THEME:「拾える自然物で暮らしを豊かに彩るアイデア」を教えて下さい
日々の暮らしとイエの中で、こんな時どうしてますか? “イエコト・ミシュラン” は、暮らしに楽しいサプライズアイデアを語らい、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナーです。ハウスキーピング、ハンドメイド、エコロジー、ヘルスライフ…毎回の質問に、あなたのアイデアをご投稿下さいね!
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※質問は12月22日(月)正午で終了させて頂きます。
幸いにも私の住んでいる岐阜は美濃焼の産地なので、粘土質の土がたくさんあるはず。
といってもこちらは多分私有地なので勝手に採ることはかなわないので、いろいろとその方面の方々に相談してということになりそうですが、これは是非ためしてみたい!
すごく丁寧に作り方が書いてあるので私にもできそうです。
そうだなぁ・・私なら、土鈴をつくってみたいです。いろいろな土鈴をみたこともありますが、あの音いいんですよね・・。
ただ焚き火の火力で大丈夫なのかと心配になりますが、いろいろ調べてみたらコンロでもできそうなので、そちらで試してみるのもアリですね♪
こんなかんじで、できちゃうんですね。
そういえば、昔は今みたいな道具もなにもなかったのですし
自然の力でいろんなものを作っていたはずですものね
できないわけがない!(笑)
陶芸には窯など特殊な設備が必要ですが、土器なら焚き火で焼けます。自分の手で採取した粘土を使って、オリジナルの土器を作ってみると楽しいですよ。私は器のほかにハニワを作りました。
粘土の採取は、土器に適した土の取れる場所を知ることから始めます。縄文・弥生時代に集落があった地域なら、その近辺の博物館や学校、社会教育施設などが土器作りの講座をやっている可能性がありますから、まずは教育委員会などに問い合わせてみます。
そういう情報が入手できなければ、足で歩いて粘土層が露出している場所を探してみましょう。関東の場合は関東ローム層が広がっていますので、「板橋粘土層」「川口粘土層」「常総粘土層」などといった粘土層があちこちにあり、実際に昔はそういった粘土が土器作りに使われていました。
首尾よく粘土が採取できたら、まず天日干しを行います。粘土のかたまりを日に干し、ほどよく風雨にも当てて風化させ、最終的にはカラカラに乾燥させます。
これを砕いて粉にし、細かめのフルイにかけて、小石や植物のカケラなどの混ざり物を取り除きます。
こうして精製した粘土の粉に混和剤(川砂・粘土より粒子の粗い土など)を混ぜます。適する混和剤の種類や混ぜる分量は粘土の質によって変わりますから、近くで土器講座などをやっていれば、そういう所から情報をもらうと手っ取り早いですね。
粘土の粉と混和剤の粉をよく混ぜたら、何回にも分けて徐々に水を加えながら練っていきます。水は足りなければ後から加えればいいので、少し固めくらいにとどめておきましょう。練って粘土が慣れてくると、最初は固いと思うくらいでちょうど良くなってくることが多いようです。練りの工程は、全体重をかけながらしっかりと行います。
練り終わったら、うどんの生地と同じで、寝かせておくと良い粘土になります。縄文時代にはビニールなんてありませんでしたが、ビニール袋に入れて口を縛って寝かせておくのが簡単です。うどん生地なら数時間ですが、粘土は最低一週間は寝かせましょう。そして、使用直前にまた練ります。練れば練るほど良い粘土になりますから、とにかくひたすら練りましょう。
こうして作った粘土で色々な器などを作り、乾燥させ、焚き火を用いて焼いていくと、立派な土器が完成します。こうした一連の作業の様子は「土器づくり」などで検索すると、詳しく解説してくれている色々なページを見つけることができると思います。
土器ですからお茶碗などは焼けませんが、植木鉢などは十分実用的なものが焼けると思います。自然から採取してきた土で土器作り、機会があったらぜひ試してみてください。