もし、もんじゅに投じたお金を研究開発に全額投じてたら
新しいエネルギー技術ができたのかなぁと思いますが
お金かけたからと言って、ポンっとできるわけではないですかね?
「たられば」の話になります
宝くじを買っていたら、当たっていたかもしれない
宝くじを沢山買えば、当たる可能性が高まるかもしれない
研究していたら、新技術が生まれたかもしれない
沢山の人と沢山の設備で研究すれば、可能性が高まるかもしれない
2番じゃダメなんですか?の話は有名だと思いますが、
科学分野は先行有利なので、可能性というものが少しでも高まるのであれば、巨額投資已む無しとなります
(偶発的な発見や発明もあるかもしれませんが、それに頼るわけにはいきませんよね)
下記は統計局ホームページの資料ページです
目を見張るのはドル安にもかかわらず、増大の一途を辿るアメリカです
研究開発費をどんどん増やしているのは他を突き放すために他なりません
日本は今のところ金額ベースでは二位ですが、他国はものすごい比率であげてきてます
(日本13兆→19兆で1.46倍、アメリカ23兆→44兆で1.9倍、ドイツ6兆→10兆で1.66倍)
各国の動きからも2番じゃダメなのは明らかで、ここでもまた巨額投資已む無しとなりますね
http://www.stat.go.jp/data/kagaku/pamphlet/s-01.htm
図2 主要国における研究費の推移
19兆円という金額は、個人の財布からすれば理解すら出来ない話ですが、
流れとしては個人的感覚を国単位に集めたといったところなのでしょうね
一人当たりにすれば1万4千円…
年間1万4千円で収入の安定(もしかしらた増収?)に寄与できるとすれば、
それはありがたいことかもしれません
質問文にもありますように原子力工学での技術革新は、半世紀以上たつのに停滞しています。とくに抜本的な核廃棄リサイクル技術は、どの国にもないようです。フランスのアレバも例外でないようです。この企業が世界では一番進んでいる企業の代表であるにもかかわらずです。それは手前味噌ですが自分のブログでも触れてます。
かつての成長作業だった造船、鉄鋼業、繊維業と製造業での新規技術は停滞して別な業種が花形産業になってゆきました。国内では家電産業が衰退の兆候を示してます。
なので、特定の分野に限定すると技術の新機軸(イノベーション)は、いくら開発費を投じても減衰してゆくようです。黒岩俊郎は『現代技術史論』で「技術のライフサイクル」と表現しています。また、wikiの『収穫逓減』では、
表面上は完全に経済的概念だが、収穫逓減はテクノロジ的関係も暗示している。
とありますように、投入費にたいして次第に効率向上が減少してゆく一般傾向を指摘しています。
パソコンでの事例がこちらにあります。
http://blog.goo.ne.jp/manutd04/e/9a14252c2902b0dfa98063ff1f7a41b6
情報通信では、ムーアの法則というのがありますが、これなどは例外かもしれません。でも、限界が指摘されています。2014年に終わるとする予測もあります。
金額で言うと、日本は上位なのですね。
グラフで見ると、アメリカすごい…。