THEME:「火を楽しむ」「冬植物を愛でる」「節分・立春の日に」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつSEASONバージョン。四季の暮らしや衣食住のこと、新しいシーズンライフ…。毎回のテーマに沿って、毎日を元気にする暮らしのサプリをその思いや由来とともにメッセージ下さいね。
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※質問は2月2日(月)正午で終了させて頂きます。
TomCatさんの立春大福、美味しそうですね。素敵なレシピありがとうございます。男なんですが大福が好きなので、自分で作ってみようと思います。
豆は大地からの恵みもので大切な栄養素を私たちに与えてくれますよね。
それに、大豆と小豆を米でくるむって工夫がとても気に入りました。
本当の伝統は、季節を愛で、待ちこがれていた春を喜ぶ心の方にあります。
本当にその通りですよね。季節、芽生えを待ち遠しく春を待つのが冬の趣ある過ごし方なんでしょうね。
立春大福おいしそうです。
甘いものも小豆や黒豆も好きなので作って食べてみたいです。
七草大福、七草をみじん切りにしてお持ちに混ぜると子供も食べやすくて、栄養のたくさん入った大福ですね。
あんこの甘さとかでぱくぱく食べてくれそうです(笑)
作った立春大福をもって緑がたくさんのところにお散歩にいきたいです^^
立春大福おいしそうですね~!しかもレシピがあると、妹と作ってみたくなります。
時間があればつくってみたいな~。
豆大福とかいいですよね。あと七草はあんまりとくいじゃないのですが、大福なら…たべられるかも。
ここで節分になぜ豆を撒くようになったのかを考察しておきたいと思います。
枕草子に、方違えに行ったのにご馳走もしないとはなんということでしょう、みたいな記述がありますが、この時代は節分に恵方に宿を求め、そこに泊まる習慣がありました。後に簡略化されて、一つの家の中で部屋を変えて済ますようになりましたが、その移る部屋を清める意味で撒かれたのが炒り豆だったのです。
これが節分の豆の本来のいわれであり、後に清めの豆が追儺(鬼払い)の豆に変化するわけですが、清めと追儺は似て非なるもので、
人の欲望や怨念、背負い込んだ負のエネルギーなど“人に起因する汚れ”を含めて浄化しようとする、日本人本来の清浄を尊しとする考えから発しているのが清め
それら一切を他者のせいにして悪者を追い出して解決しようとする、中国伝来の習慣から発しているのが追儺
であると考えると、現代に伝えられている豆まきの儀式は、どこかで間違って今日に至っているんだなぁと思わざるを得ないものがあります。
そこで古事記に描かれた時代から五穀として尊ばれてきた大地の恵み、食としての豆の福をいただく立春大福の登場ですね。立春の大福にどのくらいの歴史があるのかはわかりませんが、その意義をたどると、途中で違う目的に変質してしまった行事より、ずっと日本の伝統を受け継いでいると言えるのではないかと思います。
私は子供のころからずっと、物を投げつけて鬼を追い出す行事に疑問を持ち続けてきました。対象を悪と決めつける考えも、物を投げつける暴力的なやり方も、普通に考えれば人としてやってはいけないことのはずです。なのに、儀式ならいいのかと。そういう儀式が元になっていじめや差別を悪いことだと思わない人が出てしまったらどうしてくれるんだと思っていました。その考えは今も変わっていません。
ですから豆まき以外の節分や立春の習慣をもっとたくさん発掘して、ここから広めて行けたらいいと思うのです。私も以前
「豆はまかずに四方に置く」
http://q.hatena.ne.jp/1170219143/69992/
を紹介させていただきましたし、ほかにも恵方巻きや、今年のいわしには新たにこの立春大福や節分蕎麦なども加わって、色々な習慣が出そろってきましたね。あとは節分や立春という日の本来の意味に立ち返って、それらの習慣を生かしていけるといいと思います。
イエはてながなければ、ここまで節分の意味や意義について深く考えることはなかったような気がします。
大陸から伝わる風習などは日本にいろいろとけこんでいますが、YuzuPonさんのおはなしを伺っていて、いろんな風習の由来や意義を調べてみたくなりました。
時代が経るにしたがって多様にかえられて、また古来の日本の風習とまざってつたえられていくものなのだなぁ・・と感じました。いい意味でも悪い意味でも。
そういう思いをかみしめながら自分としての節分をつくりあげていきたいなって思いました。
それにしても、このレシピはすばらしいものですね!これならば簡単に大福がつくれそうです。本当にわかりやすいレシピで福を招くことができるのではないでしょうか?
