「平仮名の作文、『八つ』を『はちつ』=国語力低下、教師9割が実感-岩波書店調査」という12月8日の報道記事で、「数え方を知らずに、何でも『個』とする児童がいたという」とあるのを読んで、「自分も含め、大人が何でも『個』にしていることもあるかも」とふと思ったので、質問してみることにしました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071208-00000048-jij-soci
別の枝に投稿したのですが、ウィキペディアの「寿司」の項、「握り寿司の数え方」によると(太字強調は引用者による):
現在では、握り寿司1つを「1かん」と数え、「貫」の文字を当てることが多い。寿司を「かん」と数えた例は比較的最近からであり、古い文献に「かん」という特別な助数詞で数えた例はみあたらない。いずれも1つ2つ、または1個2個である。……
とのことです。
おかしい、絶対間違ってる。(ぉも間違ってるがそれ以上に、、)
個というのはもっと小さくて沢山、数があるような物を数える時に付けるもんだと思います。
飛行機が1個とはいわんでしょ?
寿司も個とか種類とか、、、
せめて、一握り、二握りぐらいにしてほしい(勝手に創作しちゃってるが、、、)
TVでそういう勝手な解釈を垂れ流しているから余計おかしくなってるんでしょ?
ひどいなぁ、、、
寿司は貫と決まっているのだから、誤解するほうが悪いのであって、それで押し通せばいいんですよ。
なぜ、間違っている大衆に迎合する?
>一応そういうことになっているんですよ
誰が決めた?
どうせ、くだらない事にしか予算を使えないNHKだろ?
> 飛行機が1個とはいわんでしょ?
あはは、確かに!(何てわかりやすい例でしょう!)
プラモデルでも「一個」とは言いませんよね。チョコレート細工の飛行機なら言うかも。
> どうせ、くだらない事にしか予算を使えないNHKだろ?
NHKはどうでしょうね。このエッセイは読売新聞なので、日テレ/読売テレビではないかと思います。
> 寿司は貫と決まっているのだから、誤解するほうが悪いのであって、それで押し通せばいいんですよ。
私もそう思います。でもテレビで飲食店が出てくると、いろいろとややこしいのかもしれません。
例えば、「この寿司屋では旬の○○が一貫200円です」と紹介する番組があった場合、
「一貫は二個」だと思い込んでいる(そしてテレビの画面は見ていない)人がお店に行って、
「一貫と言っていたのに一個しかないじゃないか!」などとトラブルになる、など。
(想像です。)
こういうのについては、このエッセイを書いた方の結論も「うーん、どうなんでしょう」ですが、
子供に限らず人々が「聞いたことのない『正しい』日本語」を増やす方向は望ましいものではないと私も思います。
「はっきりとわかりはしなくても、聞いたことのあることば」って、すごく大切だと思いますし。
いずれにせよ「箪笥が一個」が聞けるのではないかと期待しつつ、
箪笥のテレビ通販のCMが見られる日を待ちたいと思います。
本当に「一個なら11,000円、二個なら20,000円!」とか言っているのを聞いたら、はてなダイアリにでも書きます。
回転寿司屋で注文する時、ひとつ、ふたつと注文しますね。
「中トロ1つとエンガワ2つ」みたいな感じで。
回りを見ても1貫、2貫で注文している人はあまり見ないです。
回ってないお寿司だと違うんでしょうけどね。
何故、注文した時に寿司が二つ出てくるかというと、すしは一口で直ぐ無くなってしまう、忙しい!其れで江戸の寿司職人は時間を稼ぐために、一度に二つ握ったそうです。本来、一貫は二つの意味でしょうが、この世界ではもう通用しない死後なんでしょう。
寿=回転と言う時代、悲しいですが。但し、握り寿司は昔から高尚な食べ物ではなくむしろ、下賎な食べ物とも聞いております。どうでも、いいですかね?
