THEME:「冬至の日に」「クリスマス・テーブル」「我が家の年越し・お正月」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつSEASONバージョン。四季の暮らしや衣食住のこと、新しいシーズンライフ…。毎回のテーマに沿って、毎日を元気にする暮らしのサプリをその思いや由来とともにメッセージ下さいね。
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
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「Welcome to イエはてな」
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テーマ詳細とサプリ例
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※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は12月24日(水)正午で終了させて頂きます。
これは肉料理の代わりになりますね。とてもおいしそうです。それに
クリスマスくらい、全ての生き物にとって、喜びの日であって欲しい
というご意見にも強く同意します。なにしろ世界最初のクリスマスは厩の飼い葉桶からはじまったわけですから、クリスマスは家畜として人に飼われている動物に思いを向ける日でもあると言えますよね。クリスマスは菜食であるべきだとまでは言いませんが、その日一日くらいは肉食を避けようかという気持ちの人がいると思うと、なぜか心が温かくなってくるのを感じます。
卵を使ったり、畜肉エキスを含む市販のドミグラスソースを使ったりしてベジタリアン料理としては不完全ですが、誰の暮らしにも対応するサプリになるためには、このくらいのシバリのゆるさが大切ですね。
私も豆ローフ、どんなふうになるのか、分量はこの数分の一でまず実験的に作ってみたいと思います。うまくいったら、今年は鶏に見られても嘆かれないクリスマスを家族に呼びかけてみますね。最近のわが家は猫のおかげで動物に対する考え方がとても進歩しました。きっと賛同が得られると思います。
アッシジの聖フランチェスコは鳥たちのことを姉妹と呼び、とりわけクリスマスには、この愛すべき姉妹達に麦粒を振る舞ってほしいとおっしゃいました。そんな話を聞いてしまうと、クリスマスには、ちょっと鶏、食べにくいですよね。
いえ、出されればもちろん感謝していただきますが、できればクリスマスくらい、全ての生き物にとって、喜びの日であって欲しいと思うんです。だから、私はベジタリアンではありませんが、クリスマスくらいは過度の肉食は避けようかなあ、なんて思っています。
そんな気持ちの人にオススメできる洋風精進料理(笑)、ミートローフならぬお豆のローフはいかがでしょう。こんなのを中心にオードブルを作ると十分豪華で、牛に見られも鶏に見られても嘆かれないで済むクリスマスの食卓が整います。では作り方です。
↓こんなのが一缶あればOKです(400g前後)。
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これは自分で煮てください。大豆は煮上がると3倍くらいに膨らむので、乾燥大豆は目的量の1/3程度を使います。今回は潰して使いますので、かなり乱暴に煮て大丈夫。ザッと洗って5時間水に漬け、沸騰したたっぷりのお湯に入れ、一煮立ちしたらお湯をこぼし(渋切り)、再度沸騰したたっぷりのお湯で15分煮て、あとはポットに入れて約一晩。こんなもんでオッケーです。
さて、作り始める前に、なぜわざわざ缶詰の豆を使うのかをお話ししておきますね。それは豆類に含まれるフィトヘマグルチニン(レクチンの一種)と呼ばれる毒性成分の関係なんです。最もこれが多く含まれるのがレッドキドニー。というわけで、一応、それなりの対策がなされているはずの缶詰を使うのが安心かなと考えてみました。
前述の大豆の煮方の浸水5時間、たっぷりの熱湯で煮る、一度お湯をこぼして渋切りする、再度熱湯で15分、といった手順も、全てこの毒性成分対策です。この成分の活性を失わせるためには、熱湯で10分以上煮沸するのが有効です。こうした注意点をしっかり守っていけば、レッドキドニーも自分で茹でてOKですよ。
さてさて、作りましょう。まず、お豆は水を切ってザルに上げておきます。
人参、タマネギはみじん切り。ニンニクは潰して細かくみじん切り。フライパンにオリーブオイル(分量外)を引いて、焦がさないように注意しながら、じっくり炒めます。
よく炒まったらボウルに移して、豆、卵、酒、デミグラスソース缶、ウスターソース、醤油を加えて、マッシャーで潰します。この時の潰し加減で舌触りが決まります。潰し加減はお好みですが、雰囲気としては挽肉くらいという感じを思い描いてみてください。
ここでパン粉を加えます。徐々に加えて練りながら、ハンバーグの生地くらいの硬さにしてください。水っぽい素材が多いので、ここで示している分量だと、3~4カップ分くらいは平気で使ってしまうと思います。これはかなり大量ですね。パン粉の一部をオートミールにすると、さらに風味豊かです。
これを型に入れて焼いていきます。適当なパウンドケーキ型にベーキングペーパーを敷き、空気を入れないようにギュッと詰め込み、テーブルの上で型の底をコンコンやって空気を抜き、予熱した170度のオーブンで約1時間焼き上げてください。途中で上にアルミホイルを被せて焦げるのを防止します。
焼き上がったら型から外し、粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしてください。あとはミートローフと同じように、適当にスライスして食べてくださいね。スライスしたのをフライパンでカリッと焼いても美味しいですよ。
ところで、ここに書かれた分量を信じて作ると、型の大きさにもよりますが、パウンドケーキ型2~3本分は楽勝で出来てしまうと思います。なぜこんな大量の分量を示したのか。それは豆の缶詰の1缶分に合わせたから・・・・ではなく、クリスマスの料理は「分かち合う」ことが原則だからです。クリスマスには、日頃お世話になっている人、いつも仲良くしてくれる人、来年は仲良くしたい人、生活に困窮している人などに祝いの食べ物を振る舞い、共に感謝の祈りを捧げるのが良いとされています。日本には昔から「お裾分け」の文化がありましたよね。そういう暖かな人と人とのつながりを、クリスマスから始めていく。「わが家だけ」のクリスマスではなく、今年出会った人みんなと一緒に祝う気持ちのクリスマスにしていく。そんなふうになったらいいなあと思い、お裾分け分も含めた分量で示してみました。
それでは皆さん、良いクリスマスを!!