フチなし設定なのに、なぜか 92.6% に縮小されてしまいます。
原寸どおり 100% で印刷できないのは、どんな原理なのでしょうか?
画像=Tombo-seal
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Tombo-seal.jpg
版下作成用トンボ(Wikipedia)
(1)フチ無し印刷できるプリンタであれば
「フチ無し」「等倍」に設定して印刷すれば縮小されません。
(2)A3ノビ用紙に対応できるプリンタであれば、
「等倍」に設定して印刷すれば縮小されません。
※印刷業関連ではフチ無し印刷というものではなく、
A3ノビなどと呼ばれる一回り大き目の用紙と、
トンボと呼ばれる目印を併用してフチ無しを実現しています。
(印刷機の構造問題や歴史的背景などの話になりますので、理由は割愛します。)
(3)フチあり印刷しかできないプリンタであれば、
画像処理ソフトで余白(プリンタによって値は変わります)だけ周囲を削ってから
「等倍」に設定して印刷すれば縮小されません。
プリンタやスキャナは中心基準ではなく、1つの角を基準にサイズを決めるため、
事前に周囲を削らずに等倍で印刷してしまうと、偏った切り方をされてしまいます。
※説明上「等倍(元の大きさと等しい)」という表現をしましたが、
実際の設定方法は「用紙に合わせて縮小」のチェックを外してから、
縦100%横100%に設定するなど(プリンタによる)になります。
また、ソフトだけ設定を変えても、プリンタ側で「用紙に合わせて」などに、
なっている場合もありますので、ソフト/プリンタの両方の設定を確認する必要があります。
(確認方法は、ソフトやプリンタによります。)
(1)フチ無し印刷できるプリンタであれば
「フチ無し」「等倍」に設定して印刷すれば縮小されません。
(2)A3ノビ用紙に対応できるプリンタであれば、
「等倍」に設定して印刷すれば縮小されません。
※印刷業関連ではフチ無し印刷というものではなく、
A3ノビなどと呼ばれる一回り大き目の用紙と、
トンボと呼ばれる目印を併用してフチ無しを実現しています。
(印刷機の構造問題や歴史的背景などの話になりますので、理由は割愛します。)
(3)フチあり印刷しかできないプリンタであれば、
画像処理ソフトで余白(プリンタによって値は変わります)だけ周囲を削ってから
「等倍」に設定して印刷すれば縮小されません。
プリンタやスキャナは中心基準ではなく、1つの角を基準にサイズを決めるため、
事前に周囲を削らずに等倍で印刷してしまうと、偏った切り方をされてしまいます。
※説明上「等倍(元の大きさと等しい)」という表現をしましたが、
実際の設定方法は「用紙に合わせて縮小」のチェックを外してから、
縦100%横100%に設定するなど(プリンタによる)になります。
また、ソフトだけ設定を変えても、プリンタ側で「用紙に合わせて」などに、
なっている場合もありますので、ソフト/プリンタの両方の設定を確認する必要があります。
(確認方法は、ソフトやプリンタによります。)
基本的にkn1967さんの回答どおりだと思われます。
おそらく、プリンタの設定において、「用紙サイズに合わせて印刷」オプションが選択されているのではないかと思われます。
印刷範囲は用紙より小さめになるのが通常なので、A3サイズいっぱいいっぱいの元データをその印刷可能範囲内に収めようとして、92.6%という数字が出てくるのだと思います(私のA4複合機は縁なし印刷できない機種ですが、用紙サイズに合わせて印刷を選ぶと大体同じような数値が出てきます)。
これに対して、「原寸大で印刷(100%、縮小しない)」オプションを設定すれば、原寸大で印刷されると思われます。ただし、縁なし印刷というのは実はかなり無理があるものなので、ぴったり印刷できるかどうかは保証の限りではありません。
トンボシールを提示されているのでご存じだとは思いますが、一般の印刷物での「縁なし」すなわち裁ち切り印刷においては、少し大きめに印刷範囲を設定しておき、トンボのラインで裁断します。これによって紙の端まで印刷される状態を実現しています(裁断時に少しずれても大丈夫なように配置します)。ですから、DTPなどでトンボや印刷情報などを含めて印刷したい場合などは「A3ノビ」用紙を使用します。このA3ノビで印刷して、トンボラインでカットすれば、結果的にA3サイズいっぱいの原寸大印刷が実現できます。
市販されているプリンターでの縁なし印刷機能は、実際には紙より大きめにはみ出して印刷する機能のことです。
ですから、最も簡単に実現するには、プリンターの印刷可能範囲のサイズで最初からスキャンし、それを原寸大で印刷するのがよいということになりそうです。
一般の印刷物は、特に文字文献の場合、裁ち切りまでの印刷ということは少ないと思われます(写真集は別)。
もし、文字部分が必要ということであれば、周囲の印刷の白い部分は無視してよいでしょう(この空白こそが、裁断時のズレを見込んだ余白でもあります)
また、OCRで文字データ化することが目的であれば、なおさら等倍にこだわることはないでしょう。私は「読み取り革命ver11」を使用していますが、読み込んだ画像を右半分と左半分でそれぞれ角度調整する機能などがついており、ペイントやフォトショップその他の画像処理ソフトを使う必要がありません。
デジタルデータとして書籍を保存している例としては、国会図書館近代デジタルライブラリーなどが参考になると思います。
スキャナでスキャンするときは A3 のフチいっぱいまでスキャンできますが、
特に設定をしなければ、殆どのプリンタが (インクジェット、レーザー問わず) 5mm ~ 6mm ほどの
マージンを必要とします。
このマージンがあるために、スキャンした部分を全て印刷しようとすると縮小
せざるを得ないことになります。
複合機であれば、変倍せずに印刷すれば縮小は回避できるかと思います。
より的確なアドバイスを欲しいのであれば、機種名などを表示させるのも手かと思います。
わたしの現状と経験則 ~ id:kn1967 as id:kn1967a ? ~
この種の質問では、しばしば「OSやバージョンの詳細」を求められ
ますが、それによって適切な回答が寄せられる可能性は希少です。
たぶん、まったく同じ機種のユーザーに限定されるからでしょう。
機種に固有の問題は、メーカーや有償サポートを利用できます。
ただし、他社の機能・比較については、言及されないのです。
はてなでは、自由な発想・発言がヒントになれば十分だと思います。
そこで id:koji88 さんの回答(1)は、簡潔で核心を衝いています。
id:kn1967 さんの回答(2)は、印刷・製紙・写真の“業界慣習”が
混合して継承されている実態を、あらまし総括されています。
あとは、わたしの目的(資料管理)を再確認し、あらためてメーカー
や有償サポートに相談するつもりです。したがって今回の質問・回答も、
のちの閲覧者にとって、ながく参考になるよう願っています。
── わたしは約50年間の紙資料を、約15万枚も整理しています。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20080817 神々の友情 ~ God & Tad ~
── 書斎は、2台のパソコン、数種の周辺機器、数十本のケーブル、
数百のファイル、数千冊の書籍、数万枚の写真、十数万枚の紙資料など
の現実と、かくあるべしという脳内風景とのギャップが混在している。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20080823 読込革命 ~ 終の本棚 ~