諸説あるようですが、寿司の「一貫」という数え方は、決して古いものではなさそうですね。ウィキペディアn「寿司」の項、「握り寿司の数え方」から(太字強調は引用者による):
現在では、握り寿司1つを「1かん」と数え、「貫」の文字を当てることが多い。寿司を「かん」と数えた例は比較的最近からであり、古い文献に「かん」という特別な助数詞で数えた例はみあたらない。いずれも1つ2つ、または1個2個である。江戸時代末期の『守貞謾稿』では1つ2つと数えている。明治43年(1910年)与兵衛鮓主人・小泉清三郎著『家庭鮓のつけかた』、昭和5年(1930年)の永瀬牙之輔著『すし通』でも1つ2つ。昭和35年(1960年)宮尾しげを著『すし物語』でもやはり1つ2つである。ただし、寿司職人の間で戦前の寿司一人前分、握り寿司5つと三つ切りの海苔巻き2つを太鼓のバチ(チャンチキ)に例えて、「5かんのチャンチキ」と呼んだとわずかに伝えられている。もともと一般性がなく、忘れられかけていた「かん」という助数詞が、昭和の終わり頃から情報番組などでメディアに登場して注目され、「かん」という音の響きが握り寿司にフィットしたこともあってか、現在定着するに至ったようである。……
この記述自体が推測が多いのですが(「~したこともあってか」など)、寿司について「一個、二個」が「間違い」であるというのは誤り、ということは言い切ってよさそうですね。けっこう意外です。
> 「中トロ1つとエンガワ2つ」みたいな感じで。
確かに、これは非常に耳になじんでいる感じがします。
「○つ」はたいがいの場合に使えるように思います。
そういえば、以前、id:Nigitamaさんのご質問でこういうのがあったのでした。
http://q.hatena.ne.jp/1187829127
「○○を成功させる10つの方法」みたいなものがありますが、この「10つ」ってなんて読むんでしょうか?
そもそもこれは正しいのでしょうか?
私はこれを、頭の中で「まるまるをせいこうさせる『てんつ』のほうほう」(『てんつ』=ten+つ)と読んでいて、我ながら苦笑したのですが。
私もこの質問を見て思い出しました。
そもそも助数詞なるものはなぜ生まれたのでしょう?
絶対に必要かときかれればそうではないですよね。
100年後の日本語には助数詞がないかも・・・
その節は、「ブラウザで見る、桁数の少ない半角数字は、英語読みする」という
自分の変な習性に気付かせていただき、ありがとうございました。
あれは、どうにも忘れようがありません。(^^;)
> 100年後の日本語には助数詞がないかも・・・
「一目置く」などの慣用表現になっているものだけ残って、
あとは古語になっていたりして……。
あ、あと「(かつおの)一本釣り」とかも残りそうな気がしますが。
まだいいですね。1個じゃなくひとつの方がまだましと思います。
でも、回転寿司は一皿でしょ?
TVの字幕もしょっちゅう間違ってるし、でたらめ杉。w
さきほどもう1つのツリーで思い出したのですが、
「ちょっと便利帳 ものの数え方」というページを見てみたら:
http://www.benricho.org/kazu/sa.html#su
すし【鮨】 一貫(かん)、一個、一皿、一人前、一折、一重
にぎりずし【にぎり鮨】 一貫(かん)、一握(にぎり)、一人前、一桶
となっていました。握りについては「○個」は使わないという雰囲気ですよね。
でも、とすれば「すし」にある「○個」は何? 巻寿司やおいなりさん?
だんだんわからなくなってきました。(^^;)
最近、自分で「いなり寿司が二個と、マグロの握りが二個……」というようなことを言っていて、あとから「あれ? 変だ」と思ったのですが、今調べてみたらこんな記事がありました。
http://www.yomiuri.co.jp/donna/do_060721.htm
# ま、この記事は「寿司が一個、二個……」の例ではないのですが。