してきたように思われます。
<社会常識>
錯誤をおこさせるような解答がいつまでもネットに残る場合はこまります。たとえばコメントで「この情報は古い」とあるが、目立たないような場合。(生牛肉の可食性についての質問が想起されます)もし深く問題があれば非公開措置がとられるとおもいますが、これも質問者が判断すべき事項とおもわれます(古い情報を積極的に採用するのであれば、自己責任であるべきでは)。
総じて知識の取り扱いにはいろいろな形の錯誤という事故が起こり得ますが、正しく取り扱えるのは専門家だけであることは社会常識です。
その上で潜在的専門家や、経験者に知識を問うにあたり、はてなその他のネットで、知識の募集を行うこと自体には、医療知識だから(あるいは法律知識だから)といって特別に社会正義に反する事はないと考えられますがいかがでしょうか。
2011.9.24 00:43 言葉の過不足を訂正