七草餅もおもしろいアイデアです!この餅はあっさりした感じにしあがりそうですね。
冬の七草で疲れた胃をしずめるには少しちがった感じになってきてしまうかもしれないですが、七草饅というのもおもしろいかもしれません。
見た目はおやきみたいな感覚です。七草にちょっと濃い目の味をつけてしまうのが難点ですが、これでも七草を味わえるかもしれません。
中身の七草餡!?をいれた中国風の饅頭でもいいかもしれません。ちょっと楽しみになってきました!
私は昨年立春の春巻きを書き込みしましたが、春巻きとともに楽しんでみようと思います。
立春大吉ならぬ立春大福のご紹介です。豆は大切な大地の恵み。本当に福を呼びたいなら、武器として投げつけるような使い方より、美味しく調理して感謝して食す方がずっといいですよね。古事記では、大豆と小豆の両方が「五穀」として登場します。その両方を古来から神前への供え物とされてきた餅でくるんで仕上げる立春大福は、福を呼び込むパワーに満ちたジャパニーズスイーツと言えるでしょう。
さて、作りましょう。簡単に作れるように、手間のかかる豆関係は市販品を利用、作業も出来るだけ簡単に済むようアレンジしてあります。
材料は、約10個分として、
まず、あんを10等分して丸めておきます。
包む生地の方は、白玉粉、砂糖、塩を耐熱ガラスボウルなどに入れて混ぜ、水を加えて掻き混ぜます。この時点での生地はだいぶゆるい感じです。
生地の加熱がOKになったら、黒豆を加えて、潰さないように混ぜておいてください。
さて、ちょっと大きめのバットを2つ用意します。両方ともに餅取り粉を多めにまぶしておいてください。手にも餅取り粉をまぶしておきます。一方のバットにドバッと生地をあけて、上からも餅取り粉をまぶし、熱いうちに10等分。黒豆の量がうまく均等になるように取り分けていってくださいね。小分けにした生地は軽く丸めて、もう一方のバットに入れていきましょう。こちらにも表面には十分餅取り粉をまぶしておきます。
あとは黒豆を潰さないように注意しながら生地を丸く広げてあんを包み、指でつまんで閉じて、形を整えれば出来上がりです。
大豆(黒豆)と小豆。大と小、陰と陽の産霊(むすび)。これを「おむすび」と起源を同じくする餅で包んで結び合わせる立春大福は、まさにおめでたパワーの凝縮と言えるでしょう。簡単に作れますので、一番最初の春の日にふさわしい吉祥スイーツとして、皆さんのイエでもぜひどうぞ。
【バリエーション 春を呼ぶ七草餅】
旧暦の1月7日はほぼ節分や立春と近くなります。そこで、草餅ならぬ七草餅もやってみましょう。お餅の生地の作り方は、立春大福と同じでOKです。別途、七草は熱湯で茹でて冷水にさらし、ギュッと絞ってまな板の上で超みじん切り。フードプロセッサーにかけてもいいでしょう。細かくなったら水気を取っておきます。あるいはフリーズドライ七草の場合は乾燥したまま適宜砕き、布巾に包んでぬるま湯で水気を与えて寝かせておきます。
餅生地の方は、加熱が完了したら七草を加えて混ぜ、固く絞った濡れ布巾にあけて、布巾にくるんでよく揉みながら七草を行き渡らせていきます。この時手には水をつけておきます。万が一布巾に生地がベトついて手に負えないようでしたら加熱不足ですから、再度1分ほどチンしてみてください。ただし加熱しすぎると生地が固くなります。
生地がいい感じにまとまったら、適当に取り分けて、そのまま食べても良し、あんをくるんで七草大福にしても良し、好きなように食べてくださいね。
節分や立春は、本来は季節の変わり目、年の変わり目を祝う行事でした。今では豆まきの鬼やらいがメインになってしまっていますが、それは後年付け加えられたもの。本来の節分の意義とは別の所からきた習慣です。考えてみてください。専門の陰陽師などがそれこそ命がけで挑んでいた悪霊退治が、素人に出来るわけ無いんです。少なくとも本当にそういう存在が信じられていた時代には、素人の手の出せる領域ではありませんでした。節分の豆まきが一般庶民に広がったのは、そんな霊的な存在を誰も信じなくなった時代以降のお話です。本当の伝統は、季節を愛で、待ちこがれていた春を喜ぶ心の方にあります。皆さんもどうかそういう節分・立春の本来の意義を大切に、春と、自然と触れ合うような「心の節日」を迎えてみてください。お天気が良かったら、立春大福を持ってちょっと野山にお散歩、なんていうのもいいですよね。一足早い春を探して、木の芽春立つ日と呼ばれた立春を感じてみてください。